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自己紹介

はじめまして。

はじめまして。2023年5月に J to Z Design を立ち上げ、フリーランスのデザイナーとして活動を始めました。よろしくお願いいたします。

得意なデザイン分野としては、
・工業デザイン
・一部のグラフィックデザイン(UIやロゴ、WEBなど)
・デザインエンジニアリング
・プロトタイピング
加えて、デザイン思考やデザイン理論に基づいた
・コンサルティング
・ファシリテーション
になります。

キャリアとしては、
2006年に東京工業大学の機械系学科を卒業しエンジニアとしての下地を持ちながら、2009年に単身渡英しコベントリー大学で「デザインと人間工学」というマスターコースを修学。帰国後の2011年から、株式会社KEN OKUYAMA DESIGNで工業デザイナーとしてのキャリアをスタートし、その後2017年にPanasonic株式会社 未来創造研究所でデザインコンサルティングに従事。2023年5月に独立し、J to Z Designを設立。
といった感じです。

J to Z に込めた意味

屋号につけた「J to Z」の意味を説明したいと思います。

よく「○○のABC」なんてカタチでハウツー本があったりします。つまり、ABCは基礎であったり初歩的な内容ってことですね。もちろん基礎が大事だということは百も承知ですが、プロフェッショナルたる者が毎度ABCから始めていたのでは話にならない、それらを踏まえた上でどこを起点とすべきか、と考えたときに私は「J」を選びました。

近々、また別の記事で詳しく説明したいと思いますが、デザインは問題解決です。(デザインの定義については色々の流派があるので、ここではそう私の中では定義している、と捉えてください。)それは誰かのための問題解決であって、自分のためではない。だから、自分を意味する「I」ではなく、その次の「J」を起点としました。デザインを自己表現と捉える方もいらっしゃるかもしれません。それは学生だったり個人で楽しむ分には問題ありませんが、プロとして誰かのために作ったデザインでお金をいただく限り、自分のためにデザインするのは三流です。デザインは問題解決を望む誰かのためであるべきです。(自己表現によって誰かからお金をもらうのは私の定義ではアートの領域になります。)とはいえ、創作物を作るには自分の感性が必要です。それは自分の感性を物事を理解するためのひとつの手段として使っているのであり、ひとつの起点になるかもしれませんが、誰かのためにデザインするのにそれがそぐわなければ、捨てるべき(新たな起点を持つべき)と考えます。だから、起点は「J」なのです。

そして、アルファベットをずっと進むと「U」≒ You(あなた)にたどり着きます。「あなたのためのデザイン」と聞くと良さそうですが、これはデザイナーとして二流です。よくデザインの現場で起こることですが、お客さんの声を聞きすぎ、それに真面目に応えすぎることがしばしばあります。お客さんの声を聞くこと自体は非常に大事ですが、それに真正面から応えすぎると御用聞きになってしまい、デザインの最適化は行えますが価値創出は行えません。そこに新たな価値を帯びたデザインを競合が出すとあっさり捨てられてしまいます。大事なのは、お客さんの声の中に潜むインサイトです。(インサイトについても語りだすと長いのでまた別記事で。)それはお客さん自身も気づいていない、お客さんの”あるべき姿”です。つまり、「あなたが”あるべき姿”になるためのデザイン」を創ること、それができて一流のデザイナーです。なのでゴールは「U」ではなくその先にあります。

あなたは、当然ですが、一人で生きているわけではありません。周囲との関係性の中でバランスを取りながら生活しています。その先には友人やコミュニティであったり、まち・社会であったり、国・地球、さらには未来へとつながっていくわけです。そこまで考慮してデザインができたら、それは超一流といってよいでしょう。そして、その究極形ともいうべきデザインを「Z」の一文字で表現しました。「Z」は元々、アルファベット最後の文字、転じて究極や最終の意味を表します。

少々長くなりましたが、J to Z Design が目指すのは、ワタシ(I)を超えたところ(J)から始まり、モノ・コトの究極形(Z)をデザインすることなのです。

最初の自己紹介はこの辺りにしておきたいと思います。ではまた。

#デザイン   #自己紹介

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