見出し画像

自分の価値に迷ったら

「こんなんじゃ世の中に出せないの!」
「全然描けてないのこれは!」

OLをしながら趣味でイラストを描いている妻が僕に投げかける言葉。
僕は妻の描くイラストを見て「え?めっちゃ上手いんだけど。なんでダメなの?」と言うとこんな言葉が返ってくる。

「じゃ、まぁOLもしているしそのまま趣味で描いてたらいいんじゃない?」
「でも私もフリーになりたいの!」

それならまずは世の中に出してみないことにはわからない。
自分で自分の価値を高めて、憧れのイラストレーターの人に追いつこうと努力することはいい事だと思う。
けど納得するまで世に出せないというのは少し違っている気がして、現時点での自分の価値を知るために世間に出してみるということはした方がいいと思う。

「自分の価値は自分一人で決めるものじゃなくて、世の中に一人でもそれを必要としてくれる人がいればそれは価値あるものだと思うよ。」

自分の価値は周りの人が決めてくれて、あまり反応がなければもっと頑張って、奇跡的にいい反応が返ってきても(一瞬喜んで)そこに満足せず価値を高めることに没頭する。

「今、人気のあるイラストレーターの人もそれを繰り返してきたんじゃないかな。最初から上手な人なんていないだろうし。」

世間での自分の評価がわからないうちは、とりあえず出してみる。
”絶対自分で納得のいくものになるまで世には出せない”というのは、場合によってはすごく危うい。

「それっていつなの?その人気のイラストレーターさんみたいに描けるようになるまで?そうなったとしても、その頃その人はもっと上手くなってるよ?」

もし基準も物差しなく、ただ世に出せないと言っているだけなら、それは間違いなく何年経っても出さないと思う。絶対に。
なんでそんなに言い切れるのか?
フリーで6年ほどやってきた僕もいまだにそういう思いに囚われるから。

おまけ

以前に妻がイラストを描いて僕がデザインをしたフライヤーの作品集です。
このときも妻はワーワー!言いながら描いてくれてましたが、僕は自信を持って出しましたし、結果すごく評判も良かったです。
でも妻はいまだに出せない病に囚われていますが。その葛藤の日々もクリエイターの道の一部なのかなと思っています。

画像1

画像2

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?