継続できない理由

大人になってから継続したいと思って始めたことでも、継続できないということが増えた。
例えば、筋トレ・読書・勉強などである。
これらは結局自分が本当にモチベーションを持ってやりたいと思うことではないから継続できないのだと思う。
自分は高校生までは比較的継続できる人間だったように思う。
これは本当に自分がモチベーションを持ってやりたいと思っていたことがあったからだと思う。
中学生・高校生の時はバスケに打ち込み、ほぼ毎日始発で朝練に行き、自宅でトレーニングもした。トレーニングの効果が減少しないようにと、スナック菓子もほとんど口にしなかった。さらには広くもない自宅の庭にクリスマスプレゼントとしてゴールを設置して練習するほどだった。
さらに高校二年生の頃にはクラスでほぼ成績ビリの状態から、志望校を設定し毎日長時間勉強してそこそこの大学にも合格した。
ただ大学入学後から今まで、これらのように継続して何かに夢中になれた記憶がない。何かに夢中で取り組んでいる期間は、辛いことよりも充実感にあふれていた記憶がある。だから新しくそのようなものを見つけたいと思ってきたが、今まで見つけられていない。
過去の体験を振り返るのは重要なことだと思うので、過去夢中で取り組めた二つの事例を分析してみたい。
一つ目はバスケの事例である。バスケについては~大会の~回戦進出などの明確な目標は全く持っていなかった。ただバスケが好きだったのと、上達していく過程、周りに認められていく過程が楽しかったのがモチベーションだったように思う。
一方で大学受験はバスケとは異なる。受験勉強は明確な志望校という目標を立ててスタートした。勉強ができるようになっていく過程は確かに楽しかったが、勉強自体が好きとか、周りに認められてうれしいというのが大きなモチベーションになっていたわけではなかった。
このように過去何かに打ち込めた体験は、それぞれモチベーションの起因が異なっている。ただ現状、その過程を楽しめるほど大好きなことも、必ず成し遂げたいと思うような目標も見つけられていない。
正直大金持ちになりたいとか、ものすごく出世したいというような野望もない。世間的には経済的・社会的成功者になることが絶対的に良いことであり、皆が望むことのようにとらえられているように感じるが、自分はこれらにはあまり興味はない。ただ自分の人生を豊かにするためには、何かに夢中で打ち込んでいる人生の方が間違いなく充実しているだろうと思う。だからお金にならないことでも良いから何か夢中で取り組めることを見つけたい。

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