見出し画像

投資に関する不都合な真実 TRUST NO ONE

人を見たら泥棒と思え
投資の判断で最も重要なのは「常識を働かせる」こと
必勝法など存在しないし、仮に存在しても無料で教えてくれるわけがない

本日のまとめ

書きたいことはたくさんあるのになかなか核心にたどり着かないのはなんででしょうか。「話が長い」「回りくどい」などと言われがちなのは老化現象なんですかねー。

ま、核心なんてものがあるのかどうかは別にして、おいおい本当に書きたいことをお伝えしていきたいとは考えていますので、いましばらく気長にお付き合いいただけるとうれしいです。

本日はなぜかXファイルっぽい画像で始めてみました。さて、上のまとめで触れたように、何を選び何を選ばないかという投資の判断を下す際に、最も重要なことは常識をきちんと働かせることだと思います。
簡単そうで意外とこれが難しいんですよねー。もし市場参加者の一人ひとりが冷静で、明らかに異常な資産価格の上昇に巻き込まれることがなければ、日本の80年代後半のバブル経済も17世紀オランダのチューリップバブルも、いわゆる「リーマン・ショック」をひきおこしたアメリカの住宅バブルも全て発生するはずもありません。山手線内側の地価合計でアメリカ全土の土地を買い取れる、なんてことや、チューリップの球根ひとつの価格が年収の30年分(現代日本換算では1億5千万円ぐらい?)まで高騰することや、貸し倒れリスクの高い借り手の住宅ローン(サブプライムローンですね)をまとめるとなぜかAAAの高格付け債券に生まれ変わるなんてことも起きなかったかもしれません。

YouTubeの広告でよく見る「今だけ無料でアナタに教える株式投資必勝法」とか、ネット広告でありがちな「LINE登録だけで学べる勝率90%のシステムトレード!」なんてものがあるわけないのは、たとえ金融リテラシーがなくても、常識で冷静に判断すれば理解頂けると思います。そんなシステムとか必勝法がもし存在するのなら自分ひとりでガンガン儲けるのにお忙しくて、チマチマセミナーやったり情報商材売ってたりする暇なんてあるわけないですよね。
外貨預金をすすめてくるやつはろくでもない、と前にお伝えしましたが、カネがからんだ商売に関わる人々については泥棒または詐欺師のたぐいだと思っておいてまず間違いはありません。

特にアナタに何かを売りつけることで飯を食っているヒトの助言やアドバイスは絶対に信じるべきではありません。たとえその人の肩書が「プランナー/コンサルタント」とか「アドバイザー」などの中立っぽいものであったとしても、アナタが時間あたりXX万円とか1回XX万円払ってるわけじゃないのであれば、そのプランナーなりアドバイザーなりは他のソースから収入を得ているんです。そしてそれは多くの場合、アナタに売りつけた保険なりファンドなりから支払われます。そうです、明示はされていませんが、アナタとその”アドバイザー”の利害は利益相反の関係にあるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?