エッフェル塔とストリート・ミュージシャン
「一度はヨーロッパに行ってみたい。」と親に度々催促されて、じゃあってことで計画。もちろん、随分、前の話。
どこに行きたいか聞いてみるとー
「オペラが見たい」
「ルーブル美術館で絵画が見たい」
とか言うので、ヴェローナのオペラの他に、パリも加えた。
イタリアは初めてだったけど、パリは馴染みの街。。。って言っても数ヶ月ほどのことだったけど。。。毎日パリの郊外っていうかヴェルサイユのホームスティ先から市内のモンパルナスまで通ってた。
ヴェルサイユ宮殿の真正面の駅からエッフェル塔前のChamp de Mars駅まで鉄道で行って、近くのメトロのBir-Hakeim駅で乗り換えるってルートだった。
Champ de MarsからBir-Hakeimへはエッフェル塔を背に向けて歩くことになるので、ほとんど視界に入らなかった。
メトロの乗り換え駅からモンパルナスの手前までは地下ではなく高架を走ってたので、車窓から建物が通りで途切れる僅かな時間にエッフェル塔が見え隠れした。なので、エッフェル塔の光景ってのは、それが記憶に刻まれてる。
写真に収めたものがないのでGoogle Street Mapで辿ってみると、「コレ!」ってのが見れた。
その区間でメトロに乗ってる間に、時々アコーディオン抱えたストリート・ミュージシャンが乗り込んできて、プカプカ弾いて次の駅で降りていくってのに遭遇した。でも、そのルートは観光客はほとんど乗ってなくて、地元の人はどちらかというと無関心だった。
自分もロック・ミュージックしかアタマにないようなヤツだったので、その時は心に響かなかった。でも、こうして今になってみると不思議とパリの光景の一コマになってる。
パリの定期ってゾーン制で、帰りはバスで違うルートで帰ったので、結局エッフェル塔をじっくり間近で見ることはなかった。久しぶりにパリに来て、親は当然エッフェル塔を見たいって言ってきたので連れて行った時、初めて間近で下からエッフェル塔を見上げた。。。
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