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衆院選へ9/20れいわ新選組・つじ恵候補の抱負を聞く集い「れいわニューディール」で自公政権打倒

WEBリベラシオン社 岩田 吾郎


 兵庫県の尼崎アルカイックホールで約230人が参加して、「9・20総選挙に向けて つじ恵の抱負を聞く集い」が開催された。若者が半数を占めた。
 「れいわ新選組」という元号=天皇制の時間軸を用いた政党名には賛否がある。ただ、彼らは「れいわニューディール」(貨幣の増刷─緊急財政対策)がメイン政策である。主に経済・社会問題の改革のシングルイシュー的政党と言える。
 つまり、日本の左翼ポピュリズムで、既成野党の政策やあり方に一石を投じていると私は感じる。
 この動きは、9月8日、「市民連合」提起の衆議院選挙に向けて立憲民主党、共産党、社民党、れいわ4野党共同声明に結実した。政権交代の新たな挑戦である。ただし、つじ恵さんが立候補予定している兵庫8区のように、野党間共闘はまだ問題を孕んでいる。
 阿部知子・立憲民主党衆議院議員からは次のような連帯メッセージが寄せられた。
「…つじさんと私は50年来の友人であり同志でもあります。いわゆる全共闘世代として時代の変革を願い、全力で闘いましたが叶わず、その後もその志を持ちながら各々の場で活動して参りました。今回のコロナ禍で、ますます明らかになった社会の矛盾にしっかりと向き合い、より人間的な社会を次の世代に残していこことは何よりも重要だと考えます。
 皆さんとともに、来る衆議院選挙を闘い抜き、国政の場で再びご一緒できることを祈りつつ、激励と連帯のメッセージといたします」 
 つじさんは、1967年10・8羽田闘争で虐殺された山崎博昭さんと同期で、「新左翼」の反帝学評・三派全学連として70年安保闘争を闘った。その後、政治的に変遷はあれ、選挙・議会闘争の場で闘いを持続している。私たちも、つじさんの闘いを支持したいと考えている。
 私たちは過去、選挙闘争に対して「議会主義」と批判して、大衆運動を対置してきた。その延長上に「新左翼」の敗北もあった。現代は政治、社会改革として選挙闘争・国会も闘いの一つの重要な領域とし、その闘いの蓄積が求められている。あのロシア革命のロシア社会民主労働党も、一貫してドーマ(国会)に議席を持っていた。ただし、「内閣」交代のみでは、資本主義社会に代わる新しい社会は展望できない。
 行政、司法、警察、自衛隊、官僚という、トータルな「政治権力」の交代が不可欠である。つまり、資本主義権力を打倒し、プロレタリアート・人民の「権力への道」を切り開かねばならない。

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