ガンの話 その2

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ガンの事を書こうとして思い出したのはビーバーという生き物です。
元々、北アメリカに広く生息していたそうです。鋭い歯で森の木を切り倒して池という湖レベルの水たまりを作るような土木工事をする生物です。最近になって、実は環境にとっても大切な生き物だという事がわかってきました。

ビーバーの生息する地域には、水が豊富に貯蓄されるようになります。
その結果、その周辺にいる生物が増加するようになるのです。うろ覚えですが、ビーバーを1匹放つだけで、周辺の貯水量が10倍以上に増えるようになるそうです。枯れてしまった川に水が流れるようになるというような変化が当然のように起こるそうです。水を飲むためにあらゆる生物が集まってきますし、どこからともなく魚も現れ、それを狙う生物も集まってきます。

しかし、一昔前は、ビーバーは、農作物を食い荒らすという事で農家に嫌われていました。
そのため、どんどん捕獲、駆除されてしまい、その結果、土地が痩せてしまっていたそうです。この事に気が付いた学者は、一部の農家にこのことを説明してビーバーを放ったら収穫量が増えたそうです。

でも、未だに多くの農家にとってビーバーは害獣扱いです。
考え方が誤っていたという事に気が付いても、長年その考えに染まっていたら、改める事は難しいのかもしれません。

さて、ガン細胞ができることによって、我々は得られるメリットがあるかもしれない。
そのように考えてみる事はできると思うのですが、この話はほとんどの人に受け入れられまえん。ビーバーをずっと害獣扱いしていた農家と同じなのでしょう。

まず、ガン細胞が生まれる理由は未だに解明されていません。
落ちついて考えてみてください。本当にガンでなくなっているのかどうかはちゃんとわかっていないのです。だから、ガンになったら死ぬというのはただの思い込みなのです。亡くなった人の腹を切り開いてみたら、ガン細胞だらけだったという事実があるだけです。当然ですけど、転移する理由やしくみだってよくわかっていません。ほとんどなんにもわかっていないのに、ガンについて偉そうに立派な事を語る人がいるのです。

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