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ラガヴーリン蒸留所ツアー2024

これから訪問しようとしている方の助力になればと思い、私の2024年ラガヴーリン蒸留所ツアーについて書きます。

参加したのは、"lagavulin distillery exclusive experience"。
参加費用は£105/人で14:00開始の2時間。

ツアー参加者は、このテイスティンググラスを使用して試飲します。
ツアー終了後はギフトとして持ち帰る。
この時点でテイスティンググラスは6脚目。
だいぶ辛い。

蒸留所内の工程見学と、マッキーラウンジ内にて蒸留所厳選の4種+シングルカスク1種+ニューメイク1種の計6種が試飲できます。

加えて試飲出来るシングルカスク1種を200mlハンドフィルして持ち帰れるという、高額に応じた素晴らしいツアーです。

ラガヴーリンで超有名なウェアハウスマンのイアン・マッカーサー氏によるテイスティングツアーがあれば最高だったのですが、昨年に引退してしまっていたようなので残念でした。
恥ずかしながらラガヴーリンを訪問して、初めてこの事を知りました。

ちなみに私たちは午前中にラフロイグのツアーに参加し、そのまま午後に今回のラガヴーリンのツアーに参加。
ラフロイグの濃厚ツアーで一緒になったドイツ人とスウェーデンの5人組も同じツアー計画をしており、ラガヴーリン蒸留所のビジターセンターで再会。

ラフロイグの濃厚ツアーに参加したのであれば、ラガヴーリンのこのツアーに参加する可能性は確かに高い。

ビジターセンター内で待機。
ラガヴーリンらしい重厚で落ち着いた部屋。

この時はまさか翌日のボウモアツアーすらも、同じ計画だったとは思いもしませんでした。
(アードベッグのツアーは別々でしたが、アードベッグで偶然会いました。)
いつからアイラ島の計画をしていたのかと彼らに聞かれたので、3ヵ月前と答えるととても驚いていました。

彼らは1年前から計画していたようで、去年も来ていたようです、羨ましい。
そりゃお酒の仕事に携わっていない一般人が5人で行動するなら、仕事の調整も必要なので、1年前から計画しておかないと難しいよね。

私たち2人はグラスゴーでの現地集合にしていたので、割とスムーズに進みました。
結果的には2週間でスケジューリングと予算化が完了。
すぐにフライト/宿泊先/蒸留所ツアーの全てを個別で予約しました。

閑話休題。

ツアー開始です。
そこまで複雑な説明はなく、全体的に淡々と進みました。

黒いピート水。
キルンのピート
キルン内。
ラフロイグと構造が全く違う。
モルトミル。
見た目は新しそうだが。
1963年から使用している年代物。
メンテナンスをしっかりしている。
グリストのホッパー。
マッシュタン。
マッシュタン内。
ウォッシュバック。
ウォッシュバック内。
ここは少しだけ発酵していた。
初留器2基と再留器2基。
スピリッツセーフは撮影禁止でした。
待ちに待った6種テイスティング。
全員顔が緩む。
一番左が無色透明で大興奮!
ニューメイクじゃないか!笑
この方のスコティッシュenglishはかなり聞き取りづらかったので、2割くらいしか理解できませんでした。(ヒアリング能力の低い私が悪い)

ボトルの表ラベルが見えないように1本ずつガイドが紹介し、最後に紹介するシングルカスクのみ何年熟成かをツアー参加者に質問。
濃厚な味わいで熟成感が16年に近かったので16年のカスクストレングスと答えると…
大外れ。
1st fillのバーボン樽8年でした。
こんな重厚な味わいで8年は詐欺なので、全員外していました。笑
これをハンドフィルして持って帰れると聞いて、すごく嬉しかったです。
豪華な試飲6種。
2022ジャズフェス14年。
2023アイラフェス14年。
2024アイラフェス10年。
26年。
ニューメイク。
シングルカスク8年。
フェスボトルはかっこいいですね。
ジャズフェス14年がこんなにも美味しかったとは。
アイラフェスの10年と14年も美味しいですよ。
ニューメイクの時点で重厚。
モルティーではありますが、甘みは抑えられており、樽依存の長熟向けニューメイクだなと感じました。
最高に美味しいですよ。
今年の£2,500のアイラフェスボトルの樽。
1mlで良いので飲みたい!笑
200mlをハンドフィル中。
この8年の香りと味わいとても重厚で良いです。
ハンドフィル用に記帳。
200mlハンドフィルボトルとバイセン25年ボトル。
記念に一緒に撮影。
200mlハンドフィルボトルは、このカッコいい巾着袋(言い方合ってる?)に入れます。
記念のピンバッジ。
ピンバッジが販売していなかったので、カウンターにいるスタッフに質問すると販売していないとのこと。
その直後、私の後ろにいたスタッフが、
「アイラフェス2024のピンバッジならたくさんあるので、それをあげる。」
と言ってくれたので、ありがたいことにフリーで貰えました。
ビジターセンターのカウンターにこれが!
飲みたいー!
でも空っぽ。笑
飲みたいー!笑

楽しい試飲会でしたが、振り返るとラフロイグ/ボウモア/ブルックラディ/グレンスコシアの樽出し(ヴァリンチ)の時のワクワク感に比べてしまうと、満足度が少し落ちてしまうなと個人的には感じました。
ニューメイクとシングルカスク8年以外は、日本のアイラBarに行けば飲めそうであり、ここでしか飲めないものではなかった為です。

とは言えフェスボトルはやはり美味しいですね。
26年とは全く違うベクトルで仕上げているので、テイスティングしていてとても楽しかったです。

何度も書いていますがアイラフェス2024の29年が、この時は飲みたくて飲みたくて飲みたくて飲みたかったです。
少し頭がおかしいかもしれませんが、ボトル代の£2,500支払う準備をしていたので残念でした。
(今思えばボウモアホテルのBarで飲めた気がします)

アイラフェス2020の20年を2本持っていますが、感動するレベルで美味しかったので、アイラフェスボトルで29年モノはその更に上をいくのは間違いないし、想像の遥か上をいくはずだと思っていた為です。

しかしこういうのは縁なので、すぐに諦め、アードベッグかボウモアかブルックラディで散財することにしました。笑


以下が今回訪問した他の蒸留所ツアーです。

ボトルの発送方法や費用、日本での通関税についてまとめたので参考にどうぞ。


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