なぜ医学界は本当に有効な解決策を無視するのか?~ビジネスの「がん」化について~

有効有害

 この表を見ると医学界が認めることは「人に有害かつ儲けがあること」に限られることがわかる。
 え?味噌汁も梅干しもビタミンDも売れるじゃん?と思われるかも知れないが、安い、利益率が低い、発酵に時間がかかる、そして何より、実際に『病を減らしてしまう』から、医学界にとってはむしろ損である。

 昔から「リンゴが赤くなると医者が青くなる」と言われるように、病が減ることは医者にとって仕事が減ることであり、儲けが減ることである。
 だから医学界は、人の健康を向上し、病を減らすことを認めることは基本的に『ない』。

 脚気の時も、医者たちはビタミンB1以外のあらゆる「無効な治療」を行うことで利益をあげた。

 そう考えるとビタミンDが無視されること、有害なクスリばかり処方されること、マスクと消毒ばかり勧められることからさらにはクルーズ船のゴタゴタまでスッと理解できる。
 「医療」というビジネスは、人を健康にすることではなく、病気にすることで顧客を増やし、治らないようにして依存させることで利益を最大化できるのである。

 というと、「陰謀論だ!」と言って思考停止する人がいるが、陰謀というほど高度なことではない。
 多くのビジネスが同じことをしている。

 ビジネスには2通りある。創造と解決である。
 創造ビジネスは新しいものを創造して提案することで対価を得る。
 解決ビジネスは顧客の問題の解決を提案することで対価を得る。

 解決ビジネスが顧客を増やすために必要なものはなんだろう?
 解決すべき『問題』である。
 解決ビジネスが顧客を維持するために必要なことはなんだろう?
 『問題』が解決しないことである。
 解決ビジネスが顧客単価を上げるために必要なことはなんだろう?
 解決方法の値段を釣り上げることである。
 解決ビジネスが値段を釣り上げるために邪魔なものはなんだろう?
 実際に問題が解決してしまう安価な問題解決法である。
 最悪なのは、問題を無くしてしまう解決法である。

 実際に問題を解決する方法がないからこそ、『問題を解決しそうな』解決策(実際には解決させない)に顧客を集めることができるのだ。
 問題を解決してしまう安価な解決法はビジネスの存続を危うくする最大の敵ということになる。

 しかしあらゆるビジネスは本来、社会でなんらかの役割を果たしているはずであり、問題解決しそうで実は解決せずあまつさえ問題を増やすことによって拡大を続けるビジネスは、生体にとって本来の機能を失い無秩序に増殖を続ける悪性腫瘍つまり医学界が言う『がん』と同じである。
 (実際の癌細胞には役割があると私は考えている)

 問題を増やし解決を邪魔することによって利益を得るビジネスは、がん化したビジネス、「がんビジネス」と言える。

 例えば、もし害虫駆除業者が害虫をばらまけば、それは「がんビジネス」だ。
 世界で紛争や憎悪を煽る軍需産業は、まさしく「がんビジネス」だ。
 総括原価制度で原価を上げるほど儲かる電力事業も「がんビジネス」だ。
 政務調査費を申請するほど儲かる議員も「がんビジネス」だ。
 そして、病を増やして治らないようにして儲ける医療も、やはり「がんビジネス」だ。

 周りを見回せば、タバコ、アルコール、砂糖、ゲーム、SNS、現代社会において羽振りのいいビジネスの多くが人を依存させ問題を拡大再生産する仕組みを持った「がんビジネス」であることがわかる。

 国や企業の経済指標の中で重視されるのが、「成長率」であるが、成長するということは、変化することであり、維持できていないことである。

 生物とは『動的平衡』であるとするなら、成長を続けることは平衡を欠き、「成長」という名の膨張を続ける存在は破綻を早める。
 健康なビジネスとは、江戸時代の『日本永代蔵』的な「成長」ではなく持続と調和を最高の価値感とするビジネスであると言える。
 ところが現代社会において、「成長」と拡大を目指し続けるビジネスにとって、「がん化」はほぼ必須条件である。
 例えば人体において、心臓や肝臓は大事な役割を担っているが、では心臓や肝臓がどんどん大きくなるほど健康に良いかと言えば、そんなことはない。逆に機能が損なわれたり他の臓器を圧迫して死につながる。
 同様にどんなビジネスも社会において適正な規模というものがあり、それ以上に拡大を続けるには問題の再生産・実質上の機能不全・他業種の圧迫・環境破壊といった「がん化」の要件を満たさざるを得ないのである。
 「不死化」も「がんビジネス」の大きな特徴だ。多くの解決ビジネスには本来、寿命がある。
 問題が解決した時、解決ビジネスの寿命は終わる。
 日本人がみんな英語を話せるようになった時、英会話ビジネスは終わる。
 新しいより良い解決ビジネスが生まれた時も、前の解決ビジネスは寿命を迎えるか大きく縮小する。
 自動車が生まれれば馬車ビジネスは終わり、携帯電話ができればポケベルは終わる。
 だから「がんビジネス」は、他の解決方法が出ることを許さない。
 医学は進歩している?
 本当だろうか?
 30年前と比べてインフルエンザは減ったか?
 癌死は減ったか?

 陰謀なんてなくても、人はそれが自分にとって利益か不利益か、瞬時に無意識に判断している。
 それが自分に不利益だと直感すれば、徹底して無視するか弾圧する。

 「がんビジネス」が実際に問題を解決する方法を認めることは絶対にない。
 脚気論争に敗れた森倫太郎は死ぬまでビタミンB1を認めなかったそうだ。
 今後も医学界はビタミンDを認めないし、味噌汁も梅干しも推奨することはない。

 表向きは問題解決に全力を尽くしているように見えて、問題が大きくなればなるほど美味しいと潜在意識は分かっている。

 本人たちも悪気はないから、どうか責めないであげてほしい。(責めても意味がない。ファーストフードが健康に悪いとバイトのお姉ちゃんを責めるようなものだ。彼女たちはそれを売るよう教わり、疑うことができない立場にいるだけなのだ。)
 
 必要なことは、本当に解決したいなら「がんビジネス」の中にいる人たちに頼ってはならないと悟ることだ。
 その上で、本当の解決策を自分たちで実行し広めることだ。
 WARSの場合、ビタミンDサプリを飲んで、味噌汁を飲んで、梅干しや昆布を食べて、糖質を控えて、塩うがい鼻うがいをして、恐れずに外へ出て多くの人に会い、人生を楽しむことだ。
 自分の状態が整っていれば、ウイルスをもらうことはWARS終息のための必須手順だ。
 咳をかけられたら新しいポケモンをもらったように「ありがとう」と言える人になろう。(ポケモンてそういうゲームか知らんけど)
 「がん」に侵されたものが治癒するために必要なことは、正常細胞が健康に生きること、ただそれだけだ。
 人体でも社会でも同じである。

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