「"優秀"であることは上司の責務」 優秀でないなら努力が必要だし、それがイヤなら上司やめた方がいいかもねってお話。
「ボクの上司は間違いなく優秀です」
自信を持ってこういえるひとってどれくらいいるんだろう。
さいわいにも、ボクの直属の上司は「まちがいなく優秀」といえるので、ボク自身はウルトラハッピーなのだが、このようにいいきれない環境下にいるひとも多いと思う。(とくに日本では)
ボク自身、ありがたいことに「リーダー」という立ち位置で仕事をさせてもらってるんだけど、最近強く思ったことがあって、それは「リーダーの立ち位置にいるなら、優秀は責務であり、絶対条件だよね」ってこと。
というのも、「チームの成果」って、リーダーの「器量」によるところが大きいから。
「ONE PIECE」で考えても、麦わら海賊団があそこまでおおきくなったのは、ルフィにそれだけの「器量」があったからだといえるし、「器量がある」っていうのは、つまるところ「優秀だ」といいかえることができると思う。
んで、「じゃあ『優秀』って具体的にどういうことなのよ?」って話なんだけど、ボクは「優秀である」とは2つの条件を満たすことだと理解している。
1.期待される役割を理解していること
2.期待値以上の働きをすること
1.期待される役割を理解していること
たとえば、ルフィに期待される役割はなんだろう?ってかんがえたとき、出てくるのは
「敵の海賊でいちばん強いやつを倒すこと」とか、
「海賊団の方針を決断すること」とか、
「仲間をみつけること」といったかんじ。
もちろん、あげればほかにもたくさん出てくると思うんだけど、少なくとも一味の仲間であるナミにお願いしているような「海図を理解して、進みたい方向へ船を進める」といった役割は、ルフィに求められていない。
ルフィがそこのところを勘違いして、「強くなること」より「海図を勉強すること」を優先してしまうと、たぶん麦わら海賊団は崩壊する。
本当に強い敵と出会ったときに全員ころされちゃったりとか、仲間に「いやおまえなにやってんだよ」という不信感が募って「解散」になっちゃうとかで。
ワンピースで考えると「いやそんなことあるわけねーじゃん」とかんたんに理解できるんだけど、これが「会社」に置き換えると、経験上わりとこういう「勘違い」って多い気がしていて、とはいえ「リーダー」であるなら最低限そこは絶対まちがっちゃダメ。
かなりの確率で「成果」をあげられない。
「総務」のリーダーなら、総務のリーダーに求められることがあるし、「営業」のリーダーなら、営業のリーダーに求められることがある。
これが「期待される役割を理解している」ってこと。
2.期待値以上の働きをすること
これ、なんでかっていうと、「期待値以上」のはたらきをしないと、チームの仲間から「信頼」が得られないから。
チームで成果を挙げるなら「結束力」が重要だと考えていて、たとえば、野球で甲子園行くなら9人がまとまってないと難しいし、サッカーだってラグビーだって、チーム競技は すべて「結束力」がいる。
じゃあどうやってその結束力を高めるかっていうと、「信頼」が鍵を握る。もっというと、「チームリーダに対する仲間からの信頼」。
チームの一員なら、「期待通り」のはたらきができればそれでいいかもしれない。信頼が大事とはいえ、信頼するには足らない仲間がひとりいたとしても、リーダーさえ信頼できればチームとしては成り立つかもしれない。
しかし「リーダー」はちがう。
「チーム全員」をまとめ上げる必要がある。
チームをまとめあげるには「チーム全員」からの信頼が必要で、「チーム全員」から信頼してもらうなら「期待通り」のはたらきじゃ無理だよねっていうのがボクの考え。
まとめ
「リーダー」といっても、チームの規模によって役割や期待値は変わる。
「5人規模」と「100人規模」と「会社規模」のリーダーではやることぜんぜんかわってくるもんね..。
とはいえ、どのリーダーでも、「期待される役割」を理解して、「期待値以上の働きをすること」はおなじ。
あらためて、リーダーは「優秀」であることが責務。
いま「優秀」でないなら、「優秀」となれるだけの努力はぜったいに必要だし、それがいやならリーダーをやめたほうがいい。
チームのメンバーがかわいそう。
自戒もふくめて、再認識しなくっちゃとおもう。
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