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食糧危機は起こるのか?

 毒チンによる生物兵器攻撃はほぼ終わりました。打つ人には打ち終わり、打たない人はもう絶対に打たないでしょう。

 先日Twitterでアンケートを取ったところ、私の読者の96%以上は非接種で、今後も打たないことを決めています。

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 一方、次も打つと決めている人にはデータもエビデンスもあまり関係ないそうですから、説得しても時間の無駄かもしれません。

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  アメリカのファウチはパンデミックの終了フェーズを宣言しています。

 今の感染者数は2020年よりはるかに多いのに。

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 「終了」とは、要は『打たせ終わった』という意味でしょう。(後は死ぬのを待つばかりと思っているのかもしれません。)


 しかし第3次世界大戦はまだまだ序章です。彼らの目的は、地球人口を5億人以下にする「グレートリセット」なのですから。

 毒チンによる人口削減は、日本はじめ西側諸国と南米では成功しましたが、人口増加が著しいアフリカではうまくいきませんでした。今後人口が世界最多になると予想されるインドでも3回目はほとんど打たれていません。

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 しかし彼らは最初から毒チンだけで十分に人口を減らせるとは考えていなかったでしょう。

 毒チン攻撃に続いてこれから始まると予想されるのは、物理的な軍事攻撃と、食糧危機という名の兵糧攻めです。

 今回はその食糧危機について、本当に起こるのか?を考えてみます。

 と言うのも、私たちの多くは飽食の時代に生まれ育ち、食糧が不足することなどほとんどイメージできないからです。

 「まさか」「そんなわけない」「国がなんとかしてくれる」...毒チンが毒だとわかる前と同じように、多くの人は起こってほしくない事態に対してただ思考停止してしまいます

 そしてもし実際に食糧危機が起こったとしても、毒チンを打って体を壊してから怒ったり泣いたりするのと同じように、食糧が手に入らなくなってから怒ったり慌てたり人のせいにしたりするでしょう。

 私の読者であるあなたはそうした「多くの人」以外の、迫りくる危機に対して備えることができる人だと思います。

 食糧危機は起こるのか?

 NHKは何度もスペシャル番組を流して食糧危機を吹聴しています。(観たことないけど)

 先日来日した世界経済フォーラム議長クラウス・シュワブは食糧危機が起こると言っています。(事実上の犯行声明)

 一方、武田邦彦先生は、起こらないとおっしゃっています。

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 現在、世界の食糧生産能力は280億人分あり、3分の1になっても世界の人の食を賄えるとのお考え。食糧危機を煽るのは、ただ穀物価格を吊り上げたい人々の思惑であると喝破されています。

 いしいは『備えなければ起こされる』と考えています。食糧危機は、起こるのではなく、起こされるのです。

 現代において、食糧不足の原因は食料生産の不足が第一ではありません。流通の障害です。

 記憶に新しいところでは、2011年の東日本大震災の被災者は、人によって数日間以上、食糧が足りない日々を経験したのではないでしょうか?3月の地震や津波の農業生産への影響はすぐには大きくありません。しかし流通が止まれば人々はすぐに飢えるのです。

 今、実際に食料不足に喘いでいるウクライナはもともとヨーロッパの穀物庫とも呼ばれる食料輸出国です。それでも戦争になり流通が止まれば数ヶ月以内に飢えてしまいます。(日本政府もロシアと敵対しており、いつ侵攻されてもおかしくありません)

 そのウクライナは現代史上最大級の飢餓も経験しています。『飢餓輸出』とも呼ばれる『ホロドモール』では、ウクライナ人は自分たちが育てた穀物を食べることができず、400万人〜1400万人が死亡しました

 スターリンを真似た毛沢東の『大躍進運動』では推定4000万人が餓死しました。

 現代の食糧危機は政治によって起こされるのです。

 農業生産は実はとても緻密な条件のもとに成り立っています。温度・水・肥料・生態系バランス、何かがわずかな期間少し狂うだけで生産は壊滅的になります。(農家の方々が毎年ちゃんと生産してくださっているのはとてもすごいことなのです!)

 火山の冬

 食糧生産自体も落ち込む恐れがあります。

 今年、あるいは来年、火山の冬と呼ばれる地球規模の気温低下に伴い冷害が起こることが予想されます。

 原因は、昨年12月20日と今年1月15日のトンガの噴火。

 そして3月8日のニューギニアの噴火です。

 これに対して朝日新聞は、「海底火山だから二酸化硫黄の放出が少なく、冷夏など気候影響は限定的」とする記事を掲載。

 (朝日がそう言うなら冷害はきっと起こるだろうと思うのは私だけ?)

 海底噴火といっても島が吹き飛んで観測史上最高に噴煙が上がっているのに、火山ガスが出ていないなどということがありえるでしょうか?

 朝日が引用したサイモン・カーン教授は4月17日にミシガン州での積雪をツイートしています。

 カナダのカルガリーでは同じく30cmの積雪があったとのこと。(年間降雪量130cm以下の地域)

 日本では今のところ温かな天気が続いており、噴火の影響は感じられませんが予断を許しません。

 飢饉の歴史を振り返る

 日本の歴史を振り返ると、1200年以降の飢饉の多くは冷害を原因としています。

 近いところでは、1993年の『平成の米騒動』。これは1991年のフィリピンピナツボ火山の噴火が原因と言われます。

 同時期1990~1995年に雲仙普賢岳も噴火していました。

 夏の平均気温が2~3℃低下したことにより壊滅的な不作となった日本は備蓄米を使い果たし、タイ米を輸入してブレンド米として販売したのを覚えている方も多いでしょう。


 江戸時代、『天保の大飢饉』は1833年~1837年と5年間不作が続きました。5年間で人口が125万2000人減少したと推計されます。(当時の人口約3200万人の4%)

 小田原藩では二宮尊徳が食べた初ナスに秋ナスの味がすることから冷害を察知し、空き地や木綿畑に冷害に強いヒエや蕎麦などの栽培を奨励して飢饉に備えさせたと伝わります。

 全国で一揆が多発し、大阪では1837年、豪商による米の買い占め、大坂町奉行所の不正、役人の汚職などにより民の窮状を憂えた大塩平八郎の乱が起こりました。幕府への信用は失墜し、倒幕の動きにも影響しました。

天保の大飢饉』の原因は中米ニカラグアでの噴火でした。

 コンセプシオン山の周辺は陸地が吹き飛び広大なニカラグア湖になっています。

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 さらにさかのぼって『天明の大飢饉』は1782~1788年の7年間続き92万人の人口減少につながりました。(当時の人口2600万人の3~4%)

 主な原因は1783年の浅間山と岩木山、そしてアイスランドのラキ火山の噴火でした。

 1779~1782年には、桜島が安永大噴火を起こしていました。


 その前の『享保の大飢饉』は1732年から翌春まで低温と長雨が続きました。

 1730年から西アフリカ、モロッコ沖のランサローテ島で100以上の火山が噴火。

 日本でも1732年に岩手山が噴火しました。

 江戸四大飢饉のもう一つ、『寛永の大飢饉』は1640~1643年の4年間

 1640年の蝦夷駒ヶ岳の噴火が原因でした。

 さらに400年さかのぼって鎌倉時代、『寛喜の飢饉』は1230~1239年と10年間続き「天下の人種三分の一失す」と記されたほどの被害を出した日本史上最大の飢饉の一つでした。

 時の鎌倉幕府の執権北条泰時は御成敗式目で「餓死するよりはまし」と日本の歴史上禁じられてきた人身売買を一時的に認めたことで知られます。

 泰時の親、北条義時を主人公にした大河ドラマが今流されていることも偶然ではなさそう。(観てないけど)

 1230年には蔵王山が噴火し大きな被害を出しました。

 また1258年を中心に世界中で冷夏厳冬が記録され、日本では『正嘉の飢饉』と呼ばれました。日蓮が『立正安国論』に記録しています。

 グリーンランドや南極の氷床コアの研究などから、1258年初めに赤道付近で巨大な火山噴火があったと考えられています。赤道付近での噴火は、今年のトンガやニューギニアでの噴火と重なります。


 火山以外の気候要因

 こうして歴史を振り返ると大噴火は冷害に繋がり、ひいては飢饉を起こす要因となることがわかます。

 しかし火山噴火が必ずしも大飢饉につながるとは限りません。

 富士山の宝永大噴火(1707年)や貞観大噴火(864~866年)では天保や天明ほどの大飢饉は記録されていません。(それなりの飢饉はあったようですが)

 もちろん、気温には噴火以外の要素も大きく関係します。中でも最も大きな要因は太陽活動です。

 実はコロナ騒動と同期するように、太陽活動も2020年から黒点が減少し活動低下期に入っています

(最近、奇しくもコロナ騒動が落ち着くのと一致するかのように久しぶりに大きな黒点が現れた)

 長期予報はむしろ夏の高温を予想しています。

 ラニーニャ現象の影響を強く見ているようです。

 しかし天気予報など明日の天気もまま外れるのはご存知の通り。

 いずれにしても温暖化ばかり言ってる場合ではなさそうです。

 

 戦争や経済の影響

 流通に関して最大の懸念は戦争です。ウクライナ紛争をきっかけにロシアと敵対してしまった日本は、いつ侵攻を受けてもおかしくない状況です。ウクライナに金やドローンを送るという行為は戦争への参加であり、国際的にロシアへの宣戦布告とみなされます。

 だからインドは自衛隊機の空港使用を拒否しました。

 実は人口的にも経済的にも、反ロシアは少数派なのです。

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 円は独歩安をつづけ1ドル130円を突破。(ロシアルーブルは上昇)

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 ロシアが主な輸出国である肥料は史上最高値を更新し高騰を続けています。

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 こうした状況を考えれば、生産量とともに、輸入できる食糧・飼料作物・肥料などが大きく減少することが懸念されます。

 もはや1993年の『平成の米騒動』の時のように、タイ米を売ってもらっておきながら「口に合わない」などと言っている余裕はないかもしれません。

 人工飢饉

 アメリカでは食糧庫の火災が相次いでいます。また鉄道会社が穀物・肥料の輸送を停止しました。その結果食料価格が高騰。

 先に世界経済フォーラム議長の言葉を挙げたように、これらは全て意図的に行われています。彼らは人工的に飢饉を作り出し、金を儲けるだけでなく、人口を減らそうとしていると考えられます。

 最終的には、核戦争を起こせば「火山の冬」ならぬ「核の冬」によって寒冷化が引き起こされます。(私は地球を1周以上するような衝撃波が観測されたトンガの噴火は核爆発だった可能性も疑っています)

 (そう考えると、地球温暖化など全く問題ではないことがわかります。成層圏に粉塵を撒けばいつでも寒冷化を引き起こすことができるのです。実際にビル・ゲイツが公けに計画しています。)

備えあれば憂いなし

 さて、以上のようなことから、食糧危機が起こされることは十分にあり得ると私は考えます。もちろん起こらないこともあり得ますが、起こると考えて備えることが大切なのです。

 備えとは、たいてい起こるかどうかわからないことのために備えるものです。そして、起こらないようにするために備えるのです。

 車の運転で言えば「かもしれない運転」です。

 道にボールが転がってきたら、その後から子どもが飛び出してくる「かもしれない」と予想してスピードを落とします。

 もし誰も飛び出してこなくても、大きな問題はありません。

 「まさか飛び出してこないだろう」と思って、飛び出して来てからブレーキを踏んでも間に合いません。

 交通事故と同様、食糧危機が起こってからではできることはあまりありません。すでに食糧が不足し、値段が上がり、お金があっても買えなくなってから何とかしようと思っても遅いのです。

 今ならまだ、作付けを増やすこともできます。

 二宮尊徳がやったように米以外の冷害に強い作物を育てておくこともできます。

 いつも余って大量に捨てられている食品の節約を心がけることもできます。

 食糧を長期間貯蔵できる設備を準備することもできます。

 歴史を振り返れば、飢饉が起こった場合数年から10年程度続くこともあり得ます。というより、飢饉とは数年間続くものです。その期間生き抜く食糧を確保する方法が必要なのです。

 起こさないための備え

 天保の大飢饉の二宮尊徳や天明の大飢饉の上杉鷹山などの先見の明のある賢人に指導された地域の人々は、餓死者をほとんど出さず生き抜くことができました。(1時間53分~)

 一方で大塩平八郎の乱が起こった大阪のように、腐敗した商人・役人によって食糧が買い占められ、被害を拡大してしまった地域も少なくありませんでした。

 これからの日本がどちらへ進むかは、私たちの備え方にかかっています。

 食糧危機は、自分だけの食糧を確保すれば済む話ではありません。世間で食糧危機が起これば、治安が悪化し暴動や略奪が起こります。

 前もって、皆が食べていけるように備えておく必要があるのです。

 家族が、友人が、町の人が、国民が、世界の人が、食べていけるように。

 そして皆が備えれば、実際には食糧不足で困ることはなくなります。そうすれば食糧危機が起こされるという私の予想は外れることになります。

 それでいいのです。

 以前ご紹介した護身術同様、備えは起こった時のために備えるのではない。起こらないようにすることが、備えの最大の目的なのです。

 どんな暴漢も襲撃に対して完全に備えた人を襲うことはできないように、起こそうとする連中が何をしてきても食糧危機を起こすことができないように備えましょう。

(追記)この記事を出した後、東北・滋賀などで積雪

(追記)


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