はじめてのけいえい

【時間堂 会社になる07】時間堂P大森晴香です。こんばんは。20日も空いてしまった。そんなに忙しかったのか。ネタがなかったのか。はたまたパソコンが壊れたのか。…全部はずれ。そこそこ忙しくはしていて、その分ネタもあるんですけど(もちろんパソコンは健在)、どう書いたらいいのかに詰まっていました。

今、会社を起ち上げた後の私が何をしているかというと、開業に関わる手続きをしながら次の公演の準備をして来年の仕事の打ち合わせをしています。この記事のテーマ「時間堂 会社になる」の観点でいうと、開業準備ってことですね。

開業関連の各種届出の煩雑な部分はすべて税理士さんにご相談させていただき(プロは偉大です)、私は実務的には飲食店開業に向けたリサーチや講習会受講の申し込みをしています。ここまではそんなに大変でもないです。まぁ限られた開催日程から自分の予定にあう講習会を見つける、という難しさはありましたが。

やってみて大変なことは、もっと卑近なところにあります。そして、実際にやってみたからこそ、個人的にはびっくりするような発想の転換があります。

たとえば、みんな大好きお金の話。「演劇を仕事にする」ということは、演劇で働いた人にお給料を出す。ということにつながります。この「お給料」が曲者。

実例でいうと、十色庵のベンチを作るという肉体派業務と、公演仮チラシを作るというパソコン系業務があるとします。どっちが価値がある、なんて測れますか?
仮に同じだとして、全て時間給で考えたらいいのかというと、それもしっくりしません。次回公演のキャッチコピーを考えている時間、だとか、劇団アカウントに来たメールに返信している時間、なんてどうやって測りましょう?

こういうことを考えながら、ひとつ気づいたことがありました。

それは、「価値というのは提供した側ではなく、提供を受けた側を基準に決めるものである」ということ。つまり、

この助成金申請書を書くのには2日かかるので、2日分の日給をください。

という考え方を、

この助成金申請書は100万円を獲得する価値があるので、その○%をください。

という考え方にシフトするということ。これは天地が引っくり返るような発見でした。え?意外と普通?期待外れだったらごめんなさい、私は今まで前者の発想で生きてきたので、後者を真剣に考えたことがなかったんですよ。ザ・サラリーマンだったし。

そんなわけで、毎日が新鮮な新米経営者でした。今日はこの辺で。

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