こっゆ〜い赤ワインが飲みたい
ここひと月ほど、赤ワイン巡りをしている。
ヴェネツィアで飲んだ赤ワインの味をふとしたことで思い出し、似た味がないかとお店を探しはじめた。
店員さんと話しながら「濃厚」「タンニン」「フルーティ」などのキーワードが僕が探し求めるワインに近いということに気づいた。
先日、「ジョージア、ワインが生まれたところ」という映画を観た。
ジョージアって聞くとアメリカの州を思い浮かべるひとが大半だと思うけれど、実は東ヨーロッパの国である。グルジアって言った方が通じるかも。
ジョージアは世界最古のワイン醸造の歴史を持つ国として知られている。なんと紀元前6000年前から作っているのだとか。
「究極の自然派」と呼ばれるクヴェヴリ製法、ジョージア固有のブドウを素焼きの壺に入れて土の中で発酵・熟成させる、が現代まで受け継がれている。
"Our blood is wine(私たちの血はワイン)" という言葉が作中で出てくるほど。そこにまつわる胸がしめつけられるエピソードもあるのだけれど、続きは劇場で!
予告編を観たときから気になっていたのは音楽。
(Composer: Gabriel Dib)
ジョージアでは「スプラ(Supra)」と呼ばれる宴会でワインを楽しむ。
そこでは(おそらく皆がよく知る)Table Songを多声合唱で歌うらしく、さながらアイルランドのパブで唐突に始まるシャンノース・シンギング(Sean Nos Singing)。知人友人とテーブルを囲み、食事をする様はフィンランドのサウナとも似ていると感じた。
(作中のTable Songsがマジで好きでサントラがあったら買いたい)
映画ではそういったジョージアの文化・歴史をソ連との関わりや昨今のジョージア・ワインの復興などが描かれている。ドキュメンタリーとしてすごく好き。
映画が上映されていたアップリンク吉祥寺でジョージア・ワインを飲んだ。スパークリングのような炭酸と、口の中に広がる濃厚な味。はじめてだったし、好きな味だとまでは思わなかったけれど、あの映画にあるようなスプラで、音楽の中で、もう一度飲んでみたいと思った。
その他に飲んだワインたち。
チャンキー(イタリア)、アリアニコ(イタリア)と中野アッカで飲んだアマローネ(だった気がする)が好き。
おすすめの赤ワイン、全国各地のおすすめのお店、募集中です。
赤ワイン、飲みに行きましょう。
(実は白ワイン好きで赤ワインは飲みはじめたばかりです)
Grazie per leggere. Ci vediamo. 読んでくれてありがとう。また会おう!