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【白血病は突然に】 <番外編> 抗がん剤との付き合い方

こんにちは、「根本雅祥(ねもとまさよし)」といいます。「ソルトコントロール」という方法を使って、塩分管理の支援サービスを提供しています。

この<番外編>では、僕が白血病の治療を通して得た気づきや情報などをまとめています。

これまでに書いてきた記事はコチラで見られます↓

それでは、どうぞ!


抗がん剤治療中の話

質問箱に「抗がん剤治療中の話を聞きたいです」というものがあったので、これに応えてみたいと思います。質問をくれた方はこんなことが聞きたいのかなというのを想像しながら「不安の解消方法」と「抗がん剤治療の個人的な感想」について書いてみたいと思います。


なぜ、抗がん剤は怖いのか

「抗がん剤」という言葉はなんとなく怖いイメージがあります。僕も初めて抗がん剤を使うときは、前日からビビりまくっていました。で、「なんでこんなに怖いのかな」っていうのを考えてみたので、そこから書いていこうと思います。

この「怖い」という感情なのですが、たぶん「恐怖」と「不安」という2つの感情に分けられます。この2つの単語、なんか似ているような感じもするのですが、その意味は全然違います。

「恐怖」というのは「対象がはっきりしているときの感情」なので、「抗がん剤をすること自体」に対する感情です。

一方で「不安」というのは、「対象がはっきりしていないときの感情」なので、「抗がん剤をすると、どんなことが起こるんだろう...」という感情になります。

このように整理すると「抗がん剤が怖い」というのは、「抗がん剤をすること自体が怖い(恐怖)」というだけではなく、「何が起こるか分からず怖い(不安)」という2つの意味をもっていることが分かります。


不安を解消するには

で、この「不安」を解消する方法ですが、これはとても簡単です。上で書いたように「不安=何が起こるか分からない」という状態なので、何が起こるのか分かってしまえば解消されます。具体的にやることは次の通りです。

1.抗がん剤がはじまる前に「使用する抗がん剤リスト」をもらう
2.そのリストに載っている抗がん剤を徹底的に調べまくる

特に2については、エクセルで次の項目をまとめるのがオススメです。
・抗がん剤名
・作用機序
・想定される副作用と発症頻度
・副作用の対策方法(自分でできること、病院側がやってくれること)
・その他リスク因子

これらの項目をしっかり調べておけば、想定外のことはほぼ起こりません。何か副作用が起きても「あーやっぱりこの副作用がでるのか、通常どおりだな」みたいな感じになります。


抗がん剤治療の感想

で、実際に抗がん剤治療を受けてみての感想なのですが、上のことをやっておけば想定通りのことしか起きないため全然平気でした。

この記事の読者さんの中には今まさに不安を感じている方がいるかもしれませんが、あまり心配しすぎない方がいいかなと思います。徹底的に調べ尽くすことで、不安な気持ちはだいぶ少なくなりますので安心してください。


最後に

抗がん剤に悪いイメージを持っている方も多いかもしれないので、最後に一言だけ残したいと思います。

抗がん剤は悪いヤツなんかではありません。体内のがん細胞を倒してくれるいいヤツです 。まったく敵ではありません。僕の場合、抗がん剤を投与しているときは「抗がん剤さま、どうか体内のがん細胞をやっつけてください」みたいな感じで祈ってたくらいです。

「抗がん剤は敵ではない、仲間だ」

こんな意識をもつことも、不安の解消に繋がるかもしれません。


おわり


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