頭の中でいつも考え事をしている「自動思考つよつよ」さんへ。書こう。書けばわかるさ。
こんにちは、タツミです。
普段はエンジニアの仕事をしながら、ライフコーチや旅人など、さまざまな仕事で生計を立てている4年目フリーランスをやっています。
情報発信をしている人の中にも、あたり前ですがいろんな思考タイプの方がいますよね。
今回はその中でも、「普段から頭でいろんなことを考えてしまう」あなたに向けて記事を書こうと思います。
僕自身がまさにこのタイプの人で、普段から大小いろ〜〜〜んな思考が頭の中を占めています。意味の合うことないこともたくさんです。
ただ、このタイプの傾向としてあるのが「考えていることがたくさんある割にアウトプットしている量は少ない」ということ。
情報発信をするにあたって、この傾向は致命的です!
だって、せっかく考えていることがあるのに外に出せてないんですよ??
宝石になりうるものを持っているかもなのに、わざわざそれを磨かず懐に隠し持っておくのはすごくもったいないのでは?と思うわけです。
はい。わかってます。「そんなことは理解しているよ!!」と。
「だけど書けないから困っているんだよ!」と。
ボクも同じことを思っていました。いろんなノウハウを読み漁りましたが、全然ダメで、一つずつ試行錯誤するしかありませんでした。
結果、時々崩れそうにはなりますが、昔よりはだいぶアウトプットとインプットのバランスは取れてきたんですよね。
なので今回は、さまざま考えてしまうボクが、アウトプットでとまどった時に、どう考えているのか。どういうスタンスでアウトプットに向き合っているのかをこの記事で紹介していきます。
「僕も、私も色々考えちゃうんだよ!!」「自分もアウトプットのバランス取れなくて悩んでいるよ!」という方に参考にになる内容かと思うので、ぜひ最後まで読んでいってください✨
今回の結論としては「とにかく書け!!!書けばわかるさ!!」ということなのですが、それだけ言われても困ると思うので。
順番にお伝えしていきましょ〜〜。
普段から色々考える = 自動思考が強い人
まずは、普段から頭でいろんなことを考えてしまう人について、もう少しだけ深堀りしてみます。
ちょっとした心理学単語を使うと「自動思考が他の人より強い人」です。
自動思考っていうのは、頭の中で無意識のうちに浮かんでは消える思考のことです。
スマホで言うと、バックグラウンド再生している音楽みたいな。
それと同じ現象が、人間には少なからず起きています。
ただ、この「自動思考が他の人より強い人」というのは、特定の分野について思考力が強い人や、地頭がいい人、優秀な人という表現とは微妙にニュアンスが違うんじゃないかな、と思うんですよね。
いい意味でのバグというか、ちょっとイレギュラー的な存在なのかな??って勝手に思ってます。そっちの方がカッコいいですし笑
そんな自動思考が強い人は、あらゆる情報を取り入れて思考処理をしようとする傾向にあります。
本当にさまざまです。
その人が望むか望まないかに関わらず、とにかく情報を頭の中に入れまくるんです。まるでバキュームのようになんでもかんでも吸い込んでしまう。取捨選択がしにくい体質なんですね。
そのおかげで好奇心が高く、いろんな物事に興味が持てたりする、多角的な物事の見方ができるなど、いいことももちろんありますよ。
ただ、その一方で処理が追いつかずに自分の思考がまとまらなかったり、複数の立場で考えすぎて自分の意見がわからなくなったりすることも。
使い方次第で強力な薬にも毒にもなる。
どんな性格にもプラスとマイナスはもちろんありますが、自動思考が強い人は特にこのプラマイの幅が大きい傾向にあるんじゃないかな。
発信で必ずぶち当たる、情報処理の壁
そんな彼らが(ボクもそうですが)情報発信をしようと思い立った時、なんらかの形でアウトプットしようと試みた時、必ずと言っていいほど発生するのが「自分の思考がまとまらず、完成形にならない」という状況です。
特に発信に慣れていない段階や、自分なりの発信スタイルを確立しようとする時期に起こりやすい悩みです。
おそらくこの記事を読んでくれている方は、一度はこの悩みにぶち当たってことがあるのではないでしょうか?
考えていることはあるのに、いざ記事にしよう、音声にしよう、動画にしようと思ってもうまく話がまとまらない。途中で手が止まってしまう。
仮に目次を作ったり、計画を立てて書こうとしても、書いている途中で話があっちこっちにいってわけわからなくなってしまう。
簡単なコラムや補足を入れたら、本編よりボリュームが大きくなり、収拾がつかなくなってお蔵入りになってしまった。
詳しい症状を挙げればキリがありません。
ただ、どれも根本の原因は似ています。
それは
「無意識に処理している情報が多いので、意識的に制限しようとしてもうまくいかない」
ということ。
無意識下で行っていることを、他の人にも伝わるように言葉や表現を選んだり、一般的な話に置き換えたりするのには通常よりもかなり頭を使います。
加えて、自動思考が強い人ほど一つの物事を深く処理する傾向があるので、それを改めて伝わる言葉にするのにはかなりエネルギーがいるんですね。
「名選手が名監督とは限らない」とスポーツ界で言われてもいる通り、何回も思考・言語化して、ある程度の自分の考えがあることならまだしも、自分にとって身近なことを改めて説明するのは誰もができるわけではない。
結果、情報発信そのものに時間がかかるので、途中で挫折してしまったり、思考の割にアウトプットが思うようにできない・・・という事態になってしまうわけですね。
「自動思考つよつよ」さんは意識的に書かない方がいいのでは?という提案
そんな無意識で考えていることが多い「自動思考つよつよ」さんはどうしたらいいの〜〜〜?っていうのが今回のメイントピックです。
結論、意識的に書こうとするのは半分諦めましょう。
むしろ、意識的に書かないほうがあなたの味が出ます。
理由は大きく分けて2つあります。
無意識を直そうとするよりも利用するほうが自然だから
1つは単純に無意識を直そうとするよりも、無意識を利用するほうが自然だからです。
ボクが自分の生き方とか働き方を考える時もそうですが、自分が持っている性質・特質や無意識にやっていることを無理に変えることはあまりしないようにしています。
見せ方を工夫していい感じに見せる!ということはもちろんやりますが、どうしたら全く別のものにできるのかは考えません。
ポーカーで、自分が持っているカードでブラフをして役を演出することはあっても、♡3のカードを♡Kのカードに取り替えるのが違反なのと同じ。
自分が持っているカードでどう戦うか。どう見せるか。
これが大事です。(本当に大事!!)
先ほども書いた通り、自動思考が強い人はさまざまなことに興味を持ち、多角的な視点を無意識のうちに持っていることが多いです。
これってつまりどういうことなのかというと。。。
ズバリ!「自動思考つよつよさんには、思考のきっかけ自体は十分頭の中に揃っている!」ということです。
断片的かもですが、いろんな知識やそれにつながるエピソードを持っている。時には自分自身で経験したこともあるかもしれません。
そうした無意識で蓄積しているものが、自動思考つよつよさんにはたくさんあります。自分ではわからないとしても、あるはずなんです。
その無意識の領域にあるものを、わざわざ意識に持ってくることなく、無意識のまま活用しませんか?というのが、ここでの提案です。
ちょっと抽象的なので、アウトプットの例でお伝えすると
記事を書く前に「何を書こうかな・・・?」とぼんやり考えるのではなく、「今その瞬間考えていること」「今この瞬間に伝えたいと思ったこと」を仮テーマとして文章を書き始めたらどうでしょ?ということ。
一度書き始めたら、あとは無意識に頭が動くがままに、続きを書き連ねていく。「自動思考つよつよさん」はこのほうが自然と手が動きやすいです。
「こんな内容で話がめちゃくちゃにならないかな・・・?」と考える人もいるかもしれませんが、それは思いの丈を書き終わった後のあなたが冷静な目で書き直す作業をすれば大丈夫です。
書いている途中に「ああ、また迷走した。どうしよう」と書き直したりして3時間作業するよりも、1時間でパパッと書いてしまって、30分校正 & 2時間を使うほうが、時間の使い方的にもよっぽどいいですよね。
変に構成や内容を意識しすぎず、無意識のままとにかく書き始めてみる!!この形の方が、「自動思考つよつよ」さんにとっては自然な形である。
これが、意識的に書くのをやめた方がいいと思う理由の1つ目です。
書き慣れることで自分の無意識を理解できる
2つ目が、書き慣れることで自分の無意識を理解できるからです。
アウトプットに悩んでいるときは、ついつい1記事や自分の書き方などを短期的に見てしまいやすいです。
でも、「慣れ」という視点で長期的に見ると、別に無理に意識的に書こうとしなくてもいいんですよね。
何事もそうですが、物事を何回も繰り返すうちに、少しずつ慣れてきます。
それは無意識のアウトプットも例外ではありません。
さすがに無意識を完全に無くすのは不可能でも、自分の書き方のクセを少しずつ理解して、それもまた思考の中に入れることはできます。
書いて書いて、自分の書き方に関するデータが集まってくれば、「自分はこういうことを普段から考えているんだなぁ〜」とか、「こっちの方が口調が自然かもな」なんてこともわかってきます。
というか、「自動思考つよつよ」さんは無意識のうちにそれらの癖も掴み取って言われるまでもなく思考を回してしまうでしょう。
データが集まれば集まるほど、あなたの自分自身に対する分析の信憑性も自然と強くなります。
だから、無意識で書くということを繰り返しているうちに記事の質はだんだん上がってくるんです。とっ散らかっていると思っていた話も、いつの間にかあなたならではの切り口になっていたりする。
そこに「あなただからこその書く意味」や「あなたならではの価値」が生まれるわけです。
また、自分のアウトプットへの理解度が高まれば高まるほど、以前より意識的に記事を書くことも簡単になってくるでしょう。
そうなったら、「無意識に書く」と通常通り「意識的に書く」ことを織り交ぜてもいいかもしれませんね。
以上が、無意識を利用した方がいいと思う理由の2つ目です。
最初から無意識と意識の両方を利用することは難しいです。
なので、自分にとって身近な「無意識」から攻略し始めてみませんか、というのがこの記事で伝えたかった僕の提案です。
とにかく書こう。書けばわかるさ。
まとめ
ということで、今回は頭の中で無意識のうちにいろんなことを考えてしまう「自動思考つよつよ」さんに向けて記事を書いてきましたが、いかがだっったでしょうか?
余談ですが、「自動思考つよつよ」さんが自己嫌悪に陥りアウトプットが止まってしまうと、アウトプットをしようとするたびに「やらない理由」を無意識のうちに考えるようになってしまったりします。
これも無意識で起こるので、癖を抜くのはなかなか難しいです。
ただ最初の方にも言った通り、使い方次第で強力な味方にもなるので、自分の無意識に向き合うことに時間を費やすだけの価値はあることだと思います。
無意識に向き合うことは、単にアウトプットに関してだけでなく、自分の「欲」や「理想の生き方」に向き合うことにも大きくつながるので、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
ということでこの記事は締めにしたいと思います。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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