見出し画像

DTM/宅録〜サウンド・メイキング12〜ボーカルのプラグイン・エフェクト

今回はボーカルに挿す(プラグイン)エフェクトについて。前回/前々回で具体的なコンプイコライザーのことをイキナリ取り上げてましたが、コレと次回を読んでからソッチを見てもらう方が順番としてよりベターかも。

曲のメロディー作りのための「お試しボーカル」ZOOM MS-50Gのレビューを兼ねたMOVIEをUPー

GarageBandやLogicはトラック新しく作る時、ボーカル指定すれば基本的なエフェクト込みでトラックが作られる。 Logicでは大体、"Natural Vocal"辺りを指定。この曲でもココからスタート。

スクリーンショット 2021-11-14 9.19.33

コレを見るとー
・ディエッサー(サ行やタ行などの歯擦音を抑える)
・イコライザー(低中高音をコントロール)
・コンプレッサー(音量や音圧のバラつきを抑える)
・ディレイ/エコー(やまびこみたいなもの)

が挿さっていて、あるものはミュートされてたり、イコライザーみたいにダブルなものもある(一つは音作り、一つは高音ピンポイントの補正みたいな)。

挿す順番もコレを参考に違う順番にしたりして、試したりする。こういうのは絶対的な法則はないので、Logicの示したエフェクトと順番が唯一の解ってわけじゃない。

BUSにはいくつかリバーブが挿さっている。これはトラックごとにリバーブを挿すのではなく、リバーブ用のトラックを作ってそこから各トラックにリバーブを送る(センド)っていうワザ。

スクリーンショット 2021-11-14 15.58.48

こうすると、例えば、ボーカルとかギターとかトラックは違うけど同じ種類の音源に同じ設定のリバーブをそれぞれにかけることが出来たりする。

加えて、6つのリバーブを挿すのと1つのリバーブを使うってのだと、当然1つの方がコンピューターへの負荷を軽減することが出来る。

それと、個別にリバーブをかけると全体的にぼやけるってことが起きたりもする。ただ、それがイイって場合もなくはない。下のセットでは、そういうこととは別に、作業の流れでとりあえず個別にリバーブ挿してます。

さて、Logicのセットを土台にして整えていったのがー

スクリーンショット 2021-11-14 11.59.18

このセット。「孤独をまとって〜」の後半部分。

さらに、外部のIK Multimediaのエフェクト(TR5 Mic Room、MixBox)も使ったのがー

スクリーンショット 2021-11-14 11.59.31

このセット。歌の前半パートがこのエフェクト。

さらに、もう、マスタリング用 の"Lurssen Mastering Console"も挿してある。iZotopeのOzoneだと重すぎて、ちょっと補正や追加でレコーディングしようとするとレイテンシー(音がずれる)が発生してしまうので、マスタリング時に挿すけど、"Lurssen”は気になるようなレベルにはならないので、イキナリ挿してることも少なくない。


DAWで作業する時、トラックの種類を派手な原色分けしてたりするスクリーンショットをよく見るけど、アレ。。。目がチカチカするので、そういうのはしてない。

トップ画面のように、Logicはトラック毎にアイコンを設定できるので、それで判別している。カスタム・アイコンも可能で、ビジュアル的にも楽しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?