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新型コ○ナは実はいい奴かもしれない〜「風邪=どんど焼き」仮説〜

人の先を行くのは難しい。
先を行き過ぎても周りをちぎってしまう。
ついてきてもらえるだろうか?


実はこの正月以降、救急外来は例年に比べてはるかに暇である。
例年正月過ぎに訪れるはずのインフル祭りがないのだ。
それは全国的な傾向であることが定点観測で確認されている。(図1・参考1)

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メディアはそれでも恐怖を煽る。(群衆が恐怖に反応したがるから)(参考2)

”遅れインフル”?病が少ないのだから喜んでおくれ?


正月からのインフルエンザが少なかった年は以前にもあった。
他ならぬ2009年、新型インフルエンザが大流行した後、2010年の正月だ。
10月に新型インフルのピークがあり、その後A型もB型も大きな波はなかった。

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今冬インフルは、51週〜52週 12月16〜29日に小さなピークがあり、その後激減した。
何があったのか?
私が当時”ステルスインフルエンザ”と呼んでいたインフルエンザ陰性の風邪、おそらく新型コ○ナの患者が多数来院したのだ。
他のウイルスが流行ると、いつも流行るはずのウイルス感染症が抑えられるのだ。
なぜか?
私の理論では、風邪をひく一番の原因はビタミンD欠乏である。
ビタミンDが足りないと、風邪をひきやすいだけではない。
糖尿病にもかかりやすくなり、発癌もしやすくなる。
風邪を引き、発熱し、免疫細胞を活性化させることは、実は老化物質AGE(最終糖化産物)や癌細胞を処理する作用がある。
発熱が癌細胞を抑制することはよく知られている。
高熱を出した後、なんだか身体がスッキリ軽くなることは、多くの人が経験済みだろう。

田舎では、正月の終わりにどんど焼き、どんど祭、斉の神などと呼ばれる行事がある。


使い終わった正月飾りや年末の大掃除で出たゴミを燃やすのだ。

風邪には、同じような意味があるのかもしれない。

本来、ビタミンDが十分あれば溜まることのなかった老廃物や、できることのなかった癌細胞を燃やし排出するために、熱や痰を出させるのだ。
(ちなみにノロウイルスは腸の『歳末クリアランスセール』と呼んでいる)

言うなれば、風邪はビタミンD欠乏のバックアップ機能の一つなのだ。(マツダのクリーンディーゼルに乗ってる人は、低回転ばかりで乗っていると溜まるススを燃やすために時々高回転にするのを知っているだろう。あれだ)

日光が弱くビタミンDがつくれない氷河期も火山の冬も、先祖たちはそうして生き残ったのかもしれない。
風邪のウイルスはそのために発熱させてくれている、ヒトにとって有益な存在なのではないか?(そう言えば、”コ○ナ”って太陽から名付けられたんだっけ)

だから、解熱剤や咳止め(クスリは身体にとって不要なもの、ゴミである)を使えば長引くし、下手をすれば焚き火にガソリンやリチウムイオン電池を入れたように爆発して、母屋まで焼えてしまう。

2009年も昨年も年内にゴミを燃やしてしまったから正月以降は燃やすものがなく、インフルエンザにかからないのではないかと考えられる。(ウイルスは渡り鳥とともに来ているのだ)

新型コ○ナはインフルエンザに比べれば。多くの人で症状は軽い。(死者も数えられているから怖いだけで、インフルより少ないはずだ)
それでインフル患者が減っているなら、実は新型コ○ナはいい奴なのかもしれない。(少なくとも救急医にとっては今のところ)

(図を追記)

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