私の鬱病と孤独と”自分の居場所作りり”への想い

やあやあ、自給ラボの押入れちゃんだよ。

noteでは普段あんまり見せない私の人間臭い部分を露出していきたいと思うよ。自給自足ベンチャーとかぶっ飛んだことやってる奇人だけど、私も一応人間だよ!笑 

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はいはい、それでは押入れちゃん劇場のはじまりはじまりい~!


さてさて、昨日ツイートしたように最近鬱っぽいから、せっかくなので高校時代からの鬱と孤独について語りだし、押入れ農園を作るに至った想いへとに関係性をドラマ調で語っていくよ。さあ、はじまるよ!


私が初めて鬱になったのは高校1年生の秋くらいの時。

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もともと発達障害だったり毒親持ちだったりいろんな多重マイノリティーだったりで自分の居場所を感じれなくて、友達もいなかったから鬱になる環境に恵まれてたの。(笑)

100発100中鬱になるウルトラベスト環境よ~~

今は悩みを抱えててもツイッターとかのSNSで居場所を見つけやすい時代だけど、当時は私の親がインターネットに理解がなくて(頭が悪くなるとか、中国のスパイが盗聴しているとか、銀行口座からお金抜かれるとか意味不明に発狂してくる人たちだった)、当時の私の居場所候補は、家か学校かしかなかったんだよ。

でも家では仕事もしない障害(複数の生活習慣病で鬱で自閉症でパラノイアでヒステリックでアダルトチルドレン)の両親が常に毎日喧嘩して、父が母や私に暴力したり、母が包丁で父を刺そうとしたりで落ち着けなかった。

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加えて自分の部屋を与えられてなかった(おそらく子供の全てを監視して支配したかったのかプライベート空間を否定されていた)から逃げ場がなかった。子供部屋は与えないくせに1部屋まるまるゴミ屋敷で子供より思い出のごみが大切だそうだ、くそやな。

学校でも浮いた存在で、腹を割って話せる人なんてひとりもおらんかった。

音も光もない宇宙でただ一人浮かんでるようなどうしようもなく叫びたくなるような孤独だってさ、

気が付いたら心のエネルギーが空っぽになっとってん。

ついには、ごはんを食べることを体が受け付けなくなり(拒食症)体重は命の危険があるレベルに。

痩せすぎて見た目がデスノートのリュークそっくりと言われた。

デューク

私的には”外道輪廻転生の術”使って白髪ガリガリになったペインの長門みたいだなって思ってたけど(笑)

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(あ、私、大のナルトファンだってばね!)

どうしてご飯を食べれなくなったのか当時は自分でもわからなかったけど、

”こんだけボロボロでみじめな姿になれば、親や周りはきっと私のこと振り向いてくれて心配してくれてギュッと抱きしめてくれるかな”

と思ってたんだと振り返っておもう今となっては。

そんな期待を裏切るように誰も反応してくれなくてもっとみじめになってしまおうとどんどん痩せていって気が付いたら30キロくらいになってた。身長162で30キロよ!

誰も反応しないから、ついには自分の体を傷つけたりしたし、さらに農薬をのんで自殺まで図った。

(今の普段の私はめっちゃ明るくて元気で行動力があって悩みとかなさそうってみんなに思われてるけど、実は、鬱病自傷自殺未遂メンヘラだった過去があるのよ~!そして実は今もメンタルはお豆腐W)


高校2年の秋、ある日のこと。

学校の廊下ですれ違ったちょっと怖そうな女性の先生にいきなり・・・・

”あんたちょっとこっちきなさい!”

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すごく怒った表情とすごい力で私の腕を強引に引っ張って個室に誘拐したのは保健室のJunko先生だった。

それまでほとんどかかわったことのない先生だったからビックリしたけど、気が付いたら私は泣きながら、家庭のこと、学校のこと、障害のこと、自分の居場所がなくてどうしようもなく辛いことを吐き出していた。

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先生は黙ってでも真剣にこっちを見て、ずっとずっとちゃんと私が泣き止むまで”うんうん”って話を聞いてくれた。

とても心がぽかぽかした。どうしようもなく嬉しくて落ち着いて・・・

家でも学校でもない第三の居場所。”Junko先生のいる保健室” 。

”誰か私の存在に気付いて!”

言葉にならない心の叫びはついに届いたのだった。

その日から保健室に遊びに行くようになり、悩みを話したり、話す元気がないときはJunko先生へ手紙書いたり。

自分のこと話せるようになっていった。

同時にどんどん心が軽くなっていった。


私の人生を変えて救ってくれた出会いだった。

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それから私は数人だけど学校で話せる友達もでき、のちに人生で初めての”親友兼恋人?”ができ、体重も回復し、勉強にも打ち込めるようになり、難関大学を現役合格して高校卒業するに至るわけだけどその話はまたの機会に記事にするね!

あと、その後も人生の中で居場所を失って鬱になった経験が大学生時代と大学院不登校時代にもあって、それも今度書くね!





今になって思うけど、保健室って居場所がなかったらたぶん私はこの世にいなかっただろうし、学校や社会から疎外されてるマイノリティの”居場所作り” ってめっちゃ大事やなって。

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で、ずっと思ってんねんけど、私はこんどは自分が居場所作る番になって恩返ししたいなって。


あ、そうそう、自給ラボは”押入れ農園”っていう、人工光を利用して引きこもってても太陽の届かないお家の中で自給自足家庭菜園ができる商品を作ってるねんけど、(詳しくは”自給ラボ株式会 押入れ農園” で検索してね、不完全な分かりにくいHPなのは許して後で直すから)

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なんで菜園を部屋の中で始めるのかというと、

何個か理由はあるねんけど(公式HPで書いてる資本主義とは別の経済圏作りたいというやつもあるねんけど)大きな理由の一つに今回話した”居場所つくり”の原体験がかかわってるねんな!

いま日本にはさ、障がい者800万人引きこもり100万人ニート100万人くらいいるねん。

ざっくり13人に1人ぐらい。

私も当事者だから同じような友達がたくさんいてさ、で、よくこんな話するんだけどさ

”私って社会の役に立ててるんやろか”

”自分の存在価値って?居場所って?”

ってめっちゃめっちゃ悩んでる人めっちゃおるんよ。

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周りのいわゆる普通に働いて普通な人と比べて劣等感を感じまくって自己嫌悪ループ沼にどっぷりつかって苦しんでいる子たちいっぱいよ。

お金稼げへん私は価値が少ないなんて思うわけよ。

”お金”=”人のために役に立ったからありがとうの証”

が少ないから私は社会にあんま必要ないんちゃうかなって。

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障害じゃなくても、いろんな理由で働いてお金を得てない人、例えばニートだったり引きこもりだったり年金暮らしのじいちゃんだったりも少なからず似た感覚に苛まれてる。

お金は得てるけど社会からの風当たりが厳しいアルバイターやフリーターの人もそう。

介護される立場にある人もそう。

専業主婦で経済DVやそれに類する事を受けてる人もそう。(誰のおかげで食わしてもらってるんや的な事言ったりそういう態度とったりしてお金を得てないパートナーを責める人ね、私の父もそうだった)

でさ、こんなストーリーを思ってん。

引きこもってる人が、部屋の中でLED菜園(押入れ農園)で野菜を作り出すの。

ほんで一緒に住んでる家族とか、同じアパートの人とか、近所の人とかにあげるの。

ほんで”ありがとう”って言われるの。

それしばらく続けると、話題になってほかの引きこもりの人もやりだすの。

気が付いたら社会参加しにくかったり出来なかったりした人が、引きこもりのまま野菜を作り出しほかの人にシェアしてるの。

いつのまにか”野菜配り引きこもりん”としての地位を確立し、ちょっぴり自己嫌悪が減って自分を好きになれた気になる。

これまでお金を稼げるかが価値の評価軸で苦しんでたけど、お金以外でも野菜でも人にありがとうって言ってもらえることが分かる。

(昔はお金なくても野菜作って配ってたら勤勉な人だと評価されたけど、資本主義が浸透して行き過ぎたな貨幣経済と単身世帯が増えかつてあったコミュニティ内での信用経済的な仕組みが消失し、すべての信用や価値を”お金で換算するようになった現代の弊害が、様々な理由でお金を稼げない人たちが抱える孤独感や劣等感だと思う、そして私はそれをどうにかしたいと奮闘しているのだ。)


そんなストーリーが生まれたら素敵だな、なんて本気で考えてて。


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しかもね、今農業の後継者問題やばいねん、5年前の統計で1次産業従事者の半数が平均65歳!!

えええ。やばいよね?

でも資本主義に染まった現代では農業も儲かる必要があるから、農業より儲かる職がたくさんある今、次世代の若い農の担い手が少ない状態。

(生きることそのものの”食”までお金で換算するとか、資本主義ぶっ壊れてるやろって話は前々からしてるよね)

しかも、今の野菜流通って、農家→JA→中央卸売市場→スーパー→家ってなってるけど、スーパーに野菜おいててもほぼ儲からんねんて、だってすぐ痛むし古くなった葉を毎日取り除いてきれいにするトリミングって作業に人件費かかるし、でも野菜おかないとお客が来ないから仕方なく置いてる。

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農家にとっても中抜きがたくさんいるから全然もうからんし(元カレ家族が農家だったので痛いほど実話聞いてる)、我々消費者にとっても収穫から平均3日以上も経つ栄養少なくなった野菜を食べるハメになるし、農業と食の流通問題ってすっごい課題を抱えてるのよ!

でもさ、13軒に1軒くらいの家庭がみんなの野菜を作って、近所でシェアしたら、それが日本全国で広まったらこの課題の解の一つになりうるんじゃないかな。

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新鮮でだれが作ったかわかる野菜で、しかも資本主義的リスク(儲かるなら遺伝子組み換え農薬いっぱい使おうとか、食品偽造しようとか)の少ない野菜が手に入る。その上単身が増えて分断されがちな私たちの間にコミュニティが緩く形成される!

しかもこれまで自己否定してきた人が、農業と食と流通の大きな社会課題に取り組めてることによる自己否定緩和まで起こるのでは!?

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多くの社会課題を一気に緩和できるすごい押入れ農園!



今度大阪駅近くの中崎町駅ってとこの介護施設に押入れ農園設置することになったんだけどね。

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例えば介護される人って、自分はお金生み出さずにいろんな人のお金や時間を消費して助けてもらってるわけやん、そうすると、自分は人に何の役に立ててるんやろって悩むやん。

でさそんな悩んでる寝たきりの人がベッドの前の押入れ農園で野菜を育てて、それを家族や友達が食べて喜んでくれた、みたいなストーリーがガチで起きると思うねんな。

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”I AM ”噂の寝たきりミニファーマー!”

そうやって自分の居場所がうまれる。

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押入れ農園が、自分の居場所感や存在意義に苛まれている多くの人にとっての”保健室”になればうれしいな!


でわでわ~





















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