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なぜ今、シニアPdMがマネーフォワードを選ぶのか?入社後に感じたリアルと挑戦

マネーフォワードの広瀬です。ビジネスカンパニー(BtoB領域事業)CPO室 室長として、60人を超えるプロダクトマネージャー(以下、PdM)組織の運営責任者を担当しています。

今回は、シニアPdMがマネーフォワードを選んだ理由と、入社後に直面した課題や挑戦についてインタビューを行いました。この記事では最近入社した3名のシニアPdMに焦点を当て、彼らの生の声をお届けします。

いずれも私がスカウトさせていただき、入社してくださった素晴らしい方々です。このnoteを書けること自体とても嬉しく思っています。

このインタビューを通じて、シニアPdMの皆さんが今、マネーフォワードでどのように活躍しているのか、そしてどんな成長機会を見出しているのかを共有できればと思います。

  • キャリア成長を考えているPdM

  • シニアPdMとしての次のステップを模索している方

  • PdMの採用を検討している人事や経営者

特にこのような方に読んでいただけると嬉しいです。

マネーフォワードの新たな局面とPdMの重要性

マネーフォワードは、SaaS市場において革新的な成長を続けています。その中心にあるのが『マネーフォワード クラウド』です。

これまで、個人事業主や中小企業向けに提供していたクラウドサービスは、現在では中堅企業やエンタープライズ向けのERP領域にまで拡大し、数多くの壁を乗り越えながら進化を遂げてきました。

この進化の過程で、PdMの役割はますます重要になっています。

特に、SaaS業界やERPに精通したシニアクラスのPdMが、マルチプロダクト環境における課題解決や、企業の成長フェーズに合わせたプロダクト戦略の策定と実行をリードすることが期待されています。


直近ジョインしたシニアPdMの声

マネーフォワードに新たに加わったシニアPdMたちは、様々なキャリアバックグラウンドを持ち、マネーフォワードで新たな挑戦に取り組んでいます。

ここでは、それぞれの
入社の理由・背景
・入社後に感じたギャップや現在の挑戦
に焦点を当てたインタビューをお届けします。


松本 妙さん:多様なドメインでの経験を活かした横断的な連携の挑戦

松本 妙さん

松本 妙
マネーフォワードビジネスカンパニー
リーガルソリューション本部 開発部 プロダクトグループ PdM
『マネーフォワード クラウド契約』のリードPdM。
キヤノン株式会社でR&D業務・事業企画に携わった後、株式会社10Xなど複数のスタートアップで新規事業の立ち上げ・運用をエンジニアやPdMの立場で関わる。2024年9月マネーフォワードに入社。

ーーマネーフォワードに入社を決めた理由は?

松本:マネーフォワードに入社したきっかけは、元同僚からのリファラルでした。キャリアを考えているタイミングで、「マネーフォワードはどう?」と勧められたんです。

正直、それまで詳しくは知らなかったのですが、調べていくうちに、ビジネスの成長とプロダクトの可能性がまだまだ広がっていることに気づき、興味を持つようになりました。

特に広瀬さんとのカジュアル面談では、マネーフォワードのスピード感と幅広いプロダクトラインナップに驚かされました。私はこれまで、キヤノンでの物理エンジニアからソフトウェアエンジニアに転身し、さまざまなスタートアップでPdMや事業企画を経験してきましたが、そのすべての経験を活かせる場がここにはあると感じました。

当初は「大きい会社は自分に合わないかも」と思っていましたが、マネーフォワードは単に大きいだけの会社ではなく、急成長を遂げながらもまだまだスピードを重視しているスタンスに共感しました。これなら自分も成長し、プロダクトに向き合えると確信し、入社を決めました。

ーー感じたギャップや現在の挑戦は?

松本:入社後すぐに感じたのは、プロダクトの多様性と、それらの連携の難しさです。現在、20以上のプロダクトがあり、それぞれが異なるフェーズにあります。

プロダクトリリース一覧

特に私が担当しているリーガルソリューションの領域では、他のプロダクトとどう連携し、価値を提供するのか?が大きな課題です。各プロダクトの成長フェーズや優先順位が異なるため、どのタイミングで何を優先すべきかの調整が非常に難しいと感じています。

しかし、その難しさこそが、この仕事の醍醐味でもあります。点と点をつなげ、プロダクト同士を連携させることで新しい価値が生まれる瞬間に、非常に大きな満足感を感じています。

これまでに経験したことがないほど複雑な環境ですが、その分、多くの新しい挑戦とやりがいがありますね。


当摩 武彦さん:ビジネス視点を活かしたプロダクト作りへの挑戦

当摩 武彦さん

当摩 武彦
マネーフォワードビジネスカンパニー

HRソリューション本部 プロダクト戦略部 副部長(PdM)
『マネーフォワード クラウド人事管理』のリードPdM。
多数の事業会社でHR領域のSaaSプロダクト事業に従事。株式会社ゼクウの代表取締役や、株式会社DONUTSでの事業責任者の経験を経て、2024年8月にマネーフォワードへ入社。

ーーマネーフォワードに入社を決めた理由は?

当摩:私はもともとPdMとしてのキャリアではなく、ビジネス畑からスタートしました。

最初は新卒採用のコンサルタントとして、中小企業の経営者に対して、優秀な新卒の人材を見つけるお手伝いをしていました。その中で、ビジネスの最前線でどのようにモノを作り、売り出し、組織を育てるかという視点を自然と身につけていきました。

その後、さまざまな業界でプロダクトに携わり、例えば大学の入試担当者向けのオープンキャンパスや願書配布の新しい仕組みも構築しました。これらの経験を通じて、プロダクトをいかにして組織の成長に結びつけるかを常に考えてきた自負があります。

直近の15年間はSaaS業界におり、採用サイトや採用管理システムの構築にも携わってきました。その過程で、セールス、要件定義、カスタマーサクセスなど、幅広い分野を経験しています。気づけば、自分のやってきたことは、プロダクトの成功のために何でもするPdMそのものだった、と感じています。

最終的には、設立直後から関わっていた会社がM&Aでグループ企業になり、そこで代表取締役を務める機会もありました。常にビジネス視点からプロダクトを見つめ、成長させることが私の強みだと思っています。

広瀬さんとのカジュアル面談を通じて感じた熱意や、マネーフォワードの掲げるビジョンに共感し、自分のビジネス視点を活かしつつ、さらに大きなプロダクトの成長に貢献したいと思い、入社を決めました。

ーー感じたギャップや現在の挑戦は?

当摩:入社して感じたのは、非常に優秀なメンバーが多いということです。他の企業では数人しかいないようなエースクラスの人材が、マネーフォワードにはたくさんいます。

ただ、その反面、個々のプロフェッショナルが強力で、プロダクト同士や部署間のコミュニケーションに距離ができてしまっている部分もあるように感じました。各自が自分の専門領域に集中しているため、互いに踏み込みづらい空気があるんです。

現在、私が挑戦しているのは、この距離を埋め、プロダクト間の連携を強化することです。特にHR関連のプロダクトは作られた背景が異なるため、横の連携に課題があります。

プロダクト単位での自負心が強い反面、横のつながりが弱い状況です。そこをつなぎ合わせ、組織全体が一体となって動ける環境を作ることが、今の私の大きな挑戦です。


鈴木 媛子さん:BtoB決済領域で新たな価値を提供する挑戦

鈴木 媛子さん

鈴木 媛子
Pay事業本部 クラウド支払開発部 PdM

『マネーフォワード クラウド』の送金プラットフォーム領域を担当。
20代で中国の決済業界に飛び込み、UnionPay Internationalにてグローバルペイメントの基礎を学び、キャリアの礎を築く。その後、Fintech分野に強い関心を持ち、LINE Pay株式会社でPdMとしてプロダクト開発に従事。2023年10月にマネーフォワードに入社。

ーーマネーフォワードに入社を決めた理由は?

鈴木:私のキャリアは決済業界からスタートし、主に中国系企業とのやり取りが中心でした。最初は中国のマーケットや日本国内の決済事業に携わっていたのですが、その後、ITとファイナンスが融合するプロダクトに魅了され、LINE PayでPdMとしてのキャリアをスタートしました。

そこで感じたのは、プロダクトには社会の常識を変える力があるということです。特に決済の分野では、便利でスピーディーなサービスが人々の生活を大きく変えられることに気づき、その力に魅了されました。

もっと新しい挑戦をしたいと思っていたところ、広瀬さんからカジュアル面談の機会をいただき、マネーフォワードのBtoB向け決済プロダクトのビジョンを聞くことができました。

私はこれまで主にBtoCの決済領域を担当していたため、未知のBtoBに踏み込むことに少し不安もあったんです。しかし、企業間の決済には銀行に足を運んで書類を手渡すといったアナログな面が多く残っていることを知り、その世界を変えられる可能性に強く惹かれました。

また、選考中に山田さん(マネーフォワードビジネスカンパニー CSO)から聞いたSaaS×Fintechの今後のビジョンに関する話も興味深く、マネーフォワードで自分がどのように貢献できるかが明確にイメージできたため、入社を決めました。

ーー感じたギャップや現在の挑戦は?

鈴木:入社後、特に印象的だったのは、各プロダクトが異なる成長フェーズにあり、それぞれ独立して成長している点です。

私が担当している新規の送金プラットフォームは、単独で価値を発揮するものではなく、既存の経理・財務領域のプロダクトと連携して初めて価値を生み出す基盤的な存在です。この連携をどのように強化し、各プロダクトの方向性を統合していくかが、私にとって大きな課題であり、同時にやりがいを感じる部分です。

マネーフォワードには20以上のプロダクトがあり、それぞれが異なるフェーズで、別の事業本部に所属しています。その中で、各PdMが自律的にプロダクトをリードしているため、コミュニケーションを通じて共通のゴールに向けて調整する必要性を強く感じました。

トップダウンではなく、各PdMがユーザーのニーズや課題をしっかりと理解し、話し合いを重ねながら全体の方向性を一致させることに注力しています。

特にやりがいを感じるのは、この基盤プロダクトが異なるプロダクト同士をつなぎ、新しい価値や非連続な成長を生み出すことです。点と点をつなぐことで、新たな価値を提供し、常識や当たり前を変えていく挑戦を楽しんでいます。

今後も、他のPdMとコミュニケーションを深め、そうした視点を共有しながらプロダクトの成長に貢献していきたいと思っています。


最後に

インタビューを通して、参加していただいた3名のシニアPdMたちの話から、マネーフォワードでの挑戦とやりがいの多様さを改めて実感しました。

各自が異なるバックグラウンドを持ちながらも、共通して語っていたのは「ユーザーの課題に真剣に向き合い、価値あるプロダクトを届けたい」という熱い想いでした。

インタビューの締めくくりに、3人からnoteを読んでいただいた皆さんに向けたメッセージを紹介します。

左から、当摩さん・松本さん・鈴木さん

松本さん
マネーフォワードには、多様なバックグラウンドを持ったPdMが集まっています。この環境だからこそ、新しい視点や挑戦が可能です。この記事を読んで少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ気軽にカジュアル面談を受けてみてください。

当摩さん
マネーフォワードに入社した時、まるでメジャーリーグに来たような感覚を覚えました。ここには各分野のトップクラスが集まり、切磋琢磨する環境が整っています。特に40代、50代の方で『このままでいいのか』と考えている方にとって、新しい挑戦をするのに最適な場所だと思います。

鈴木さん
私はプロダクト作りに関心があり、これまでのバックオフィスの常識や社会の当たり前を変えるために、この環境で多くの可能性を実現できると感じています。同じように挑戦したい方は、ぜひ一緒に頑張りましょう。


シニアPdMたちのメッセージからも、マネーフォワードがシニアPdMにとって成長とやりがいの場であることが伝わってきます。「ユーザーに向き合う姿勢」や「組織を横断する挑戦」といった、PdMに必要なスキルを存分に発揮できる環境が整っています。

あなたも、自身のキャリアを新たなステージへと導くために、ぜひ私たちと一緒に挑戦してみませんか?


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