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汽水の鯉を狙いにいく#1

はじめにこのブログは私の生物観察、魚釣り、料理の日記です、、、

二月中旬

かず「汽水のフナって美味いらしいよ」

と最近聞いた話を友人にしてみると

友人「なら捕まえて食べよう」

そしてはやる気持ちを抑えいざ地元の川に行き、川沿いに500メートルほど歩いてみると、、、






いませんでした。





かず「フナがいなければ、コイを食べればいいじゃない❗️ 汽水のコイも汽水のフナ同様にきっと、美味いと思うよ❗️なんなら先週見たし❗️」









いませんでした。

あー、どこにもいないねー、なんて話しながら川底を見るとシロウオが群れをなし泳いでいました。そして春だねーと言いながら暫くシロウオを2人で眺めていました。眺めながら考えた着いた私の答えは、、、






かず「まず普通の淡水域のコイと食べ比べてみないと味に甲乙つけがたいよね❗️」

とブレブレの考えで上流へ向かいました。ちなみにそこは堰の上にあるため完全に淡水の場所です。

現場に着き5分後あっけなく


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かず「いたーー‼️」

 いました。コイです。しかも一匹ではなく群れです。それについてまわるように少ないながら 5匹程フナもいるではありませんか。こうなったら

かず「フナもコイも両方捕まえて鍋にぶっこんじゃお❗️」

 早速ボラ針を取り出し捕まえる準備に入りました。餌釣りも考えたのですが日没まで時間が無く手っ取り早く魚が欲しかったので※ボラ針を選びました。

※ボラ針、ボラかけ針ともいう。ボラを掛ける針のこと。トリプルフック。そして返しがない針のこと。あとでかい。返しがないが一回刺さったらまず抜けない印象です。

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今回使用したボラ針です。








かず「鯉がすぐ見えなくなる、、、」

前日の雨の影響で濁りがありなかなか水の中が見えずコイをすぐに見失います。なんとか夕日の太陽光のおかげで見えている状況ですので日没になればこの釣りは完全にアウトです。

かず「今日は無理かなー、また今度だねー」

と諦めかけた時、一匹のコイが見えやすい浅場に泳いで行きました。これは獲れる!と思い慎重にボラ針を鯉の泳ぐであろう位置に投げ込み、泳いでくるのを待ち、ボラ針の射程圏内にくるとすかさず合わせ、、、

かず「かかったーー‼️」

ファイトもクソもなく一気にごり巻し寄せて玉網にいれる、すると、、、






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かず「やっと、とれた😭」

やっと獲れました。タイムリミットギリギリで。

体長60センチほどで体高がある美味しそうなコイです。

 そしてフナを狙ってみるものの、すぐに日は傾き本日の釣りは終了。釣果はコイ一匹でした。


〜家に持ち帰り早速捌いていきます〜

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はい、これが俗にいう、まな板の上の鯉です。

さて、まず初めにウロコを落としていきます。

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内臓を取り出し三枚にしていきます。

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 内臓を出す際は胆嚢は潰さないように腹を切るのがコツです。

これが胆嚢かな?

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 これを潰すと身が臭くなって食べれたもんじゃないらしいです。潰したことはないのでわかりませんが、、、

頭を割ります。

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身を切り分けたら下ごしらえ完了

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圧力鍋で煮ていきます。

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煮込み終わったら土鍋に移し味噌、醤油、砂糖、野菜(長ネギ、白菜、しめじ、ゴボウ、生姜)を入れ再度煮ていきます。

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蓋をかぶせ煮たたせたら完成。小皿に装いネギを散らせば

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鯉こくの完成です。はい、優勝です。

かず「美味ーい❗️」

寒い中釣りして鍋にした甲斐がありました。

思わず笑みが溢れました。

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 汁は臭みもなく、汁にはコイの旨味が滲み出て味噌との相性が抜群です。鯉は薬用魚と言われるほど栄養価が高く滋養強壮、疲労回復に効果があると言われています。美味くて、栄養価が高くて、身近にいるいい食材です。ただ外来魚でなければもっと。日本在来のコイは琵琶湖深いところにしかいないのだそうです。 悲しいお話ですね。




 ちなみに泥吐きするのが一般的な考えかもしれませんが採取地や調理方法を思考すれば獲ってきてすぐ食えます。臭くないです。まじで臭くないです。


食事中、友達にこの鍋は何点ですかと聞いてみた。すると

友達「90点くらいかな」

かず「なるほど❗️結構高得点やね笑なら汽水のやつは100点やろうね❗️」

 次は必ず汽水のコイを捕まえること胸に誓いました。 今日は一日ありがとうございました。また行きましょうね。

                  〜完〜

〜おまけ、鯉こくをすする俺の顔芸〜

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