帝劇ビギナーがDREAM BOYSをついに履修した話 第一夜


ジャニオタの永遠の憧れ、帝国劇場
そもそも字面が強い。圧倒的に強い。帝国、帝国の劇場なのだ。そう、Imperial Theater。
「帝国劇場」と何度か言っただけだということにはどうか気付かないでくださいよろしくお願いします。

こんにちは。片桐です。
早速本題に入っていきますが、ジャニオタ歴=ほぼ年齢と言っても過言ではない私、地方出身ゆえに関東や関西のみで行われる舞台などの現場は何故か「そもそも行けないもの」と認識していました。今でこそボクの背中には羽根がある(©︎KinKi兄さん)かのように全国どこにでもフットワーク軽めに飛び回っていますが、初めて長距離の遠征をしたのは24歳の頃だったんです。かなり遅咲きですよね。

なので私は有名どころの舞台をほぼ観たことがありません。ジャニオタの必須科目とも言えるSHOCKも未履修です。ジャニーズを愛する者としてこちらは早急に観劇しておきたいところ。誰か一緒に初SHOCKしましょう。

これまで自担として担がせていただいてきた方々が舞台に立つ機会が少なかったということもありますが、これだけ長くジャニオタをしておきながらグローブ座も、日生劇場も、シアタークリアも、未開の地なのです。そして例外なく、帝国劇場のことも「名前は存じ上げておりますがきっと私は行くことのない由緒正しい国(概念)」だと、そう思っていたのです。

そんな私は2018年12月のJohnny's King & Prince Islandで、ついに帝国劇場に足を踏み入れることとなる。
私にKing & Princeを、神宮寺勇太さんを一から手解きしてくれた岸担の相棒に導かれ、私はあの赤いフカフカの絨毯を踏みしめたのだった。
あの時の感動は今も忘れられない。

そしてその9ヶ月後、私のKing & Prince内推しコンビであるWゆうた(岸優太さん、神宮寺勇太さん)が、帝劇の0番を分かつ姿を見る日が来るなんてことはこの時の私はまだ知る由もないのであった……………。


※ここから先は個人のくだらない話と現場のレポと感想と考察(深掘り大好き芸人の性)が激しく入り乱れていきます。そしてドリボ観劇から1ヶ月経過しているので私の記憶が捏造されている可能性があります。嘘を書いたり、もはやそうであれという願望を書いているかもしれません。読むのにまあまあのカロリーを要しますのでお疲れの方は元気な時に読むことを推奨します。帝劇ビギナーの興奮する様をどうぞあたたかい目で見ていただけますと幸いです。


帝劇ビギナーがDREAM BOYSをついに履修した話

画像1


私「DREAM BOYS、通称ドリボ。うん、知ってる。昔KAT-TUNと関ジャニ∞がやってたよね。でもちょっと内容は分かんねぇんだ………」
いやいやお前KAT-TUNも関ジャニ∞も通ってきたやんけ、一丁前に関東の友達に頼んでパンフ代行してもらったやんけ、なぜお前は内容を知らない?今考えても謎なんですが、多分遠い私の知らない場所でやってる舞台というイメージが強すぎたんでしょうか。私はドリボのストーリーを一切知りませんでした。

そんな「帝国劇場でやってるDREAM BOYS」には無縁かと思われた私、ついに自担が座長に次いで超メインキャストとして帝劇の舞台に立つことに。

岸くんとふたり、大きくポスターに存在する神宮寺くんの姿はド新規ながらにとても誇らしかった。岸担の相棒とは泣いて喜んだ。
チケットは2人揃って落選し、しばらくメソメソした。一縷の望みにかけて、一般発売の日は鬼電した。無機質な女性の声を何度聞いただろう。重めの彼女ぶって「なんで出てくれないの」などと小さく呟いた。結果的に2人揃って奇跡的に電話は繋がり、チケットを手に入れた件に関しては、「執念」と表現するのが最良だろう。

DREAM BOYSが決まり岸くんはみるみるうちにムキムキしていった。神宮寺くんはそのライバル役、しかもチャンプ。あんな細い体でいけるか………?といらぬ心配をしたりなどもした。
当時、仕事でつらい日々を過ごしていた私にとって、ドリボ観劇の予定だけがカレンダーの中でキラキラして見えた。

迎えた当日。
私は人生二度目の帝劇に足を踏み入れる。
この歴史的瞬間をちょっこりさんにも見せてあげよう、などと、鞄から凛と飛び出たポスターの筒の上にWゆうたのちょっこりさんを差し込み、舞台の方に向けた。完全に浮かれきっている我々。やっていることはほぼJKだ。タピオカ飲も。

開演前から、ホール内にはTHE DREAM BOYSがBGMとして延々と流れている。頭がおかしくなりそうだ。辛い現実世界から、ドリボの世界にどっぷりと引き込んでもらうには十分過ぎる配慮だと思った。
開演直前、私は岸担と手をぎゅっと握り合った。言葉はいらない。混じり合う我々の手汗、どちらのものかもはや分からないが確実に伝わってくる震え、生唾は止まらない。

ついに暗転、スクリーンに映し出される城と花火の映像(だった気がする)。これから客席をどんな世界に誘ってくれるのか、期待と極度の緊張で手汗と脇汗が止まらない。

そしてオーケストラピットからふたつの影がせり上がってくる。岸担と繋いでいる手に力が入る。

ウォーオーオ ウォーオーオ オーーーーオーーーー(NEXT DREAMのアレです)

真っ白な衣装に身を包み、歌い出しと共にこちらを振り返る2人、そして、向かい合う2人。確実にあの瞬間世界中で一番輝いていたのは岸くんと神宮寺くんの2人だったに違いない。涙が止まらない。2人がこれからどんなことをするかもわからない、そもそも私はストーリーを知らない、今日までにどんな努力をしてきたのかもわからない、なのに涙が止まらない。ふと隣を見ると岸担も泣いている。初っ端からクライマックスとでも表現すべきだろうか。ここは天国か?私は死んだんか?(この時岸担も自分は死んだものだと錯覚したらしい)

共演のHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、ジャニーズJr.、鳳蘭さん、紫吹淳さん、錚々たるメンバーを背負い、帝劇の0番を分かつ岸くんと神宮寺くん。
初っ端からクライマックス案件はまだまだ続く。なんとオープニングの時点で早くも1回目のフライングのセッティングが始まったのだ。嘘だろ、もう飛ぶ?
岸くんは髙橋優斗くん、神宮寺くんは岩﨑大昇くんにセッティングしてもらっているのも大変胸が熱くなるポイントだった。(この時点では2人が弟分のメインキャストと知らなかったので終演後、岸担との記憶のすり合わせでようやくここがアツかったことに気付く)

勢いをつけ客席側へ飛び立つWゆうた。頭上を旋回している2人を口を開けて見上げる我々。綺麗だ。羽のついた純白のスーツで空を飛ぶのが似合う男性がこの世にいるものか、と。

こうして開演5分ですでに我々のHPは一気に削られてしまった。私は生きて帝劇をあとにできるのか、一抹の不安を覚えるのであった。


第一幕

簡単なあらすじとしてはこうだ。
施設育ちのユウタ(岸くん)は施設で起こった火事から助け出したユウト(髙橋優斗くん)を、血の繋がりはないが弟のように可愛がり、またユウトもユウタを兄のように慕っていた。また、子供の頃からボクシングジムに通う親友でありライバルだったジン(神宮寺くん)との新人王争奪戦の決勝戦で、ユウタは理由を明かすことなく途中でリングから降り試合を放棄し、それ以降リングに立つことをやめた。
それ以降ジンとの関係は拗れたまま時は過ぎ、ある時ユウタは膨大なお金を手に入れるため動き始めるのであった………

なるほど、と。なんだか「誤解」の匂いが各所からプンプンしてくるじゃないか。

ユウタが膨大なお金を必要としていることを知ったリカさん(紫吹淳さん)は、ユウタにとある大仕事を持ちかける。それが「チャンプの半生を描いた映画の主演」だった。
ここでもう私は混乱した。ボクシングの話だと思っていたのに急に芸能事務所のタレントという設定が出てきてひどく混乱した。どうやらユウタはマダム(鳳蘭さん)の事務所、HiHi Jetsはリカさんの事務所所属タレントらしい。難しい。そして過去リカさんは、演者側だったマダムの付き人をやっていたとか…………?ここ絶対なんかあるやん。別事務所のユウタを起用して、因縁のチャンプ役を演じさせる。なんの思惑がリカさんにあるのか……?ざわつくマダム、怪しむ周囲。


ユウトとタイショウが自己紹介や諸々の経緯を織り交ぜてくれたことで私は事前情報を手に入れた。ありがとう弟分たち。ここでその説明がなければ私は最後まで内容を掴めず終わっていたと思う。

どうやらとある理由があってユウタはボクシングを諦めたようだ。ユウトにとっては血の繋がりこそないが優しくて頼れる兄が理由を明かさず夢を諦めたことが気掛かりらしい。

ユウトはユウタに問う。「兄貴はどうしてボクシングを諦めたの?」
ユウタは言う、「もっと大きな夢ができたから、」
「おれ、お金持ちになりたいんだ。」

これは完全なる余談であるが、岸くんの将来の夢は「億万長者になること」らしい。その言葉と重なって、そこでふらりと頭を傾け涙を流していた岸担。完全にドリボと現実を行き来していた瞬間だった。


◎撮影場

ユウタ主演映画の撮影シーン。
盛大に組まれたセット、大勢のスタッフと演者が見守る中、ここで私は伝説のシーンを目の当たりにする。

リカさんが「この映画の主役は……ユウタ」と粛々としたトーンでそう言うと、ステージの奥の方から細いクレーンにバランスよく立ったままヌッと男が現れる。フードを目深に被っていてその表情は見えない。
そして勢いよく左右に引きちぎられるマント、

岸優太(真顔)、爆誕。


絵に描いたようなバキバキの腹筋、胸筋も鍛えたことでしっかりと胸の膨らみすらある。その間もユウタはニコリともしない。作り上げた自慢の体をこちらに見せつけているようにさえ感じられる。
体幹どうなっとん?と言いたくなるくらい微動だにせず下降していくユウタ。私そこでちょっとニンマリしちゃった。
そして映画の撮影が始まる。ボクシングを織り交ぜたダンスでしゃかりきに歌い、踊るユウタ。かっこいい。

そこにチャンプサイドの美 少年と7 MEN 侍の面々が撮影所に乱入し、セットを破壊し始めた。治安は悪いがチャンプサイドのメンバーもとにかく顔がいい。そして私お待ちかね、

チャンプ・ジン登場
まじかっこよくて泣ける。


おそらくジンとユウタは例の新人王決定戦の場以来の再会であろう。「こんなことして恥ずかしくないのか」とユウタに言い捨てるように問うジン。チャンプサイドの言い分としては俺の役を試合を途中棄権するような奴にやらせんじゃねーよコノヤローということのようだ。
今すぐやめろ、と撮影を中止させようとするがユウタは撮影の続行を懇願する。莫大な契約金でこの仕事を受けたことを知っているジンは、金のことしか考えていないユウタに、自分を演じられるわけがないと撮影所を出て行く。一旦撮影は中断となる。


◎桟橋

今回、演目中に何度かアドリブシーンが組み込まれている。桟橋やこのあと出てくる公園でのユウタとユウトの兄弟やりとりがたまらなく良い。髙橋優斗くんの力量と度胸をここで垣間見た。この子はすごい。
心配性で焦りが顔に出やすい岸くんをうまく良い流れに導いてくれている。それもごく自然にだ。そして何より、あの笑顔が、帝国劇場の少しピリッとした空気を一気に弛ませてくれるのだ。齢19歳、末恐ろしい子がいたもんだ。
余談だが後日、私は髙橋優斗くんは「ポイズンドーター・ホーリーマザー」ですでに殺人犯を経験済みだということを知る。決めた、推す。

心臓が悪く、ボクシングも芸能活動も思うようにできないユウトを救うため、心臓移植の費用である三億円を人知れず手に入れようとしていたユウタ。ユウトは勿論、兄のそんな決意など知ることもなく、自分も兄貴みたいになりたいな、兄貴がチャンプ役ならおれが兄貴役とかいいよね!と屈託のない笑顔で言う。そんなユウトをユウタは愛おしそうに見つめる。

ユウタとユウト、お願いだから幸せになってくれ。

そんなふたりのやりとりを見ていたリカさんは、なにがなんでも撮影を続行させることをユウタに約束する。怪しい……怪しい………


◎チャンプのジム

このシーンのジンやばいまじで。
衣装も何着てたか正直全く覚えてないけど、まじかっこいい。だめだ、これしか言えねえ。
記憶ぶっ飛んでてどんな曲だったかも覚えてない。自担のシーンとりあえず落ち着け。

ここでついに、ジンが隠していた事実がわかる。
曲中突如響く、耳につくキーン、という音。
その音に合わせて激しくふらつき、頭を抱えるジン。
そう、ジンは頭蓋骨に疾患があるのだ。勘弁してくれなんだその悲しい設定は。
心配するチャンプジムの子たちを振り切るように、続けろ!と頭を抱えたまま叫ぶジン。お願いだから休んで。

そんな時、ユウタがチャンプジムに乗り込んでくる。
映画の撮影を続けさせてくれ、と、ジンに頭を下げに来たのだ。
周囲のボクサーはそんなユウタの姿を見て馬鹿にしたように笑う。

しかしジンはとある条件を提示する。
「俺と試合をしろ」
「あの日の決着をつけよう」、と。

あの日以来リングに立つどころか、ボクシングのトレーニングすらやっていない兄貴にそんなことさせるのは酷だ……と丁寧に説明を挟みながらジンに詰め寄るユウト。ユウトありがとうな、おばちゃんおかげでよくわかったよ。
しかしユウタはこの仕事を白紙にするわけにはいかない。どうしても三億必要なのだ。ユウタはジンの申し出を受けることとなるのであった…………

ここでジンとユウタは向かい合う。
ジンはユウタを煽るようにアカペラで歌い始めるのだ。
何歌うと思う?もう最高だから聞いて

One Two ThreeでGet down リーングにKissしな ファイッメェーーーーン

え?俺?無事ゲッダン。


とにかく神宮寺くんの声量がすごくてびっくりした。めちゃくちゃ歌上手くなってた。
元々神宮寺くんの声は芯があるのでハモりに回るより主旋律を歌う方が向いてると思っていた勢の私、歓喜。そしてすばるくんもびっくりのビブラート。いつの間にそんなことになってたの……
神宮寺くんのことは「真面目で真っ直ぐな努力家」と表現したい。スキルの高いKing & Princeの中での立ち位置を常に模索しながら、自分もそのスキルに標準を合わせていくことにいつだって貪欲だ。外部でダンスを習ったりボイトレに行っているなんてことをどこかで見かけた。こんなに頑張っている人がまだ努力を重ねるのかと。ストイックが過ぎる。神宮寺くんを好きになって1年そこそこの私ですら、とんでもない努力と、その先の確かな成長に泣けてしまった。


◎公園


アコギ片手に公園のベンチに座り、ポロポロと歌いはじめるユウタ。ギターに触れる指がとても良い。

我々「(こ、これは…………THE DREAM BOYS…………!)」

開演前にしぬほど聴いたTHE DREAM BOYSではないか。しかも岸くんのアカペラ。最高。
しかもどうやら劇中でこの曲は、新人王を目指していた頃ジンとふたりで作った曲とかいうエモいエピソード付きだった。最高。(三行ぶり何度か目)
岸くんの優しい歌声と美しい指で奏でられるメロディ、これぞ至福の時。ティータイムじゃんこんなもん。紅茶とケーキ持ってこい。

ここでも岸くんと髙橋優斗くんのアドリブが明快に飛び交う。
(私が入った日は、中二病時代は眉毛が細かった岸くん、今では太いくらいだよなぁなんて話に。何故。そのあと優斗くんが「俺なんかほっといたら眉毛繋がっちゃう」って言ったのに対して岸くんが「じゃあ一緒に繋がろっか⭐︎」と適当な返事をする謎回だった)

ここでニュアンスだが「人は夢がないと生きていけないけど、叶わない夢もある。それでも夢を持ち続けることが大事」というようなことをユウタはユウトに諭すように言った。
当時の私にはなぜかやけに刺さった。叶わないのに夢見続けることに何の意味があるのかは、その時私には分からなかった。


◎チャンプの苦悩

今回ドリボで私が大好きなシーントップ3に余裕で食い込んでくるシーンがこちら。
私は勝手に「頭いたいいたいダンス」などとふざけた呼び方をしていたが、ここでジンがこれ以上リングに立てる状況ではないことがはっきりと表現される。
病や闇を彷彿とさせる薄暗い舞台上でジンは頭の痛みと苦悩に蝕まれていく。この時の頭を抱えて悩ましい表情をしている神宮寺くんは、前髪もやや濡れスタイリングで、大変セクシーでおられた。
このシーンの神宮寺くんはナースを模したような白い格好の女性ダンサーさんとかわるがわるダンスで絡んでいくんだけれど、これがまあこちらからしたら羨ましいものばかりで。
私はジンの両脇に手を差し込む係がやりたいです。(観た方で同じ気持ちの方、握手しましょう)

◎試合

ついにユウタとジンの試合の日がやってくる。
実際のボクシングの試合のようにリングまでの道を客席通路を使って入場してくる演出が大変粋だった。しかもBGMは勝つんだWIN。あと2人とも近くで見ると発光してた。目が眩む。ハァ、と小さく吐息が漏れた。

ユウタはブランクを感じさせない動きで試合を進めていく。ただ打つのはボディのみ。
そう、お互いもうとっくに気付いていたのだ。ユウタはジンの頭蓋骨の兆候に気付いている、そしてジンは、ユウタがそれに気付いて顔面を打たないことを。
しかしボクサーの血が騒いだユウタは、最後の一撃、ジンの顔面にパンチを入れてしまう。
倒れ込むジン。

ユウタの勝利が決まった。
しかしここで大事件が起こる。

なんとユウタのグローブから鉛の板が出てきたというのだ。
何が何でもジンに勝つために卑怯な手を使ったんだろうと周囲は騒ぎ立てる。ユウタは嵌められたのだった。

世間からの批判に追いかけ回されひどく疲弊したユウタはマダムから仮面を授けられ、逃げ続けるよう促される。
ここからユウタの逃走劇がはじまる。

このシーンで岸くんのパフォーマンスがいくつか組み込まれていた。
仮面を使ったイリュージョン的なものや、巨大なキューブを自在に動かしたりしていたんだけど(岸角って呼ぶらしい)、岸くんの険しい表情から、かなりの負担になるパフォーマンスなのが見て取れた。しかも、確かキューブを持ち上げる時の岸くん、素手だった気がするんですよ。それまでの稽古で手も酷使してるはずなのに……めそ……
それに両手で布を手繰ってのフライング、命綱無しだったと思うんですよ。少しのミスも許されない緊張感のあるパフォーマンスで、隣の岸担の手汗が止まらない。(まだ手を握り合っている我々)

そして何よりとてもよかったのがNightmare。
とにかくよかった。すごくセクシーで、岸くんのしなやかなダンスとゆらぎのある声質が映える曲だったなと思う。
何が起こっているのか理解が追いついていないユウタをさらに混乱させて縛り付けていくような、そんな演出だった。
今回演出に携わってくださった堂本光一くんが、このサーカスシーンをより自然なものにするために、苦悩する主人公の頭の中という設定にして、岸くんには何かに翻弄されている芝居をするように伝えていたそうだ。岸くんは見事にそれをやってのけていた。目に見えない何かに鎖で繋がれているような…………。岸優太とんでもない。


◎小屋の中

夢でも現実でも逃げ続けぐったりとしているユウタ。そこへリュウガ(佐藤龍我くん)が現れ、ユウタのもたれかかる木箱のようなものを蹴り付ける。どえらい脚が長え。
リュウガはユウタに仕返しをしに来たのだった。その手にはナイフ。

そこにユウトが現れ(なんでいたのか覚えてない)、3人で揉みくちゃになった際、ユウトがリュウガの腹部を誤って刺す結果に。
震えるユウトの手からナイフを抜き取り、「お前は何も言うな」と身代わりになることを選ぶユウタ。どこまで兄貴を全うする気でいるんだ?ユウタ、アンタ1人で色々背負いすぎだよ………

そこに警察と仲間たちが登場。
この現場の状況から、リュウガを刺したのはどう見てもユウタだ。手錠をかけられ連行されるユウタ。
その時ユウトが心臓の発作で倒れてしまう。駆け寄るユウタ。「ユウトは心臓が悪いんだ……!」

このままユウタは警察を振り切り再度逃げ出す。
上から落ちてくる赤い布を掴んで、「何もかも引き受けてやるよ!」と叫びそのままオーケストラピットへと飛び込んでいくのであった………



やっと一幕終わった。
自己満なりに一週間かかった。(疲弊)

一幕終わりの我々、口から魂出ていった?というくらいぐったりしていた。一幕の上演時間はわずか1時間15分。体感としては3時間以上あった。こんなに凝縮してくるのか……あれ?私ら二幕大丈夫か?……………と。

ぐったりしながらも幕間でちゃっかり限定ドリンクを買って(この時点で二幕開演5分前)、ふたりでダイソン並みの吸引力で一気に飲み干したのはガッツあっていいなぁと今思いだしても笑えてしまう。さっきまで泣いてたくせに情緒どうかしてる。


二幕に続く。(きっとまた1週間はかかる)







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CuAl6(PO4)4(OH)8·4H2O
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