【PART8】読書(ビジネス書)などによる情報のインプットの効率化

本を読むという行為について

大して本を読んでない私が読書について語るのもおこがましいので、ショーペンハウエル先生の『読書について』を引用させてもらうとしよう。


「読書は、他人にものを考えてもらうことである」


「絶えず読むだけで、読んだことを後でさらに考えてみなければ、精神 の中に根をおろすこともなく、多くは失われてしまう」


「読書は自分の思想の湧出がとだえたときにのみ試みるべき」


上記の言葉にいろいろ付け足して簡単にまとめると、


「自分で考えることに行き詰った時に本をよめ。ただし、本を読んで他人の思考をなぞったとしても、読んだ内容について後で自分で考えてみなければ、内容は忘れ去られてしまうだろう。最後に残るのは、本のタイトルと、その本を読んだという思い出だけだ。」

こんな感じでしょうか。まあ、ショーペンハウエル並みの頭脳があれば、「読書は自分の思想の湧出がとだえたときにのみ試みるべき」なんて言ってても成り立つのかもしれませんが、普通に考えて無謀です。そんな本の読み方は、極めて時間の無駄です。


何を意識しながら本を読むべきか

じゃあ、どうするのかというと、やり方は至ってシンプルで、読んだ本の内容を比較するだけです。最初の1冊目は思考停止で読んで、2冊目は少し切り口の違う本を読み1冊目との違いを比較するだけです。比較している時点で、多少は自分の頭で考えるし、内容の反芻にもなるからです。

重要なのは自分の頭で考えて内容を比較するということなので、最初から自分の考えや確立したやり方がある場合は、1冊目読み始めるときから、自分の考えと照らし合わせて読み進めていくとよいでしょう。

何度も言いますが、重要なのは比較です。
比較して共通な部分を見つけられれば、それが物事の本質であることが多いです。前の記事で書いている抽象化や具体化も、比較する癖をつけることで、容易くできるようになるでしょう。


次は、比較とMECEについてもでもかくかなー

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