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麦刈らんはや年下のゴッホかな
柿のなる何の自慢にならん鼻
高くつく不在証明此処に過ぐ秋や たかくつくアリバイ ここにすぐ秋や
秋の空煙にすかし観る期末
銀杏掃くかなしい唄にころがして
彼岸花ほんとうの赤しれるまで
銀杏延(の)す車の中で泣く女(ひと)よ
柳揺れ聞こゆるいつか海を見に
さくらんぼ愛するゆえに困らせて
かの人の秋は未だ来ずeccehomo
競走のパンは烈しく遁走曲
返すもの返すもなくて麦一粒
銀杏落ちるだけじゃ潰れぬ黄の瞼(まぶた)
撮ろうとも撮れぬ虹産(む)す蜘蛛の巣や