
鶴見川サイクリングロードの走り方(上流編:落合橋⇒源流の泉、源頭)
【1】全体の概要
タイトル画像に実際に走った時のGPSログを地図に落としたものを紹介しています。前回は落合橋から下流でしたが今回は落合橋から少し下流の第三京浜下から上流に向かって走っています。
下流側は右岸と左岸を行ったり来たりしましたが、落合橋から上流は基本的に左岸(上流に向かうと右側)を走ります。これは川沿いのサイクリングロードの整備が悪く、走れなかったり横から人や自転車の進入があるので出会いがしらを避け少しでも安全に走るためです。「第三京浜下」から「源流の泉」までの距離は28kmくらいで1時間20分程です。
次の章では基本部分(地図の青線&赤ピン)を紹介します。後ろの章でスタートからの別ルート(ピンク線&黄ピン)とオプションの源頭など(赤線&青ピン)を紹介しています。GPSのルート案内を利用する方の為にGPXファイルをダウンロードできるようにしています(写真とは別日もあります)
◆鶴見川の中流から源流の泉まで
【2】区間ごとの紹介(基本ルート)
(1)第三京浜下から鴨居大橋先まで
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間は右岸/左岸ともにサイクリングロードがありますが、走りやすさより右岸をお勧めします

スタート地点は左岸で、この少し下流のところには崎陽軒の横浜工場があり新横浜元石川線沿いには売店があるのでシウマイ弁当などを購入して途中で食べるのもいいですね

【緑-1】上流へは左岸を走ると書いたのですが落合橋までは右岸をお勧め
左岸:Mapのピンク線(幅が狭く路面が凸凹)→後ろの章で
右岸:Mapの青線(道幅が広く路面が良い)
少しの砂利道ですが右に行き、橋を渡って右折して右岸に進む

【緑-2】冬は横浜線と富士山の撮影ポイント

【緑-3】右岸を進むとグランド横を通過するが休日は人が多いので注意する。さらに上流のベンチ横から冬は鴨居人道橋横に富士山が見える

【緑-4】鴨井人道橋の所は鴨井駅⇔ららぽーとの通行が非常に多いので注意して走る。その先の花壇の所では冬は富士山が見えます

(2)鴨井大橋から落合橋を抜けて上流へ
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間は右岸/左岸ともにサイクリングロードがありますが、右岸を走り落合橋から上流は左岸を走ります。走りやすさより右岸をお勧めします

【緑-5】落合橋の所で右岸→左岸に移動しますが、右岸から橋のアンダーパスを通り上流側で戻るようにして橋の歩道を通行するのが良いと思います。左岸でサイクリングロードとの合流はアンダーパスを抜けてくる自転車がスピードを上げてくるので合流注意です


【緑-6】千代橋は交通量が多いのでアンダーパスを走りますが左側の草で先が見えにくいのと左にカーブしているので反対からの人・自転車に注意

【緑-7】土手の上は路面が悪く除草していないときは狭いので右側の一般道を走ってもよいが、トラックが多いので注意

(3)落合橋から東名青葉インターまで
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間は左岸にサイクリングロードがありますが、一部は横の道路を走ります

【緑-8】前の写真の所から一般道を走って来たときはここでサイクリングロードに戻る。横浜市営地下鉄と道路などを左のアンダーパスで通過する

【緑-9】この区間は狭いので一般道とサイクリングロードの境がないが車はほとんど来ない。左に除草作業の草があるが通常はきれい。八和らぎ橋はアンダーパスを走ります

【緑-10】ここも狭く一般道とサイクリングロードの境がない。右側は民家への私道で車も通るので川沿いを走る。この日は除草されてなく草が多いが普段はもっと左を走れる

【緑-11】天神橋はアンダーパスで抜けます。アンダーパスを抜けた先はサイクリングロードが狭くなるので段差を上がって右の一般道を走るのをお勧めします。サイクリングロードも先でこの一般道に入ります

【緑-12】一般路を走った時は学校橋の所を横切るので注意(サイクリングロードならアンダーパス)。すぐ先の東名高速の所でサイクリングロードと一般道は一緒になる。東名高速の先はサイクリングロードは同じように狭いが一般道は行き止まりになるのでサイクリングロードを走る

(4)東名青葉インターから寺家まで
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間は左岸にサイクリングロードがありますが、一部は横の一般道を走ります

【緑-13】東急田園都市線の鉄橋のすぐ先には人道橋があり左右の通行が多く自転車もスピード出してくるので注意。国道246号は迂回が困難でアンダーパスで渡ります。渡った先の青葉警察署の所でサイクリングロードは狭いので一般道を走ります(進入禁止の標識がありますが「自転車は除く」になっています)

【緑-14】一般道をは知って来ましたがここでサイクリングロードに戻ってアンダーパスで抜けます。サイクリングロードに合流する時に走ってくる自転車や人に注意して合流します

【緑-15】宮前橋の手前からサイクリングロードは凸凹が多い。宮前橋のアンダーパスも路面が悪くカーブしているので速度を落として対向の自転車に注意する

【緑-16】環状4号線の常盤橋の所です。橋の手前は右から車がくる一般道なので注意。環状4号線は交通量が多いので右側の信号を迂回する事もお勧め。信号のタイミングで全く来ない時もあります

【緑-17】環状4号の先の河内橋は抜け道的に車が多く走るので一時停止して左右確認で通過する

【緑-18】寺家橋も交通量が多いので一時停止が必要。その先は早野川との合流点になりますが、早野川の方には行けないような道なので普通に走れば鶴見川になります

(5)寺家から鶴川街道まで
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間は左岸の川沿いの一般路とサイクリングロードが目ぐるましく変わるので走行注意です

【緑-19】この区間は川沿いの一般道なのでキープレフトで。水車橋は交通量が多いので注意。川沿いの道路は真福寺川になってしまうので白い橋を左に渡って鶴見川に移ります

【緑-20】ここも一般道で恩廻橋は一時停止の標識の通り確実に停止し左右確認

【緑-21】麻生川と鶴見川の合流点です。まっすぐは麻生川になってしまうので亀井橋を左に渡り、すぐ先の麻生橋の手前で鶴見川の左岸に入る。
麻生橋を渡って恩廻公園遊水地を回って鶴見川の右岸でも良い

【緑-22】川沿いの一般道を走るが道路を横切るアンダーパスがないのでその都度一時停止して安全を確認して走る

【緑-23】一般道からサイクリングロードに変わります

【緑-24】精進場橋は交通量が多く一時停止。渡った先ですぐにサイクリングロードから一般道に変わる。少し進むと真光寺川との合流点になるので、白い橋を左に渡り、橋を渡ったらすぐに左の道なりに進む(まっすぐ行くと住宅街で川沿いに戻るのが面倒)

【緑-25】岡上跨線橋下はサイクリングロードへ入る。入り口は狭いが写真の先は幅が広い

【緑-26】川沿いを進むとサイクリングロードになるのでそのまま進む。その先では鶴川駅から和光大学の学生が多く歩いているので注意(この先の橋の左にスクールバスの発着場がある)

【緑-27】小田急線の鉄橋下はカーブして勾配がきついので注意する

【緑-28】川沿いの道を進んでくると鶴川街道に出る。右側の自動車整備場が目印です。鶴川街道は交通量が多いので右の信号に迂回するが、信号の手前の道からの車が多いので注意する

(6)鶴川街道から図師大橋まで
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間はサイクリングロードの比率が高くなってきますが、道路を横切るところにアンダーパスが無いので一時停止し安全を確認して渡りましょう

【緑-29】一般道からサイクリングロードに変わります。車が多く見えているとおり比較的車も来るので入るまではキープレフトです

【緑-30】大倉橋の所は信号があるので信号に従いましょう

【緑-31】川嶋橋を渡り次の鍛冶屋車橋の所です。右側ならスムーズに走れそうですが先で行き止まりになるので左側のフェンス沿いに入ります

【緑-32】鎌倉街道の袋橋付近です。旧道の袋橋は直進します。その先の鎌倉街道の新袋橋はセンターにフェンスもあり物理的に渡れないのですぐ右の信号で渡る。

【緑-33】冬の時期は新袋橋から参道橋までは富士山が見える

【緑-34】参道橋から少し進むとサイクリングロードになります。右岸もサイクリングロードですが途中でなくなるので左岸を進みます。新鎧橋の所には近くのトイレ(協力店)の案内があります。新鎧橋を渡った先は鎧堰跡で野津田地区の灌がい用の取水口の遺跡があります。また東京都で絶滅危惧種に指定されているハグロトンボが見られることもあります

【緑-35】宮川橋はサイクリングロードの終点です(2024年秋)。まっすぐに綺麗なサイクリングロードが続いていますが、工事中で50mくらいで行き止まり(2024年秋)。ここの道路は右折して一般道に進みます

【緑-35】右折して少し進むとゼブラゾーンの所に左に行く道があり、そこに入り芝溝街道に出ます。芝溝街道は一時停止して左折します。

(7)図師大橋から上小山田バス停
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間は川沿いのサイクリングロードはなく川沿いを行くには赤線のルートを走る必要があり、図師大橋からは都道の町田平山八王子線(青線)を走ります

【緑-36】ここから上流の鶴見川は改良されてなく川沿いを走れる場所も少ないので都道を走ります。図師大橋の信号は交通量が多いので一度左の歩道から信号で渡ります。都道は道幅が広いですが車もスピードを上げてくるので注意

【緑-37】日大三高の信号の次の信号からはしばらく道幅が狭くなるので車に注意して走る

【緑-38】小山田バス停の手前は一時停止ですが、左からの車がショートカットしてくるので手前から速度を緩め出来るだけ左を走る。「止まれ」から右斜め前の道に進む。その先はセンターラインもなくなり狭い道になるが意外と交通量が多いので注意

(8)上小山田バス停から源流の泉まで
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。この区間の鶴見川は谷戸の支流に分かれ本流がわかりませんが、「源流の泉」まで走ります。この区間の鶴見川は道路の側溝のような細い流れです

【緑-39】源流の泉の手前にはバイオトイレがあります。そのすぐ先が源流の泉で手前の道は民家に入る私道なので絶対に入らないこと
このガードレールの切れ目当たりからは鶴見川の流れ出しが見えます

【緑-39】源流の泉です。道路のガードレールの所で自転車と記念写真が撮れます。その少し先に上に入る道がありますが、広場には自転車が入れないような柵があり、泉を見学する時はその柵の近くに自転車を置いて歩いていきましょう。上から見ると水が湧いて水面が盛り上がっているのが見えます

【3】基本ルートのオプション
(1)第三京浜下から鴨井大橋先まで
地図はメインルートで紹介したものと同じですがオプションルートは赤で示す左岸を上流に向かって走りますが、サイクリングロードが狭いです

【青-1】新川向橋の所はまっすぐでも右の道でもどちらでもよいが、Bの下のほうが走りやすい。その先の道は除草直後なので広く見えるがいつもは狭く路面も荒れている

【青-2】春の時期はこの付近で桜並木の向こうに富士山が見える

【青-3】鴨居人道橋手前では冬は富士山が見える。人道橋の所は左のアンダーパスを走る(人が多いので向こう側の合流注意)

【青-4】鴨池大橋は上下のどちらを走っても同じ。橋の向こうは道幅も狭く路面が荒れている。その少し先では冬は富士山が見える

【青-5】グランド横は利用者が土手の上を横切るので注意

(2)鴨井大橋から落合橋まで
赤線から来たオプションルートでも落合橋で一緒になります。その落合橋の走り方です

【青-6】落合橋は左のアンダーパスで通り、向こう側では橋の上からくる人や自転車(右側)に注意する

【4】源流の泉から源頭までのオプション
(1)このオプションの概要
まず最初にこの区間のGPSのログを紹介します。源頭は鶴見川の最初の1滴が湧いている場所で[1]の場所です。基本的に山道なのでMTBかグラベルロードをお勧めします。またハイキングで歩いている人がいる可能性があるので自転車を置いて歩くのもお勧め。自転車進入禁止にはなっていないので走ってよいと思いますが自転車の場合は自己判断で

源頭に行くには[39]から[4]→[3]が遡上するルートですがかなりの急坂なので源流の泉[40]から尾根幹まで登って下って来るルートで行きます。
ここもGPXデータを添付しますので必要な方はダウンロードを
◆源流の泉⇒尾根幹線⇒源頭⇒小山田バス停付近
(2)源流の泉から尾根幹線まで
源流の泉から尾根幹線までは普通の登り坂ですがそこそこ急な坂なのでゆっくり上っていきます。尾根幹線に出たところでガードレールの隙間から尾根幹線に出ます。車道を走ると逆走になるので歩道をゆっくり進みます
(3)尾根幹線から源頭まで
まずこの区間の拡大地図を示します。(a)→(h)の順番に移動します。(a)から(f)までは下りで、(f)から源頭のエリアの(h)までは登りになります。

【a】入り口の所には「多摩 よこやまの道」の案内板があります

【b】入って少し進むと道しるべがあります。道しるべの文字は見えにくいですが「泉の広場」の方向の奥に続く細道に進みます

【c】しばらくはなだらかな下り勾配の林道を進みます

【d】木々が少なくなり少し勾配がきつくなってくる

【e】直角に曲がる付近からは急こう配の下りになる

【f】降りてきた道からの分岐点です。左上の写真から降りてきて分岐点には道標があり、右は「小山田バス停」となっています。ここから下流は少し川らしくなり上流は細い流れです。源頭へ行ってまた戻ってくるので右下の写真のポールの所に自転車を置いて歩いていきましょう

【g】源頭への登りは細い溝のような流れが続いているので、それをたどっていきます

【h-1】細い流れが続きますが水量が多い時は広がって歩きにくい時があるようです

【h-2】自然保護の立て看板が見えてくると少し開けた場所になり源頭の近くです

【h-3】源頭の場所です。唐木田配水塔は尾根幹線の降りるところにあったものです。右の写真の所が水がポタポタ落ちているのが確認できる一番奥の場所でした

(4)源頭分岐点から小山田バス停まで
【2】分岐点から小山田バス停方面は右側に鶴見川の流れの音を聞きながら非舗装ですがグラベルロードでも走れる道が続く

【3】途中に降るそうな仏像が見えるところをさらに下ると舗装路になってくる

【4】小山田バス停に出る直前には「六部塚」があります

この六部塚はもっと尾根幹線の近くにあった古墳らしいのですが、石碑だけここに移されたそうです。この石碑からすぐの所にバス停のある交差点です