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【教育】若手コンサルタントが考える「コンサルタント」とは?JMAC上森が中央大学で講義を行いました🧑‍🏫

2024年11月某日、専門演習Ⅲでコンサルティングプロジェクトを進めている中央大学の学生たちに向けて、入社2年目(2024年12月現在)のJMAC上森さんが実体験を踏まえ、コンサルティング業界の解説や仕事をする上でのアドバイスを行いました。

元JMACコンサルタントの木村剛教授のコメントも一部掲載しながら、当日の講義内容をご紹介します✍️

生産コンサルティング事業本部
コンサルタント  上森早絵

2023年JMAC入社。これまで経験してきた調査テーマに、工場の生産性向上、小売店舗の生産性向上、業務改革、原価管理の仕組み構築、調達診断、調達機能強化、調達コストダウン、サプライヤー評価の仕組み構築などがある。

JMAC上森早絵さん、中央大学に通うJMACインターン生(写真右)

JMACはどんな会社?

JMACは仕組みを作るだけではなく、現場まで入り込み、実装までやることを大切にしています。JMACではこれを「現場主義」と呼んでいますが、机上の空論で終わらせず、描いた地図を現場まで持っていき、現場が改善するまでお付き合いするということが強みです。

ちゃんと現場の変革が進んでいるか、本当に現場が動いているか、という部分まで見れることに魅力を感じ、JMACに入社しました。

木村教授よりコメント💡
「JMACは華やかな業界・領域だけではなく、地味ではあるがきちんと成果を出そう、というところにまでフォーカスしている会社です」

コンサルティング業界を目指した理由とは?

大学時の専攻が都市計画系で、周りは公務員になる人が多かったので公務員の選択肢にもあったし、建設、不動産なども考えていました。

ただ専攻に関係ない部分で「自分が何をやりたいか」を考えたときに、コンサルタントという選択肢がありました。コンサルタントは若手の内から裁量が与えられる仕事で、大学時代に経験したジェネラルな学びを生かせると思いました。

大学で学んだことは今生きている?

難しいことやどうしていいか分からないことがあっても「自分を律して成し遂げる」「時間がなくても工夫してやる」という力は、大学時代から積み上げられたものだと感じます。

また、大学時代にチューターや通訳として働いていた経験も役に立っています。チューターとして問題解決を行うことは、お客様が持っている課題をヒアリングしソリューションを提案するコンサルタントの仕事に結びつくと思います。通訳として複雑な内容をうまくまとめて伝えることは、お客様にデータや提案等を簡潔にわかりやすく伝えるというところに繋がっています。

また、コンサルティング業以前にサービス業に従事しているため、お客様との関係性の構築も大事になってくると思いますが、それに欠かせないコミュニケーションスキルも身についたと感じます。

コンサルタントとして働く上で意識している3こと

入社時に先輩から教えてもらった「フロントローディング(前に負荷をか
ける、なるべく早めにやる)」の考え方をベースに置いたうえで、とくに4つのことを大切にして仕事に取り組んでいます。

① 目的を持つこと

なぜ、何のためにやっている作業なのかを意識して取り組んでいます。若手のうちは分析業務や資料作成など意思決定ではない作業も多いですが、これがどう上位の目的に繋がっているのか常に考えていないと、的外れなアウトプットを出しかねません。

どうしてそれをやっているの?と聞かれたときに、自分の考えをはっきりと答えられるようにしています。

② 目標を明確にすること

コンサルティングの現場では、仮説を考え、達成したいゴールにいくためのいくつかの仮説の内どれが適切か選択するために分析やインタビューを行います。仮説を持っていないと、次は何をするのか?どのような方向性で進んでいくのか?をお客様に伝えることができず、不安を感じさせてしまうかもしれません。

この場合だったらこのようにアプローチして、また別のケースでは・・・とロードマップを描いていきます。

③ 言葉を定義すること

分析結果やその考察をお客様に伝える際に、言葉の定義を明確にしたうえでお伝えすることを心がけています。例えば、「高い」「低い」等といった形容詞を使う際、主観的な感覚値で語らず、比較対象や目標数値を明らかにして、そこからどの程度高い/低いのかを明確にします。

お客様の認識とのずれを防ぐために、言葉を定義して用いることは重要だと感じます。

④ 相手の立場に立つこと

オーディエンスが誰かにより、知りたい情報が変わるので資料作成もそれに合わせて準備します。
例えば社長であれば利益、コスト、効果、これからどう会社が変わるかに軸足を置いて説明します。一方、現場担当者は次回はいつまでに何すればいいか、と自分自身に関係がある業務を気にされている方も多くいます。

それぞれの立場が共感・納得感をもった上でプロジェクトを進めていくことが大切だと考えます。

木村教授よりコメント💡
「フロントローディングの考え方や、どのような時間配分をするかを学ぶことは、卒業論文にも同じことが言え、これらのプロセスは社会に出てから役に立ちます。」

質疑応答

学生より質問
「なぜあえて自由に働ける仕事が良いと思ったのでしょうか?社会人になって最初は何も分からない中で、1-2年は決められた通りに動くほうが楽だと思うのですが・・・」

上森さん回答
決まったものに縛られるのがあまり好きではなく、自分自身のタイムスケジュールで動きたいと思いました。ただ、自分できちんと管理をしなければならないため、その分だけ責任は重いです。向き、不向きは人によると思います。

木村教授よりコメント
自己責任という「自由」を与えられるのはある意味でキツイことも多いです。仕事のデザインを会社でしてくれるほうが楽なこともありますが、コンサルタントはプライベートと両立しやすい環境も自分自身で作ることができます。

学生より質問
「各々が自由な勤務時間で働くと、メンバー同士でのコミュニケーションが取りづらくなるのではないですか?」


上森さん回答
営業時間はチャット・メールは見れるようにしていこうという雰囲気があり、基本的に連絡は取れます。ただ、予定があり仕事の連絡に対応できないときは全社で共有しているGoogleカレンダー上でスケジュールをブロックします。

学生より質問
「コンサルタントを選んで良かったと思う時はどんな時ですか?」


上森さん回答
プロジェクトベースで働けるということはコンサルタントの魅力の一つです。私は現在3つのプロジェクトに所属しています。大体6ヶ月ベースでプロジェクトも変わるので、1年前は若者向けのアパレル、現在は自動車業界など、多種多様な業界に関わることができ、とても刺激的です。

質問
「JMACに入社して良かったと思う時はどんなときですか?」

上森さん回答

JMACは雰囲気が良く、飲み会で上の人にお酒を注ぐことを強要されたり、社内で上座・下座などもありません。JMACの中では役職者であっても若手であっても全員「さん付け」でフランクに話せます。

コンサルティング業界・JMACの魅力お分かりいただけたでしょうか✨
最後までお読みいただきありがとうございました!