【画像でみる人民新聞】1月25日,1705号 7面

脇浜義明 ジェームズ・コーガン〝World socialist website, 2020,1,03″「オーストラリアの森林火災は人災 気候変動に無関心だった企業・支配層」
 森林火災は消化の目処がたたず、1月2日には数十万人に非難指示が出たオーストラリア。モリソン政権は炭素排出削減を求める国際的要請を拒否し、火事が拡大しても地球温暖化との関係を否定した信頼を失った。しかし、野党労働党も「企業の活動と利益を妨害する」と気候へ変動対策をとっておらず、以前から中央政府は山火事の消火活動をボランティアに任せきりだったという。
火災は資本家階級の無為・無関心が産み出した気候危機によるものだが、自然災害の最大の被害者は、常に労働者や農民、貧困層であることから、大手企業の勝手な振る舞いを廃止し、彼らの富の蓄積に従属する構造をなくさなければならないと主張。大火災を世界規模の変革を起こす分岐点と見ている。

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編集部・脇浜「関西淡路大震災で知った富裕層のズル 異常気象の被害 貧乏人と金持ちの落差」
 自然災害による被害、そして復興による恩恵には貧困層と富裕層では差があるということを、阪神淡路大震災での失業者や、米国の2018年の山火事、2005年のハリケーン、カトリーナを例にとって述べていく。

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