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イラストの可能性。AIは、まだまだ人間を超えられないでしょ(つれづれメモ)

最近、著作権フリーのイラストを検索する機会が多い。
思い通りのイメージのイラストが検索できる時もあれば、「そうじゃない」イラストしか見つからない時もある。

抽イラストレートの原義もまた、確か「説明する」だったように覚えてる。
抽象的な概念をいかにイラストレート(説明)するか。
これは、簡単なようで、なかなか難しい行為だ。

勘違いしやすいのは、
絵を描く=イラストレーション ではない、ということだ。
言葉に替わる、いな、言葉以上の「伝える力」「メッセージ性」を備えたもの。
そこを強調されたものを、あえてイラストレーションと呼ぶのであろう。
正確な定義、厳密な定義は知らないが、私は、そう感覚的にとらえている。

つまり、「イラストレート(あえて動詞で)する」という行為は、言葉からいかに幅広く連想、想像するか、その能力が問われるのだ。
幅広いだけではだめだ。
使われる前後の文脈、概念を的確に表現するものでなくてはならない。


AIには、そこまでのことは、まだ当分まねっこできないだろう。
ってことだ。

最近の動画でもよくあるネタだ。
生成AIにキーワードを入力したら、思ってもないスットンキョウな画像が出てきた、ってやつだ。

画力、写実力そのものは、なるほど、人間の画力はもはやAIには敵わないかもしれない。
だから、写実性という意味での描画力だけで売れようとしても、そういうニーズにはおのずと限界もこよう。
でも優れたイラストレーターや漫画家は、ただ写実的なだけなのか?
そうではない。
必ず創作者の個性が、すでに表現されているのだ。
時に人は、それを「画風」ともいう。

有名なバスケ漫画を、同じく写実力のある別の漫画家が描いたところで、あの「味わい」は出せるだろうか。そう、絶対出せないのだ。
そう考えればわかるだろう。

ともあれ。
人間ならでは、人間だからこそ生み出せるもの、というのは確実にある。
また、そういうものへのニーズは、まだまだ計り知れない。
私はそう期待する。


といっても、イラストレートといっても、べつだん、難しいことではない。
それができているイラストレーターやアーティストはすでに多数いる。

ちなみに、最近私の心に「刺さる」イラストや漫画は、意外なほど描画は単純だ。
ある意味、こどもでも、絵の真似だけだったらできる。
でも、彼らの訴えてくるものは、それだけじゃないんだ。
だから面白いんだなぁ。


私もそんなイラストを、描けたらいいなぁ・・・なんて、ひそかに憧れてる。
やりたいことがいっぱいあって、困ってしまう・・・
そんな独り言でした。

2024.8.27

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