まちづくり市民会議の発言録(その1)

【まちづくり市民会議での松本発言録】

せっかくいわき市の総合計画に物申せる市民公募枠に選んで頂いたので、こんなこと言ってきました、というのも公開しておきます。前のつづきです。

以下、1分半の持ち時間で話した内容です。5分貰えたら、もっと分かりやすく伝えられたんですけどねー笑

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松本と申します。10年前にUターンしてきました。

まず、提言の前に前提の話ですが、いわきは製造業だけでなく、商業サービス業の割合も高いまちです。なので今後人口が減ると成り立たない事業が出て来るので、各事業者は生産性を上げるしかない。つまり、個別には付加価値をつけ高単価にしたりすることですが、全体としては、少ない人口でも、より稼ぎやすいまちになることが大事になってきます。

そのために、行政にこそ可能なこととして、私が提言したいのは、大きくは2点です。

1つ目は、積極的に公共空間を活用したまちづくりを進めることです。

今後の公共施設の扱いについては、公共施設等総合管理計画というものがありますが、実は削減の話がメインになっていて、積極的な活用のための計画はありません。

道路や公園、図書館、公民館、河川、港湾、など、民間が活用したいと思う公共施設や空間はたくさんありますが、それぞれに規制があり、それを守ることが優先されているので、民間が話をしても、担当者は(制度的には本当はできるのに)できませんと言って終わってしまう状況です。

ですので、まちの再生や活性化のために公共空間を活用するには、上位計画での位置付けが必要です。

特に、いわき駅前は、まちの顔ですが、車のための空間だらけで郊外と何も変わらず全く魅力がありません。なので人が訪れずいつも寂れています。

姫路などは、駅前の交通ロータリーを整理して、歩行者空間や広場に変えています。道路の歩行者空間化によって、沿道の商業が再生し、地価が上がるという結果は世界中で実証され始めていますので、ぜひいわきでも進めて頂きたいです。

2つ目は、公共空間活用の方法の話です。公民連携といいますが、民間に活用ししてもらい民間が稼ぐことで整備費や維持管理費を捻出していく方法です。

これによって人口減税収減の時代にも公共空間を減らすだけでなく、より豊かにし、市民サービスを向上させることは可能です。

いわきのまちづくりのために、お伝えした2点、公共空間の積極的活用と公民連携の手法を、せひ政策として位置付けてほしいです。よろしくお願いします。

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