ラー神

古代エジプト神話とニンジャ神話の類似点について・その2

※引き続き深刻なネタバレがあるため注意な












ハトホル

ハトホル(Hathor)は、古代エジプト神話の、愛と美と豊穣と幸運の女神。聖獣は牝牛。

(「ハトホル」 - Wikipedia)

この神については名前が全てを示している。

「ハトホル」「Hathor」。
この文字を良く見てみてほしい。




これだけでは意味が通じないので文字を足してみる。まずはイロハのイから。






ナムサン!

ハトリと読めるではないか!ハトリ! 

ハトリ・ニンジャ!


◆忍◆ ニンジャ名鑑#200 【ハトリ・ニンジャ】 ◆殺◆ "最初のニンジャ" カツ・ワンソーの最後の使徒にして叛逆者。 ニンジャ六騎士を率い、ニンジャ大戦の戦端を開いた。 最も大衆によく知られたニンジャであるが、その伝説は歪曲や脚色が激しい。 真実は伝説を超える。 

おお…ブッダ。ハトホルとは「ハトリ」のことだったのだ。なぜ「i」の字が削られたかといえば、ハトリ亡き後彼の功績を隠そうとしたニンジャたちによって文字が削られたのだろう。削るだけに留まったのは当時のニンジャやモータルにとってハトリの存在があまりに大きすぎ、全てを消すことができなかったからだ。あるいはガイジンには「ハトリ」の発音が難しかったため訛って変化したという可能性もあるが。

とはいえハトリ・ニンジャは男であり女ではない。よってこれはハトリ・ニンジャのハトリ・ベッピンの方だ。 



それは、永遠の罪の意識にさいなまれながら生き続けるという呪いであった。ハトリの娘ベッピンへの想いに衝き動かされて衝動的に魔剣を鍛えたカジヤ・ニンジャは、内心、それが本当に奥ゆかしく正しい行いだったのか不意に恐ろしくなり、鍛冶場に隠れていたのだ。呪いはそんな彼を大いに苦しめた。

ここでショドーをしつつ、サンダーフォージは飲まず食わずで猛省を続けたが、やはりその身が朽ちることはなかった。ハトリ・ベッピン美しい横顔豊満な胸、カツ・ワンソーが一度だけ自分に向けた笑顔などが何度もハナビのように浮かんでは消えた。やがて、ゴダ・ニンジャが彼のもとを訪れた。

(【カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル】)

美しい娘ハトリ・ベッピン。全ニンジャの頂点でありワンソーを討った英雄ハガネ・ニンジャ(当時の認識)と結婚できたから幸運美しいから豊満な胸だから豊穣。すべて合わせると見事に愛と美と豊穣と幸運の女神ハトホルと一致する。なかでもバストの豊満さが特に目立ったために牝牛が聖獣とされたのだろう。なおニンジャスレイヤーは実際健全な作品であり猥褻が一切ない。

ちなみにサンダーフォージが鍛冶の神プタハに対応していることは言うまでもない。


余談だが、ハトホルの神話は時代によってやや変化していく。

初期の頃はハトホルはラーとヌトの間の娘とされていた。やがてラーの妻とされ、ラーの牡牛と結婚して音楽の神イヒを産んだ。

(「ハトホル」 - Wikipedia)

この変遷からは、ハトリが生きている間こそ六騎士を率いるハトリの娘だと正しく伝えられていたものの、ハトリの功績を奪い取り頂点に立ったハガネと結婚してからは最高神の妻、そのハガネが失踪しソガが頂点に立ったので妻ではなくなったという、当時のニンジャ社会の移り変わりが生々しく浮かび上がる。権力者が交代するたびに神話が書き換えられていったのだ。歴史は時代によって塗り替えられていくものなのである。






…では父のハトリ・ニンジャは?














※恐ろしいネタバレ可能性があるので注意な















ラー神

ラー (Ra) 、あるいはレー (Re) は、エジプト神話における太陽神である。語源はエジプト語でそのまま、「Ra」(太陽)。
ラーはハヤブサの頭をもつ姿で描かれることが多い。

(「ラー」 - Wikipedia)

ヤブサ頭はのつく、すなわちハトリを意味している。ひょっとするとハトリ・クランの紋章がハヤブサだった可能性もある。

後に権力を握ったホルスもハヤブサの頭をしているが、そちらは改竄にすぎない。すでに述べたようにハトリの記録を消し去ることは不可能だったため、己とハトリをなるべく同一存在のように見せかけようとした結果なのだろう。しかし人々の記憶が薄れるとともにそれも段々と必要なくなっていったため、後代になるにつれホルスの頭はハヤブサから人間へと変わっていく。



話を戻すが、ラー、即ちハトリ・ニンジャの神話を調べていくと、とある重大なニンジャ真実が浮かび上がってくる。非常に雑多な内容になるため、これ以降については伝承符合可能性事実を列挙するにとどめ、説明するのはやめる。それで誰にでも十分に分かるはずだ。

ここから先はどうか自身のニューロンで判断してほしい。









目からは強烈な光を放ち、敵を焼き滅ぼす。
ラーを象徴する元素と色はそれぞれ火と赤

(「ラー」 - Wikipedia)


やがて二つの目は区別され、左目(「ウアジェト(ウジャト)の目」)は月の象徴、右目(「ラーの目」)は太陽の象徴とされた。

ラーは自らを崇め敬わない人間を滅ぼすため、自らの片目(右目とも左目とも)を雌ライオンの頭を持つ破壊の女神セクメトに作り変え地上に送り、人間界で殺戮のかぎりを尽くさせた。

(「ホルスの目」 - Wikipedia)


セクメト (Sekhmet) は、エジプト神話に登場する女神。 ラーの片目(右目とも左目とも)から生まれライオンの頭を持つ。復讐者であり、王の守護神とされる。
(「セクメト」 - Wikipedia)

二つの拳は左右からゆっくりと接近し、同時に命中。カラテ衝撃によって大気が揺れ、両者の骨が軋んだ。ニンジャスレイヤーの拳はアンサラーの赤色鉄鋼メンポを砕き飛ばす。革命闘士の拳は死神のメンポを弾き飛ばせない。そのメンポは既にフジキドの頬と癒着し、禍々しき顎門の如く化していた。
(【オイランドロイド・アンド・アンドロイド】)

Q:過去のニンジャスレイヤー憑依者の中には女性がニンジャスレイヤーになったこともあったのでしょうか?
M「いい質問だ。ある。何故ならギンカク・テンプルは、ニンジャに対する全ての怨念の集積回路だからだ」
(第4部予告編プログラム後のIRCセッション)

そいつは暴れ狂って、いっぱいニンジャを、モータルを、殺した。殺しまくった。ヒヒッ……当時の俺の妹と恋人も死んだ」フィルギアは目を細め、囁いた。
(【ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード】)



セクメトは伝染病などを司り、人間を殺してしまう病の風を吐く女神とされた。
(「セクメト」 - Wikipedia)

(((制御できている、今のところは)))「殺」「伐」のスリットから、殺戮蒸気機関めいた硫黄の煙が洩れる。
(【サツバツ・ナイト・バイ・ナイト】)



地の底には冥界があり、ラーは夜ここを通って再び地上に現れるとされた。
(「エジプト神話」 - Wikipedia)

イチローは闇の中にいた。虚無である。いや、ひとつ、確かなものがある。それはジマタが掲げたニンジャの生首であった。生首が空っぽの眼窩の奥の光をイチローに向けた。闇の中、遥か下から、赤黒い飛沫が奔流となって噴き上がった。イチローはその奔流を己に引き寄せた。呪いによって。
(【リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リヴェンジ】)



古代エジプト人は太陽の昇り沈みとともにラー自体も変形すると考えた。日の出のときはタマオシコガネの姿のケプリとして現れ、日中はハヤブサの姿をして天を舞い、夜は雄羊の姿で夜の船に乗り死の世界(夜)を旅するとされている。
(「ラー」 - Wikipedia)

0100101111……「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」ナラクは走りながら赤黒く燃えるスリケンを次々に投擲し、シの眷族を殺めてゆく。彼らは良く練れた戦士であり、ナラクには遠く及ばぬながら、一人一人を倒すのに多大な時間を要した。徐々に包囲は狭まっていた。
(【リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リヴェンジ】)

「そして拙者は、ニンジャを殺す者に候」
(【ハイヌーン・ニンジャ・ノーマッド】)

「ドーモ。ナラク・ニンジャ=サン。フジキド・ケンジです」フジキドはナラクにアイサツした。「ドーモ。フジキド・ケンジ=サン。ナラク・ニンジャです」ナラクがアイサツを返した。赤黒い炎が。ぞっとするような悪意と憎悪に顔を歪めた老人のようにも見えるが、姿は常に定まらない。
(【フー・キルド・ニンジャスレイヤー?】)






 「私も詳しくはありません」カジヤは頭を振った「私が反省の庵に隠れてから暫くして、六騎士の一人、ゴダ・ニンジャがここを訪れ、いくつかの話とともにその名をもたらしたのです。ナラク・ニンジャなる恐るべきオバケが出現し、それを封じたと。そして全ての文書から、ナラクの証拠を消したと」

 (「カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」)



NARAKU

RA

Ra














その者はじろりとマスラダを見た。そしてアイサツした。(((ドーモ。はじめまして。ナラク・ニンジャです)))

(【トーメント・イーブン・アフター・デス】)





【終わり】

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