見出し画像

プロサッカー選手を目指していた僕がなぜかITベンチャーに!人生が変わった就活エピソード

「なんでプロ諦めたの?」「なんでキュービックにしたの?」という質問よくもらうので学生時代にwantedlyで記事書いてもらった内容を元に書いていきます。

一つの誤解

「サラリーマンって夢が叶わなかった時の妥協の道でしょ?」

大学3年までの僕はこんな考えを持っていました。僕の中でサラリーマンというと、毎朝満員電車に乗って通勤し、したくもない残業をして疲弊する毎日を送っている人たち…。

こんな人生楽しくないし、絶対サラリーマンになんてなりたくないと思っていました。

そんな僕がなぜ「働くこと」に惹かれ、ITベンチャーに入ったのか…をお話しします。

「人生=サッカー」しか考えられなかった20年間

兄の影響で、物心つく前からサッカーボールを蹴っていました。毎日毎日ボールを蹴っていたおかげで進学は勉強受験をせずにすべてサッカーで進学。プロになる道しか考えていませんでした。

大学では体育会サッカー部に入部し「よし、プロになってやる」と意気込んでいましたが、理不尽な理由で1年間練習をさせてもらえず、水汲みとボール拾いだけをすることに。自分の生きる道だと思っていたサッカーを取り上げられ、汗をかきながら必死にボールを追うチームメイトを目の前にしてボールを拾うことしかできない自分…

画像1

「何でサッカーやっているんだっけ」
「自分からサッカーを取ったら何が残るんだろう」

とひたすら自問自答し続けていました。

大学2年目にしてやっと練習ができるようになりましたが、スタッフから「TOPチームに上げることはない」と宣告され、「あきらめずに這い上がってやろう」と自分に言い聞かせながらも、モヤモヤした毎日を過ごすようになりました。

「環境を一人では変えていくのって本当に難しい」

大学では、何も変えることができない自分の無力さを痛感し、「環境」というものがいかに大事であるかということに気づかされました。

「仕事とはつらさに耐えること」は誤解だった。

大学3年の夏まで僕は「仕事とはつらさに耐えること」だと思っていたのですが、その価値観が大きく変わった出来事がありました。

それはOB訪問です。OB訪問で出会った社会人は、目を輝かせながら楽しそうに仕事の話をしてくれたのです。

僕は衝撃を受け、もっと色々な人と会いたいと思い、3ヶ月で60人以上の人と会いました。
会う中で「一緒に働こうよ!」と誘ってもらったり、その一方で「君の存在価値あるの?」と心えぐられるようなことを言われたりもしましたが、共通してどの社会人も「働くことは楽しいことだよ」と教えてくれました。

そして僕の中で、仕事はつらさに耐えることではなく「サッカーのように本気で打ち込めるもの」であると考えるようになり、当時の僕には、暗闇の中に光が差したような感覚で、次第に「早く働いてみたい」と思うようになりました。

何をやるかではなく「誰とやるか」を大事にした就活

就活とは働く環境を選ぶものだと思っていた僕は、事業(何をやるか)×組織(誰とやるか)のどちらを重視すればいいかを考えました。

ずっとサッカーに打ち込んできたので、「何かこれがやりたい!」なんてものはなく、何をやるかという観点で就活することは危険だと考え、何をやっている会社かは一切見ませんでした。(今の会社も入る直前まで何をやっている会社かわかりませんでしたw)

ただ、「誰と働くか」を見分けることはとても難しいです。なぜならどんな人が上司にあたるかはわからないからです。機会提供も評価も全て上司にあたる人の能力次第なところはあります。

それもあり、採用担当の人がいくら素敵でも一緒に働くわけではないし、会社のメンバーの9割がいい人でも上司が違うと、、、という怖さがあったので、いいなと思う会社があれば人事や社長以外の現場メンバーにひたすら合わせてもらいました。

結果、スタートアップのようなメンバーの少ない会社ばかり選考していました。

キュービックとの出会い

キュービックとの出会いはとある就活イベント。担当人事と話が盛り上がり後日就活相談をしてもらう事に。

ただ、当時のキュービックの従業員は200名程度。もちろん全員と会うことはできないし、正直会社として大きすぎると思っていました。

短期インターンを2週間させてもらったのですが、就活の時に考えていた「どの上司か」というのも重要ではあるものの、どういう文化の環境で働くくかがもっと重要だなと感じました。なぜなら人は入れ替わっていくものの、文化は根付いているので人がいなくなっても極端に変わらないからです。

キュービックは組織、事業全てにおいて「一貫性」を大事にしていて、その大事にしている文化が自分も大事にしたいと思っていたものと一致したので「環境に求める最低限のライン」は超えていたと感じこの会社に意思決定しました。

最後に

もしサッカー部に入部せず大学生活を送っていたら、夢を諦めたという後ろめたさを引きずったまま、なんとなく人生を過ごしていたと思います。きっとキュービックという会社とも出会わなかったでしょう。

自分にはサッカーしかないと思っていましたが、ビジネスの面白さに気づくことができて本当に良かったと思います。

これからはプロサッカー選手ではなく、プロのビジネスマンを目指していこうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?