家事について。


これは単なる予測にすぎませんが、おそらく日本社会における多くの御夫婦は


『家事(時に育児に繋がってくるものも含む)』について論争や悩み、フラストレーションを抱えておられるのではないでしょうか。


そして、沢山の主婦の皆様、お母様方は、旦那様から一度は言われた事がありませんか?


『言ってくれればやるのに。』



男性は、よく言ってしまいがちな発言なのだそうです。(パートナーの居る男性の皆様、これ言っちゃってませんか?)



これは発想の違いや価値観にも因るのですが、、、



『家事』とは、頼まれてから済ますものでは御座いません。



何故なら、暮らす為に最低限必要な(程度はそれぞれ異なりますけれど)行動を起こし処理をすることが『家事』だからです。

例えば一人暮らしの方でしたら、自分がやらなければ誰もやってくれない。もしくはお金を支払ってハウスキーパーさん等にお任せする必要がある。それは至極当然なことですよね?



では、『言ってくれればやるのに。』を変換してみましょう。

『言われなければやらない、気付きもしない、頼まれたら済ます』

こういった内容でしたら『頼まれた〝用事〟を済ませた』に過ぎないのです。


家事を処理することと、頼まれた用事を済ませることは、根本から理念も概念も異なるわけです。



すみません、周りくどい表現になってしまいましたね。



『言ってくれればやるのに〜』を常用してる方に言いたい。


誰かに言われてからするような事は、家事をしたことには入りません。

もう2度とその様な発言はしないで下さい。

本当に寄り添う気持ちがあるのなら、普段からその人が何をどうしているのかを観察し、まるっと真似をしてみてください。

さらに、その際に〝どんな事に気をつけながら件の作業をしているか?〟を御本人に確認してみたら、より一層良いです。

そして例えばそれをしっかりとこなす事が出来たなら、ハナマルです。


とはいえ、普段から何もいわれずとも誰かに指図されずとも処理をこなしておられる『その人(大抵の場合は奥様やお母様でしょうか)』からしてみれば何も特別な事では無いのですが。

だとしても、それであっても、大人が1人でこなす作業を大人がもう1人その作業に加わる、もしくは分担する…この出来事の生産性の高さ!!!!


そして思い遣りの心。



カップルでも所詮は他人ですもの。

暮らしに必要な最低限のタスク処理を自分の分まで(はたまた子供の分まで)こなしてくれる相手に対して、寄り添う気持ちをどうか無くさないで下さい。


『言ってくれればやるよ?(指示待ち、受け身、人任せ、出来ればやりたくない)』というセリフは、もう辞めましょう。