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noteとは商店街であるとして考える

 私のオリジナルばかりではないが、これまでnoteはさまざまなものに例えられてきた。有力なクリエイターの周りにユーザーが集まる”小宇宙”であるとか、交流の中で遊びながら学んでいく”学校”であるとか、さまざまな商品が並び、見ているだけでも楽しい”デパート”であるとか。その中で、今回はタイトルにあるようにnoteを商店街に例えて考えてみようと思う。

 あなたはnoteという商店街の片隅に店を構えた。あなたがnoteで売るものはどんなものだろうか?noteでのことであるから、エッセイやコラム、あるいは小説などの文章だろうか、それともイラストや漫画、はたまた写真か音楽か。とにかくそういったものを何かしら準備していた人が多いだろうが、さて実際に店を出し、店頭に品物を並べたところでそうそう売れるものではない。これは考えてみれば当然のことで、なにもあなたの売っているものが他より劣っているとか需要がないこととは必ずしもイコールではない。

 なぜなら、あなたがnote商店街に店を出したことを、他の誰も知りようがないから。あなたが店を出したその場所は、駅前でもなければ大通りに面してもいない。繁華街でもない。少なくとも今のところは。人通りもなく、運良くあなたの店をのぞいてくれる人が現れたとしても、その人があなたの売り物に対して即決で買うほど興味を持ってくれることはごくまれである。

 そのようなとき、あなたはどうするだろうか?とにかく品揃えを豊富に、価格を安くおさえて客を待つだろうか?そうすることが悪いわけではない。noteに限らずどこでどんなものを売るにせよ、ある程度は考えていかねばならない話である。

 noteで何かしら活動を続けていれば、理由はそれぞれだろうがフォローしてくれる人も、それに伴ってスキもある程度は増えていくだろう。そういった中からあなたの商品を買ってくれたり、あるいはサポートしてくれる人が現れたりすることは当然ある。ただ、おそらくそれは(ありがたいことではあるが)それを目的としてnoteを続けようと考えるには物足りないだろう。

 実際の商店街であればどうだろう。新しく店を出すなら宣伝もするだろう、資金に余裕があれば新聞広告やTVCMも出すかもしれない。noteでこれらに相当することは、一体何だろうか?

 あなたがもしnote以前からの活動で知名度があり、集客が、さらには売上げが見込めるというのならこの限りではないが、あなたのnoteでの目的が何にせよ、まずはあなたを知ってもらうことを考える必要が有るのではないだろうか。

 noteで活動する目的は人それぞれであるし、私は何も「こうすれば絶対にうまくいく」「俺様の言うことさえ聞いていれば必ず儲かる」などと主張したいわけではない。ただnoteを見続けてきた身として考えたことを書き残すことで、まだ誰も正解にたどり着いていないnoteでのあなたのnoteの使い方を考える一助になれば幸いである。

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