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ボイトレに通っても上手くならない?

こんにちはこんばんは。
大阪梅田のボイトレスクール、クリアボイスミュージックスクールのボイストレーナー兼代表、ジウコトモニタです。

今回は、ボイストレーニングスクールに通っても上手くならないのか、ということについてお話させていただきます。

中には「ボイトレスクールに行ってみたいけど、どんなことするのか、道の世界なので不安・・・」、「なんだか敷居が高そう・・・」といった方も多いかと思います。

あるいは、「以前ボイトレに通っていたけど、全く効果がなかった」という方も意外と多いです。

この記事が、あなたの今後のボイトレスクール探しにもご活用いただける内容にもなっていますので、是非最後までお読みください。


この記事の権威性を示すために簡単に自己紹介をしておきます。

ジウコトモニタ

ボイストレーニング歴15年、クリアボイス創業10年弱(2020年現在)
これまで、メジャーアーティストやTVタレント、芸人、アイドル、アナウンサー、ラジオパーソナリティなど、声を使う仕事で活躍される方のボイストレーニングを数多く担当。
その中で培ってきたノウハウで「僕にしかできないレッスン」を確立、クリアボイスミュージックスクールを立ち上げ、大阪で不動の人気を誇るボイトレスクールにする。
現在はボイストレーナーの育成も行っている。

といった感じで、ボイトレスクールでは上手くならないのか、について話を進めていきましょう。


今回のポイント

今回のポイントはこちらです。

今回のポイント
・ボイストレーナーとボーカルコーチの違いについて
・あなたがボイトレに通って上手くならなかった理由
・多少の勉強は必要

それでは一つ一つ解説していきましょう。


ボイストレーナーとボーカルコーチの違い

このように二つの単語を並べると、なんとなく雰囲気的にも違うことは想像していただけるかと思います。

ボイストレーナー…ボイス(声)のトレーニング(鍛える)をサポートする人
ボーカルコーチ…ボーカル(歌唱)のコーチング(指導)する人

もちろん、クリアボイスミュージックスクールでも、レッスンの中で歌唱指導をしますが、それはしっかりとボイスをトレーニングし、安定させた上で成り立つものと考えています。

[参考記事:本気で上手くなりたいなら…ボイトレ体験の内容全部教えます]


あなたがボイトレに通って上手くならなかった理由

クリアボイスミュージックスクールにレッスンに来られる方でも、「以前にボイトレスクールに通っていた」という方は1/4に近い数いらっしゃいます。

では、なぜそういった方は、ボイトレスクールを変えようと思ったのでしょう?

理由は様々です。

「引っ越したので以前のスクールに通えなくなった」

「担当の先生が辞めてしまった」

「昔通っていて、また歌を始めようと思ったので、せっかくだから違うスクールのアプローチを知りたかった」

などなど。

そして一番多いのが、

「以前のスクールでは全然上達を感じられなかった」

というもの。

※これは当然、逆のパターンもあると思います。「クリアボイスに通ってたけど上手くならなかったけど、違うスクールに通いだしてみるみる上達した」というパターン。ほぼないケースだと自負していますが。


なぜこういった声が多いのか。

それが、ボイストレーナーではなく、ボーカルコーチが多いからです。


そういった方に「以前はどんなことを指摘されてどんなトレーニングをしていたの?」と聞くと、たいてい、「発声の具体的な指導はなく、曲を歌って、『ここはこう歌って』とかばかりでした」と返ってきます。


僕はこう考えています。

発声の正解不正解は医学的根拠に基づく事実
歌唱の正解不正解は指導者のバックボーンによる主観

基本的に歌唱の正解は、生徒さん自身が持つものです。

その中で、「そうやって歌いたいんだったら、こういった技術を身に付けないと」とか、「そう歌いたいのは分かるけど、それでは声帯に負担をかけるのでもう少しこういった発声法を意識しないと」といった指導をし、より生徒さんの理想の歌声に近づけていくのがボイストレーナーです。

生徒さんが歌いたいイメージ、欲求を無視し、上手く歌えない原因の根本を改善しようとせず、ただ「こうやって歌いましょう」というのは、ただの押しつけです。

生徒さんは歌いたいイメージと多少のズレがあっても、「先生はプロだからきっとそれが正解なんだ・・・」と納得せざるを得ません。

納得せざるを得ない歌に、果たして聞き手は魅力を感じるでしょうか?

しかも、「こうやって歌って」の「こう」が分からなければいつまでたっても変わりません。

仮に上手くいったとして、それは「表現力」ではなく、「再現力」です。


これがあなたがボイトレスクールに通って上手くならなかった理由です。


多少の勉強は必要

例えばあなたが筋トレをします。
多少筋肉の勉強はしますよね?

例えばあなたが釣りを始めます。
仕掛けや竿の選び方、その名称や特徴を学びますよね?

でも不思議とボイトレになると、「ただ声出してりゃ上手くなる」と、何も考えず、何の目的意識もなくただやみくもに練習している人が多いです。

発声にも様々な筋肉を使います。

・声帯を閉じる筋肉
・声帯に張りを作る筋肉
・音程を変える筋肉
・呼吸の筋肉
・口腔、軟口蓋(上あごの奥)の形を作る筋肉
・喉頭(喉の軟骨)を安定させる筋肉

それらがどこに存在し、どのような働きをしているかを知っておくだけで、日々のボイストレーニングの質は格段に上がります。


「お腹から声を出して!」「頭を響かせて!」などというような、トレーナーの主観を押し付けるレッスンではなく、医学的根拠に基づいた解説を踏まえた現実的なアドバイスをおこなうべきがボイストレーナーです。

[参考動画:自宅ボイトレの質を上げる3つのポイント]

[参考記事:最強のボイトレ論-ボイスの何を鍛えるの?]


まとめ

つまり、ボイストレーニングスクールでは、以下のようなことをおこなっていきます。

・まずあなたの「こう歌いたい!」を大事にする(これは日々変わってOK)
・あなたの発声の特徴を分析し、どのように改善、強化していけばいいかを判断
・そのために適切なトレーニング方法を提案し、チェックしていく

これからボイトレスクールを探そうかとお考えの方は是非参考にしてみてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ジウコトモニタ

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