ハロー効果が第一印象を操作する：ザ・リーディング【コミュニケーション編】

イケメンや美人は外見だけじゃなく、中身や地位までも高い評価を受けてしまう。
これがハロー効果がもたらすお得な効果です。
あなたも経験がありませんか？

美人の人を見ると…

【美人だな】

⇒【家柄も立派なんだろうな】

⇒【って事は一流大学だよな…】

⇒【頭も良いんだ！】

⇒【完璧な女性だ!!】

このように、美しい外見の女性は外見以外の面も優秀であるかのように映ってしまう。

本当は、ひねくれた性格かも知れません…
本当は、ビンボーな家庭に育ったかも知れません…
ところが、そうは見られない。

イケメンや美人だというだけで、その先の人物像までプラスに勝手に創り上げられるのです。
これをハロー効果といい、イケメンや美人がアドバンテージを受けるメカニズムです。

ハロー効果が働くのは外見ばかりとは限りません。

学歴・経歴・地位・資産・特技・能力・資格・知名度…
あらゆる面が際立っていればハロー効果が働き、他の部分まで優秀であるかのように映ります。

例えば…

「大企業に勤めている人はクールでかっこいい」
「東大卒の人は、バカな事はしない」
「英語が上手い人は、仕事も出来る」

といったように。
このハロー効果を知ってるだけで第一印象を操作し、イケメンや美人と同じスタートラインに立つ事が出来るのです。

あなたは第一印象が決まる要素をご存じですか？

『外見的要素』
『性格的要素』
『社会的要素』

これら何か一つでも際立った特徴があれば、その特徴にイメージが引きづられ、拡大効果がもたらされます。
イケメンや美人は『外見的要素』によって性格や能力といった面まで優れたかのように引き上げられました。

では、『外見的要素』が優れていない人はどうしたらいいと思いますか？

『性格的要素』を徹底的に粉飾演出することです。

【まじめで温厚・親切で優しい人】

を第一印象では演じればいいのです。

それだけで、相手は『なんて感じの良い、信頼できる人なんだろう!!』と信じ込んでいきます。

これは、マルチ商法やデート商法などで高額な商品を買わせる時に使われる【フレンドリーテクニック】と呼ばれる手法なんです。

詐欺師：『困ったことがあったら何でも言ってね！僕たち親友なんだから遠慮はいらないよ！！』

被害者：『いい人だなぁ…この人の言うことなら何でも信用できるかも』

「素晴らしい人間関係」と思い込ませられた相手は、なかなか途中で『ノー』とは言えなくなるんです。