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目に見える商品と見えない商品の違い

どんな人でも目に見えるものは、10円だとしてもお金を払う。
しかし、情報やサービス、技術など人が行う「無形の商品」に関しては、比較的曖昧になっているケースが多い。

実例として、
Webサイトの場合、保守の契約(瑕疵担保責任のない状態)もしていない公開して数ヶ月経過している状況で、依頼主からWebサイトのテキストを一部修正してほしいという依頼がきました。
当たり前のようにテキストを修正するのに1,000円かかります。
と伝えたとき「文字を少し変えるだけなのに1,000円もかかるのか!?」とまるで詐欺まがいに言われたことをよく覚えています。

「文字を少し変える」という作業自体は簡単ですが、そこにはスタッフの作業時間、自身の対応する時間も発生する。
指示内容を確認してアプリケーションを立ち上げて、作業完了後確認して公開させて、依頼主に連絡する。
この一連の流れでいけば、いくら簡単でも30分はかかると思う。

これを業務としてやっている以上、その人を動かす人件費分の費用は発生するのは当たり前だと思う。

例えば、
8時間労働として1日の作業単価を4万円と設定している場合、30分の作業は2,500円分の作業となる。ただあくまで作業にフォーカスした場合、30分もかからないので1,000円くらいでという回答で、どちからといえば安く見積もったつもりだが、受け側としてはその感覚は違ってくる。

■自分でやったらどれくらいかかりますか?

技術や専門性が高い業務は、費用も理解してもらいやすいが、先ほどのテキスト修正などに関しては、理解されにくい面が多いと感じる

例えば企業側の依頼者が制作経験が少しある場合は、また少し考え方も異なる。自分でやればできそうだが依頼をする場合はなぜそうしているのか。

対価を支払うことで専門的な技術者の時間を購入しているのです。

例えば企業のAさんという担当社が3時間かかるものを制作会社のBさんは30分で対応するとなれば、Aさんの3時間分の人件費を考えても専門外であれば制作会社に依頼した方がよい。
自分でできるなら自分で対応してもいいが他の業務が滞るのであれば自分でやる意味はないと思う。

その状況によっては無料で行うことももちろんありますが、基本的には対価をもらって会社も成り立っているので、「仕事」として考えるとおのずと費用は発生することは理解できるのではないでしょうか。

費用が発生するのが嫌であれば、自分で時間を使って対応するしかないと思います。
それをやってミスをしてしまい結局倍以上の費用がかかったケースもあるので、自身の業務では何が重要なのかを認識したうえで会社として判断して対応すべきだと思います。
Webサイトに偏りましたが、どんなサービスでも同じだと思います。

誰かの時間を使うということは、当たり前じゃない。
お金を出せばいいという問題ではなく、依頼する側も誠意が必要。

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