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30代半ばで初めて転職する時の気持ち

大学を出て社会人になり11年間。

今までは "The 社畜" のような生き方でした。

どうしたら会社、が良くなるだろう。
社員はイキイキと働けるだろう。

会社視点で考え、ほぼ仕事に費やしてきた。
一定の評価も得たし、やりたい事もさせてくれた。

でも一方で、年齢を重ねるにつれて
慣れ、デジャブ感、上見て仕事する人への嫌悪感が大きくなり
自分の力をもっと他の所で生かしたい。もっと力をつけたい。
新たな気持ちで仕事をしたい。

最後に、せっかく一度の人生で、自分がこうしたいと思った事が
あるのなら、チャレンジしないと後悔すると思い転職を決意しました。

正直不安はあるけど、中途半端に悩んで過ごす日々は本当に辛く
色々な意味で誰にとっても良くない状態です。

自分の意志で環境を変える事を選んだ時はとてもホッとし
今は新しい職場へのワクワク感しかありませんでした。
(この記事を書いたのは5月から次の会社へ入社する前)


先ほど書いたワクワク感を持ちつつ、11年お世話になった企業なので
しっかり終えたいという想いで退職する旨を、最初に人事部長に伝えた時は

「わかった、今までありがとう。お疲れ様」

「最後は社長と話して最終決定して」

「許可が得られたら、次の日から休んで良いから」

転職された事のある方から聞いてはいたものの
実際に自分が初めて会社を辞める時、こんな感じなんだと。

これだけ色々やってきてても、
そんな感じ・・・だよな・・・
想像はしていましたが、実際ダメージはありました・・


社長、役員と近い所で仕事をさせてもらっていた事もあり
二人にも時間をもらい退職の旨を伝えた。

二人とも大変お世話になり、社会人の基礎を教えていただいた分
申し訳なさを感じていたが、感謝の気持ちは伝えたい。

二人は私の考えを尊重しつつ、もう少し一緒にできないか?という言葉を
かけてくれた。気を遣わせてしまい申し訳ない。

ただ、経営者・経営層が素晴らしくても、会社から出たいと思えてしまう
この感覚は何なんだろうと今でも思ってます。



個人的には
こんな私を11年間も雇ってくれて
ここまで育てていただいた事に感謝している。
今の私がいるのも今の会社で関わったお客様、社員の皆様があっての事です。改めてこの会社に入社できて良かったと心から思ってる。


大学時代に国内外含め多くの場所をバックパックで旅をした経験から、
今の会社を選びました。(経緯などは別の機会に)

最初は営業から始まり、企画の仕事など本当に様々な仕事をさせていただき、先輩にも恵まれた生活を過ごしてきました。

チームとして働く事の意識を強く持っている会社でしたので、大学までは基本一人が好きで人付き合いも得意ではなかった私も、チーム・仲間で取り組む事の意義。顧客に対する姿勢。一人の人間として大切な事を気づかせてもらいました。

特に大きかったのは、採用の仕事に携わった事。
後に事業や制度に関わったから余計に思ったのかもしれませんが、

「人の人生の選択に関わる事の尊さ」

「人によって会社は良くも悪くも変わってしまう事」

を仕事を通じて実感したんです。

完璧な会社は無い。
社員は、自分が気づいた会社・社会の課題を解決するために行動する事が
一つの使命だと捉え行動してきました。

ただ、そう信じてやればやるほど自分の力の無さを感じ、
さらには年齢を重ねるにつれて成長スピードが鈍化している自分も
わかっていました。居心地の良さに甘えていたのかもしれません。

今までは「会社の為に」という大義で「自分自身」の事を考えるのを
ごまかしていたんだと思います。

ちょうど2019年の春ごろから、そんな事をずっと考えながら
悶々と過ごしてきましたが、10月に20卒向けの内定式が行われた時に
社会人生活で初めて、一区切りついたという不思議な安堵感が生まれました。
それが新しい環境に身をおくと決心したタイミングです。

ご縁があり、インターネット関連企業の人事ポジションから内定をいただき5月から働きます。

今でも
コロナの大変な時に、
社会に対して何ができるかを真剣に考え取り組んでいる会社に対して
4月に入社した新入社員に対して

罪悪感はかなりあります。


何かを得ようと思えば、何かを失う。
今までとは違う進路を選択する事って、こういう事なんですね。
綺麗ごとを言うつもりはないですが、そう信じこませないと
自分自身も前に進めません。


34歳になり、初めての転職。

これからが社会人第2弾のスタート!!

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