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5000円以下で整える、最強の自宅用スタンディングワーク環境のご提案

[6/3追記]ありがたいことにわりと反響があり、問い合わせも頂いているので、メリット記載の箇所に商品スペックをちょっと追記しました!

テレワークガチ勢の皆さん、こんにちわ。ばるです。

今日はめずらしく、書評以外の記事として、自宅で簡単に構築できるスタンディングデスク環境のご提案をさせてください。

ガチ勢じゃなくとも、今般の非常事態宣言明け、コロナ第二波の動向を睨みつつ、どうにも部分的なテレワークはだいぶ長期化しそうだなー、自宅の作業環境もいよいよ本格的に整えていかないとなー、と思っている方も多いと思います。

自分の周囲でも、終日テレワークを続けていく中で、作業効率に悩んでいたり、はたまた人生初めての腰痛の兆候に怯えていたりする人がちらほら見られます。

そこで!

コロナ前から日本のオフィス空間でも若干浸透し始めていたスタンディングデスクの出番です。長期間同じ姿勢を取り続けることで、筋肉が固まってしまったり、そこをフォローしようとして相補的な他の筋肉に負荷がかかり過ぎてしまったりすることが、痛みにつながっていきます。

何を隠そう、筆者も20代中盤から慢性的な腰痛を抱える腰痛ヘビーユーザーで、一度など救急車で運ばれました。ヘルニアのような外科的に所見が認められる疾病ではない、単なる筋肉の凝りにも関わらず、2週間に渡りベッドから起き上がることもできないほど重症化し、職場にも多大なる迷惑をかけました。

現代のビジネスパーソンはとかくPCの画面と向き合う時間が長いです。エンジニアをはじめ、一日中ほぼ座りっぱなしという方も多いのではないでしょうか。昔の人は腰痛や肩こりに悩まされることは皆無だったそうで、これらは広く人口に膾炙しているゆえになんとなく人類に普遍的に寄り添う健康トラブルというイメージがありますが、完全に現代病であり、かつ職業病でもあります。

欧米では早くからこうした職場での健康影響を問題視する声があがり、早くから昇降式デスクなどのオフィス導入事例があります。そうした流れが日本にも来ることで、ここ数年でちょこちょこスタンディングワークをする人を目にするようになってきた印象です。


さて、こうした流れのなか、自宅が職場になってしまったこの状況に、私達は頭を抱えることになります。

そもそもデスクの置き場をどうしようかなど逡巡している方も多いなか、昇降式のゴツい/高いデスクを新たに買うとかは、ハードルが高すぎてとてもじゃないけど手が出ない。家だから、気軽に離席して歩き回り、ストレッチをするとかは職場よりもやりやすいとして、どうしても作業環境においてスタンディングしたい!というニーズはあると思います。

いえ、万人がそう思い、そうすべきなのです。

腰痛歴10年の筆者が腰痛対策のエッセンスを超短文に凝縮すると、「30分以上おなじ姿勢は取らず、定期的なストレッチも欠かさない」という至ってシンプルなものです。これ、本当に大事です。同時に、毎日なんらかの運動をし、姿勢保持のための筋力(表層の筋肉でなく、腰・背骨まわりのインナーマッスル、特に腸腰筋など)が衰えないよう気を配ることも肝要です。

こうした要件を、長く続く座り作業の中で満たしていくのはわりと難しく、ゆえに今回の「スタンディングワーク環境のご提案」に繋がります。

気づけば前段がめちゃくちゃ長まってしまいましたが、肝心のスタンディングワーク環境の話に移ります。買うのは、以下の3つです。

はい、そうです。壁に貼るタイプのホワイトボードシートです。全部合わせて4,000円弱で揃えられます。

え?あ、はい、はい、そうですね。ノートPCを置いて作業するような、いわゆるスタンディングデスクの話ではありません。

あ、ええ。すいません。すいません。

や!でも、ちょっと待ってください。

ここまで内容の薄い序文を読み進めていただいたのであれば、もうちょっとだけお付き合いください。これ、とてもメリットが多くステキな環境なのです。以下にいくつか紹介したいと思います。

ちなみに、かつて職場でたまにこのタイプのものを使っており、もともと知っていたのですが、知人に勧めると意外とシート状は知らなかったという人が多いのです。そして、なぜかみな、勧められるがままに買っていきます。

上記のシート状のもの以外にも、過去にボード式のものや固めのシートなど色々試しましたが、コストパフォーマンスの観点でこれが圧倒的な優勝を勝ち取っています。

メリットというと、まず、圧倒的な省スペース性能があります。作業のための書斎や自室がなくとも、一定の広さの壁やドアがあれば、そこはあなたのデスクと化します。オフィスでは、よくローテーブルみたいな、コタツの机みたいなのをデスクに重ねてその場でスタンドしている人がいました。ただ、このやり方は、すごくしっかりしたオフィスデスクならともかく、自宅の作業用机ではなかなか出来ない人が多いのではないでしょうか。

それに、自宅の壁というのは、実はかなりの割合で使われずに泳いでいる遊休資産です。このアセット、見逃していませんでしたか?ぜひ有効活用していきましょう。

なお、今回紹介したものは静電気で壁にくっつくタイプで、貼る場所を選ばず壁も痛めないというスゴい商品です。Amazonレビューなんかに、使ってると静電気が弱まると書いてあったのでやや心配してましたが、実際に使っていても2週間ぐらいで端っこの方がややペラペラしてるかなーという程度(体感で貼ったときの70%ぐらい)で、思っていたよりも全然持ちそうです。自宅の壁紙は細かな凹凸があるタイプが多いと思いますが、特に問題なく貼れる&書けます。

次に、圧倒的な省コスト性能があります。普通のホワイトボードは1枚で1万5,000円とかしますが、これは3,000円で買えます。ただ1枚あたりの耐用度合いの話になってくるので、使用感と合わせてやや細かめにご紹介します。

このシート状のホワイトボード、なんと使用感は全般的に通常のホワイトボードとなんら変わらないです。まったくもって、変わらない。1ロールで20mぐらいあるのですが、80cm間隔でカット可能で、80cm×60cmを1枚として使えます。自分にとっては1枚だと若干狭いので、なんとか壁のスペースを見つけて2枚連ねて使っています。

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※腰痛抑止に効くというメリットは大前提なので特に詳細には触れませんが、シートだと高さ調整が自由自在というのは地味にデカいです。筆者は身長が高いので、通常のホワイトボード(例のくるくる裏表回せるやつ)の高さでは結構キツく、困っていました。

書いて時間が立つと若干消えにくい感じはあり、クリーナーで強くこすると汚れが蓄積していきますが、ウェットティッシュで拭けばどれだけ時間が経ってようがほぼ完璧に消える事に気が付きました。何度も使っていよいよキツい・・となっても、そこからウェットティッシュ1枚で劇的に回復します。とはいえ、最大5時間程度を目安にキャプチャを撮って消す、という運用がまぁ望ましいかなとは思います。

書いてる状態はこんな感じです。書いたり消したりしながら結構な情報量で柔軟に思考を走らせることができます。エディタだとこうはいきません。

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ワンチャン、Zoomとかで後ろに映して議論することも可能ですし、そうでなくとも画面の端にちらとこれを映しておくだけで、Zoomつないでるとき以外も仕事してるんやで感を出すことができます。

自分自身はもともと手書き派というか、メモ用紙に書きながら考えをまとめることがとても多かったので、過去いろんなホワイトボードを自宅で試したりしていました。今回のコロナきっかけでこれを本格導入したところ、意外とハマって定着したので、今回みなさまのお目にかけるに至った次第です。

まぁでも、みんな、手書きはいいぞ!本当に言いたかったことは、これかもしれません。

みなさんも、腰痛に気をつけて、快適な作業環境を構築していってくださいね!ストレッチは、立ったまま「前屈」と「腰に手を当てて後ろに反る」だけでも全然変わりますよ!(なんだこの記事)

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