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リーダーは誰とつき合うべきか。

本当ならオリンピック開会直後の熱狂に浸っていたはずの4連休最終日、夕方前には雨がやみ、晴れ間がのぞいたのを見計らって少し湿度の高い部屋の網戸を開けました。その瞬間、部屋干ししていた洗濯物でうまれた湿気が網戸の外に少しだけ流れた気がして、それだけでステイホーム続きでどこか窮屈に感じていた気も晴れました。

7月は雨続きの日々を過ごしながら、なかなか晴れない天気をみては自然は思い通りにいかないことを痛感しつつ、他人や組織もまた思い通りにいかないことがノーマルな中で、せめて思うように出来るであろう自身の考え方と行動くらいは出来るだけ律していたいと思っています。

そんな休日の終わり、NIKKEI STYLEで中国・前漢時代の歴史家、司馬遷が書き残した「史記」の130巻・総字数52万を超す原文を、毛筆で何度も何度も書き写してきた書家、吉岡和夫さんの記事を拝読。下記記事では、史記「信陵君列伝」を題材に、リーダーの交遊について書かれています。

その中で、リーダーとしては

・誰に対しても謙虚で礼をつくすこと
・地位や貧富で人を判断しない
・己を顧みず苦言を呈してくれる身近な存在を大切に出来るか
・自分がしたことは忘れても人にしてもらったことを忘れずにいられるか

等の不変の大切さを感じつつ、「人は出世すると、その地位に見合った肩書の人物や、さらに上の権力者との交際を求めがち」という一節に目がいきました。

これはSNSなどを見ていても(人との付き合いに限らず、食べるもの着るもの住む場所などでもすが)、思い当たるところがある人も多いかもしれません。歴史を紐解くと、求めがちになっていくと結局その後どこかで必ずと言ってよいほど、落とし穴にはまっているのですが、リーダーは

己の足るを知り、人を知り、人から聞くことを疎かにしてはいけない。

人付き合い一つとっても、リーダーとは向き合う人で態度を変えるのでなく、向き合う人には真摯であり、自分に苦言や諫言を伝えてくれる友や苦労を共にした仲間をいつまでも大切にすべきと、そう強く思います。

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