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ドイツの中高年層の間で「出会い系」が空前の大ブーム!?|コロナ禍のオンラインデートで気をつけるべき5つのこと

パンデミックにより、ドイツでは中高年の間で「出会い系サイト」の利用が増えているという。ドイツの独身人口は約1860万人(全人口は約8300万人)で、そのうち62%が45歳以上だ。

マッチングサイト「zweisam.de」の心理学者であるカタリーナ・オハナ氏は、1月16日付けのRNDの記事で次のように語った。「わたしはデジタル化自体には非常に批判的です。ただしオンラインデートに関しては、デジタル化がもたらした恩恵としてとてもポジティブに捉えています。特に中高年にとっては」。中高年層は夜に何時間もバーで過ごすことはない上、交友関係も次第になくなっていくため、オンライン上で自分に合った人を探すのに向いているのだという。

オハナ氏によれば、コロナ禍の現在zweisam.deのユーザーは、気になる相手と一緒に散歩に出かける前に長いメッセージのやり取りをしている。年始の日曜日は毎年利用者が最も多いというが、2021年の最初の日曜日は前年よりも31%も多くのメッセージがやり取りされた。

50歳以上の人がパートナーに望むことはほかの世代とほぼ代わりはないが、子どもの有無については特に問題ならない。それよりも、相手の共通点や晩年をどう過ごしたいかについてが重要なポイントになるという。

また1月13日付けのRNDの記事では、ハンブルクの恋愛セラピストのクリスティアン・ヘムシェマイヤー氏が、オンラインデートにおいて気をつけるべき5つの点を挙げている。世代に関係なくパートナー募集中の人は、以下のポイントを押さえてオンラインデートにトライしてみは?

① オンラインデート前に、まずは現実的で大人になること。何が理想で自分にはどういう基準があるのか、また何がNGなのかを書き出しておこう。
② 自分の望んでいること、望んでいないことを明確にしよう。相手に気に入ってもらうとするだけのために、それらを絶対に曲げないこと。
③ できるだけ早く電話かビデオ通話をしよう。メッセージのやり取りよりも、ビデオ通話のほうがはるかに現実が見えやすいから。
④ 相手に本当に興味を持ったらすぐに会う日を決めよう。コロナ禍で制限はされているが、散歩ならいつでもできる。
⑤ どちらかの家で会う前にまずは散歩をしよう。すぐに肉体関係になってしまうと、重要なことを見落とす可能性があるから。

参考:RND「Psychologin: „Die Digitalisierung sehe ich kritisch – außer beim Onlinedating für ältere Menschen“」(2021年1月16日)RND「Liebe im Lockdown? So geht Dating in Zeiten der Corona-Pandemie」(2021年1月13日)


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