
2021年ダイヤ改正について その②
こんにちは! ジャン君です。
前回から、JR東日本のダイヤ改正について、概要の説明と考察をしています! 今回もどうぞよろしくお願いします。
今回は、JR東日本盛岡支社(一部支社外含む)の、前回触れていなかった部分(山田線・釜石線・八戸線・大湊線・津軽線・奥羽本線)について述べます。
<JR東日本盛岡支社 続き>
2-3 山田線
JR東日本盛岡支社によると、
お客さまのご利用状況にあわせて、「宮古~茂市間」の下り2本、上り1本の運転を取りやめます。
と述べている。
ここで、茂市~宮古間上下線の、列車の本数の推移を見ると以下の通りになる。
本数は長らく8~10本で推移していたが、今回のダイヤ改正で上り茂市方面が6本、下り宮古方面が7本に減便された。
これにより、快速リアスを除くと、普通列車は上りは宮古駅6:56発の次が16:15発となり、下りは茂市駅8:42発の次が20:06発となり、かなり間が空くこととなる。通勤通学輸送に完全に特化したのだろう。
2-4 釜石線
釜石線は、快速「はまゆり」に、「松倉駅」を全列車停車させる。また、「はまゆり4号」の時刻を1時間程度繰り下げる。これに伴い、快速「はまゆり」の停車駅と時刻は以下の通りになる。
なお、2018年3月現在、2011年3月現在、2007年6月現在、1986年11月現在の釜石線優等列車の停車駅の変化についても下記に記すことにする。
このことから松倉駅は、長い時間をかけて、すべての快速の停車にこぎつけたのだろうと読み取れる。また、山田線直通列車については、当該区間が三陸鉄道に移管されたため、もう実現することはないだろうと予測される。
個人的には、急行陸中時代に、矢幅駅を通過し、石鳥谷・日詰駅に停車していたことが意外だと思った。きっと将来、日詰駅にも再び停車するのではないかと考えたのだが、いかがだろうか。
2-5 八戸線 都市部増発・地方減便
八戸線の「八戸~鮫」間は利用者が多いため、その区間のみの列車が多く設定されている。一方、「鮫~久慈」間については、利用者がそこまで多くないため、本数が少ない。今回のダイヤ改正でも、八戸・鮫間で上下3本増発されるが、久慈→階上間、鮫→久慈間で1本減便される。
なお、このダイヤ改正で、編成両数が2両または3両だったのが、すべて2両編成となる。
以下に、各エリアごとの列車本数の変化を示す。
(見にくいので説明:上りの赤色は1986年は10本、青色は2021年は9本。)
今回のダイヤ改正で、八戸・鮫間の列車本数は、2013年以前と同水準にまで戻った。しかし、鮫以遠については、本数は減少し続けていることが分かる。
2-6 大湊線
大湊線は、一部列車の青い森鉄道との直通運転を取りやめ、編成両数を削減する。
上記の2両が1両になる。なお、青い森鉄道の区間では代替列車を設定している。
2-7 奥羽本線/津軽線
(その③と同内容)
キハ40・48形気動車の老朽化に伴い、新型車両GV-E400系が導入される。新型車両で運転する列車の時刻は以下の通り。
3 まとめ
今回、2回にわたってJR東日本盛岡支社のダイヤ改正について解説(?)してきました。盛岡支社に愛着がわいたとでも言いましょうか、特に釜石線・山田線については、過去の時刻表をあさりまくったので、駅名も覚え、親近感が勝手ながらわきました。(笑)来年のダイヤ改正についてもぜひ注目してみたいです。
次回からは秋田支社のダイヤ改正について見ていきたいと思います。お楽しみに。
4 参考文献
1,JR東日本盛岡支社「2021年3月ダイヤ改正」(2020年12月18日)https://www.jreast.co.jp/press/2020/morioka/20201218_mr01.pdf
(2021年2月22日閲覧)
2,各年のJTB・JR・コンパス時刻表
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!