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なぜ、日本はITで出遅れているのか?


※気を悪くされたら記事をそっと、閉じてください。


日本は先進国のみならず、発展途上国を含めてもIT分野でかなり劣っている。インターネットが誰でも使えるようになった今の時代にユーザはいるのにそれを支えることができていないのが現状である。

これまで、さまざまな議論がなされ、落合陽一さんやひろゆきさん、シリコンバレーのエンジニアなどがたくさんの発言をしている。

それなのに日本が遅れるのはなぜか?それを僕が参加したインターンの経験のもと、考えてみると日本のどこが世界に追いつけないのかがわかるかもしれない。そう思い、このnoteを書くことにした。

そう言えば昔書いたけど、これは甘い。



偽善が次世代への進行を邪魔する

インターンへの参加でのひっかかり

僕は「車」を扱っている某大手企業の2daysインターンに参加したことがある。その企業は世界的にも大きく、日本だけでない箇所にさまざまな工場やグローバル企業として名を馳せようとしている。(馳せているのかいないのかは別の話)

その企業でのインターンの内容は簡単に言えば、「企業と顧客のどちらもが効率的になるサービスやシステムを提案せよ」、というようなありきたりな課題であった。そしてここで僕が引っかかる条件提示があったのだ。

高齢者などはスマートフォンを持っていない/使うことが難しいため、電話なども含めて考えること

あるインターン先から提示された条件

だった。「車」という幅広い年齢層を扱う業種にいると全年齢を対象とすることが前提としてあるのだろう。だが、これはこれからの未来を何も見据えていない条件なのである。


ここで、疑問に思う人は偽善者で先見性のない人なので、ぜひ続きを読んでほしい。


無能が考えた議題

おそらく、これを考えた人は自社中心か視野が狭いか、社会情勢を知らない人なのであろう。

高齢者などはスマートフォンを持っていない/使うことが難しいため、電話なども含めて考えること

あるインターン先から提示された条件

この条件がなぜ無能で偽善なのか?

日本では、高齢者の運転を問題に取り上げ、免許の自主的な返還や運転をしないように呼びかけている。その中、この企業は高齢者にそれを促進しない形をとっている。非人道的に感じるかもしれないが、この企業がもし「高齢者などはスマートフォンを持っていない/使うことが難しいため、電話なども含めて考えること」という前提を考えるから、高齢者が運転できる環境ができてしまうのではないだろうか。もし先見性を持っているなら、こんなシステムを作らず、ニーズが一番ある30,40,50代に焦点を当てるだろう。そして高齢者に運転をさせてしまう環境をこの企業だけでなく、日本全体に無意識的に蔓延して仕舞えば、高齢者が運転して事故を起こすのは当たり前の話である。

難しいのであれば、完結にいうと、
この企業をはじめとして、高齢者までもをニーズの対象として考えてしまっていることがよくある。高齢者が運転できる環境を作り上げてしまうことで、事故の件数や不幸なことも増えている
ということである。

ブランドとして「高齢者にも対応」というような偽善を見せることでいい企業としているのならば、お話にならない。僕からすれば、棺桶に足を突っ込んだ高齢者にブランドを訴えかけたところでそれが伝わる可能性は極めて低い。それは、車に乗っている高齢者は判断力が鈍っていることやちゃんと会話ができる人が少ないからだ。

こんなものをインターン生に考えさせている時点で、頭のいい人たちは未来がないことが判断できる。それも見抜けてないから無能と言っている。


偽善は先見性がない

先に言っておく。世にある全ての事柄に当てはまることではない。TPOで各自が判断してほしい。

もし、高齢者にも対応できるように電話対応のシステムを考えるのであれば、それはそれで一つの技術革新が起きるかもしれない。しかし、それはその時なだけであって、先見性はない。

もし高齢者の運転者数が減っていくことや免許の取得率のピラミッドを知っているのであれば、このような大衆的に偽善な条件はつけられないだろう。むしろ、高齢者にもスマートフォンを使わせ、それができるようになる方が当人の努力や頑張りで脳も活性化し、逆に若さを保てるのではないかと思う。そちらの方がよっぽど「善」だろう。


次世代への進むために

いわゆるボトムアップが必要である。日本ではまずスマホを使える40,50代を増やすべきであろう。

これは具体的かもしれないがITリテラシーやITでの簡易的な解決方法ができる人数と量を増やさなければならない。そのためには偽善的な幅広い年齢層に対応するようなサービスはむしろ邪魔なのである。

日本の国民性は、いかにも"田舎くさい"。

・年上の人を大切にしなければならない
・先人の知恵は素晴らしい
・みんなに優しくするべきだ
などは田舎で保守的な人が常日頃思うことである。もし都会の出身者であれば、年上の人を気にすることなく、自分の向上心に合わせた環境を選ぶ/作り出すことができるはずなのである。

それができないということは、"日本国民の頭は貧困で視野が狭く、田舎くさい"ということになる。

先進的な人もいるだろう!という人もいるかもしれないが、もしあなたが先進的であるとするなら、そんなことを言わないはずだ。
もっと言えば、あなたが先進的なことを終えていないという何よりも証拠になる。

次世代を見ているのであれば、アメリカを見て、自分はどのように動くべきなのかを考えているはずで、視野は狭くないはずだ。

まずは、その常識だと思っている「偽善」を捨ててもいいのではないだろうか?次世代への邪魔をしないように。


ITに出遅れているのはなぜか?

さまざまな意見が出ている

・日本人の英語への苦手意識
・日本流ものづくりのプライド
・日本の大企業体質の固化(公務員化)
・日本人オタクは偏見される
・日本企業の非グローバル化
--
・スキルを持った人材が足りないから
・変化に対応する力がないから
・ビッグデータを活用できていないから
・攻めの投資を苦手とするから
・多額のコスト・労力が必要となるから
・情報漏洩のリスクが高まるから
--
などなど…

https://mirai-tc.com/it-delay/
https://bizx.chatwork.com/digitalization/japan-delay/

さまざまなことが言われているが、これらは全て、日本人の国民性の問題だ。

一言で言えば1億層貧困社会だからというのが現実ではあるが、そこまで大きいことを言うと書き終わらないので、ちょっと端折る。

偽善的で保守的な考えをする人が多い。そしてそれは年齢層が上がれば上がるほど、そうなりやすい。これはどのようなところから来るのか?


日本人は"リーダー"を嫌う

日本人は同調的なものを好む。そしてそこから外れると、叩きに叩いて潰す。そして、えげつないことを密かに考えている人には気づかず、だまされてしまうのだ。

日本人は目立つことを嫌い、目立つ人に対して批判的出る人が多い。ここで名前を上げれば、キリがない。しかし、
「害悪は切腹すればいい」
「頭の悪い人が、〇〇をしている」
「どうでもいい」

などと少し尖ったツイートだけで炎上するのである。
これ自体は別になんでもいいが、そこに日本人・民主主義者のドツボにハマってしまうことがたくさんあることに気づいていない人が多い。そしてそう言う人たちを政府が拒む傾向にあるのは事実だろう。

それを牛耳っているのは誰かといえば、大企業のトップたちや官僚・政治家・クソみたいな投資家などである。そして前を向こうとしない有権者である国民だ。

だから日本人は尖った人や独裁的な人を嫌う。

しかし、ITが発展した国はどうなのか?

IMDの発表したWorld Digital Competitiveness Ranking 2021で日本は26位だ。それより上に、シンガポールやイスラエル、ルクセンブルク、エストニアなどがいるが、日本人はこれを聞くと危機感を持つだろう。発展途上国だと思っていた国がITで日本より上であることに。

そして、これらの国々はITに関してはある意味で独裁的に国のITレベルを一気に引き上げたことで有名である。それくらいしないと先進国である日本はIT分野でも勝てないのは当たり前で、もうそれすらも遅い。


大衆的に考えるな、無駄を省け

偽善的に「平等にしなければならない」とかをまずは省くべきだ。多様性やマイノリティを大切にする理想的な社会を目指す以前の話で、まずは土台を作らなければならない。。。

土台をしっかりすることや基礎をしっかりとしなければならないと言うことは日本の教育での醍醐味となっているはずなのに、それも理解できていない大人が多いのは事実である。そして、それができていないのに踏ん反り返っている爺さんや婆さんが多い。

まずは国のレベルを上げるのなら高齢者が人生を語って威張る、固執をするのではなく、自分がどの位置に値するのかを再認識する必要がある。

日本の進化の邪魔だと思うなら死ねばいい。

なんてことまではいかないが、それができるのであれば、35歳くらいに僕は死にたい。

まずは偽善と優しさを間違えるな。



ついでに。

インターンでのこの企業に提案する方法は3つある。

1. 以下の条件のもとで、新たな技術やシステムを考える

高齢者などはスマートフォンを持っていない/使うことが難しいため、電話なども含めて考えること

あるインターン先から提示された条件

2. そもそもの社会問題から考えて企業を痛烈、批判する。そして、30~50代を中心のニーズとしたサービスを考える。

3. 幅広い年齢層だけど、技術的なことでコストがかからない無駄なものを提案する。

以上である。

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