『洋服』と『環境問題』( 廃棄編 )
今回は「廃棄編」ということで、様々な理由で手放される洋服はどういう道のりを辿っているのか、その過程で発生している環境問題は何なのかをお伝えしていきます。
皆さんは着なくなった洋服はどのように処理していますか?
家族や知人に譲ったり、フリマアプリなどで販売したりと色々方法はあると思いますが、「廃棄」という選択を取る方が多いのが現状です。
ごみとして廃棄されてしまう割合が7割を占めており、その理由のほとんどが手間や労力がかからないからだそうです。
そして、ごみとなって廃棄された洋服は焼却・埋め立て処理が行なわれるのですが、ここで、環境へ悪影響を及ぼす問題が発生します。それは「温室効果ガスの排出」です。
ニュースなどで、一度は耳にしたことがあるのではないかと思うのですが、地球温暖化を加速させる要因となっているこの温室効果ガスが、洋服が捨てられてるたびに排出されているのです。
これだけの量が毎日処分される状況が続けば、今まで以上に深刻な気候変動や弊害が起こるのも時間の問題です。
このような恐ろしい未来を避けるために意識すべきことは、一人一人が廃棄以外の方法にも興味を持つことだと思います。
前回の記事でご紹介した、ブランドの店頭に設けられた回収ボックスを利用したり、メルカリなど収益にも繋がるようなアプリなどを活用したり、手軽に取り組めるものは身近にいろいろあります。
前者は、洋服から洋服を生むための循環をつくるために、後者は、着なくなった洋服が欲しいと思っていたユーザーに届き、win-winの関係が生まれる機会の創出に繋がったりと、行動が変わるだけで大きな違いが生まれます。
私たちの地球を守れるのは、私たちしかいません。小さな積み重ねが大きな成果に繋がるので、少しずつでもいいので出来ることから始めてみましょう!
次回は、「明日から取り組めるアクション」ということで、私たち消費者が取り組めること、そして、企業が取り組んでいることを様々な項目に分けて取り上げていきたいと思います。
ここまでご拝読いただき、ありがとうございました。
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