それはそれ

禁酒日記

 そろそろまた、禁酒をしようと思う。

 前回禁酒したときの日記は、不思議なことに、年間閲覧数で第三位になるほど読まれている。

 何が不思議かというと、こちらは無料部分がほとんどない有料マガジン用の記事なのだ。単体での購入者はいない。

  そうして無料部分だけ読んで帰る人たちがどうやってここへたどり着いたのかもわからないが、禁酒をしたいけど続けられない。という人が多いのだろうか。

 禁酒というものは実に簡単で、ただ酒を飲まなければいいのである。ちなみに私は、ただ酒なら浴びるほどの呑みたいし呑める。冗談はさておき「しなければいい」のだから、例えば「毎日運動をする」とか、結果が求められる「ダイエット」などに比べれば、実にたやすいことだ。

 もちろん私のように「別にどうしても呑まずにいられないわけでもないのに毎日酒を呑む」という人ばかりでもないだろうから、禁酒しやすい方法を考えてみることにする。

 まず思いつくのは、家に酒を置かないことだ。ない袖は振れぬ、無い酒は呑めぬ。外食も避けた方がいいだろう。酒類を置いていない飲食店というものは、もしかしたらあるのかもしれないが、ちょっと思い浮かばない。もちろん買い物は目的をもって、必要な金額しか持たずに行く。

 それでもつい外出時に酒を呑んでしまうとか酒を買ってしまうとかいうのならば、素人の手には負えないので医者や厚生施設のお世話になるしかないだろう。

 もちろんここに書いただけでは私が実際に禁酒をした証明になどならないのだが、飲酒を再開したときにはその旨お知らせしようと思う。

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