新卒就職や昇進面接での裏技

リーマンショック後の就職氷河期の就職活動は、大変だった。ひどい日には、1日3社以上の不採用通知をいただいた。ここまで落ちる人もなかなかと思うが。

失敗して自暴自棄になった時、面接に対する発想を変えて気持ちが楽になったのを覚えている。その裏技(発想)は、自分が話すのでなく、相手に話させることである。

就職面接で落ちている理由を考えると、受け答えで何かのミスをして、減点されるのがわかった。でも、どの受け答えでミスしているのかわからなかった。

自分自身が面接で話さなければ、ミスをしないことだけはわかった。どうすれば、面接で自分自身のことを話さずに覚えてもらえるだろうか。その答え(裏技)は、「逆質問」をするというアイデアだった。

面接官Aさんから、高校の部活ばかり質問をされている場合は、面接官Aさんに高校の部活を聞いた。面接官Aさんは、高校の部活に思い入れがあるので、自分に高校の部活を聞いていると思った。そのポイント(高校の部活)を逆質問をした。

仕事の軸や働きがいなどを質問された場合は、タイミングを見計らって面接官に「差し支え無ければ、御社で働かれていて最も働きがいを感じた仕事の経験を教えてください」と聞いた。聞いた後に、「私も御社で同じような経験をしたい」と言った。

今もコロナショックを契機に、新卒採用が急に厳しくなっていて、精神的に辛くなっている方もいると思う。採用面接の目的は、自分のPRをするのでなく、面接官の良い印象を高めるゲームと思うと、少し精神的に楽になるのではないだろうか。

採用のピークには、人事は、朝から晩まで面接をする。あなたも朝から晩まで通販番組を見て、商品(自己PR)を聞いていると疲れるかもしれない。記憶に残らないこともあるだろう。

面接官の立場を配慮するのであれば、どのような受け答えをするのが、良いだろうか。

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