だいすきなおかね

【毎週火曜更新・時間堂、年商1億プロジェクト15】もしかして、この寒さは冬ですか?時間堂P大森晴香です。ごきげんよう。先日、札幌から帰ってきたときは、あんまりあったかいんで屋外を屋内と勘違いした私ですが、今週はしっかりと季節を認識して耳当てはじめました。

さて。本題。

「私とお金」を考える

先日、自分とお金の関係をとらえ直しては、というアドバイスをいただいて、ある本をご紹介いただきました。世界的なファンドレイザー(資金調達のプロ)が書いた本です。300頁があっちゅー間、昨夜届いて今日読み終わった(ほかの仕事もしたよ。ほんとだよ)。いま一番やりたいことは、もう一度この本を初めから読み直すことです。ちょっと価値観が揺さぶられ過ぎて、冷静さを失ってると言われました、劇団のみんなに。

私にとって、「お金」はどんな意味を持っているのか。そこにねじれが生じているから素直にお金を受け取れないし、思うように使うこともできていないんだ。

おかねは、使わなかったらただの紙切れと金属です。銀行に預けてるのなんて数字でしかない。なのに、なんでこんなに、受け取りにくくて使いにくいのでしょう。そんなこと、真正面から考えたこともなかったのに、急に気になって気になって頭から離れなくなりました。

時間堂の中で、私はお金を扱う「役割」なので、日夜お金のことを考えています。いつ無くなるかの不安を抱え、自分の金策手腕の無さに絶望し、さまざまな予算を立てては切り盛りをする。「考えなくてはならない役目」だから考えるんだけど、心のなかでは「お金のことを気にしないで演劇やりてーなー」と思っている。

一方で、「お金があるとできることが増える」と思っているし、やりたいことをやるには必要なものだ、という認識はある。個人の話で言えば、芸術鑑賞、書籍購入、講座受講、趣味と習い事、ひとと会う、みたいなことにお金を使うのは「自己投資」であり、豊かな自分になるためのポジティブな行動だと認知している。

つまり、「やりたいことやなりたい自分にアプローチするために必要だ」と思いながら、「できるだけ考えたくない」という、なんかこれ、ずいぶん都合のいい話だなぁって思いました。こんなこと、もし劇団の仲間から言われたら人間不信になるわ。

お金には人格はありません。さっきも書いたけど、単なる紙と丸い金属です。でも、お金との付き合いかたは、お金の流れに勢いや澱みを与えます。私は個人としてはともかく、経営者としてはお金の受け取り方も使い方も下手。その基盤は、私がお金をどう見ているのか、にあったんだなぁ。

で、だから、どうすんのさって話ですが、ひとことで言うと、お金を受けとることが相手の喜びになるような受け取り方をつくる、てことです。受け取ってくれてありがとう、と、お金をくれてありがとう、が両立する仕組み。あり得ない、夢物語だと思いますか?あるんですよ、って、この本は言ってました。半信半疑でしょう?私もですよ。だから、もう一度読み返します。

ベンチマークすべきはバルサ。ええ、サッカーの。どういうことなのか、は、もうちょっと勉強してからレポートします。

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12月28日と29日にレパートリーシアタープレビューやります。私がやろうとしてることを、演劇と一緒に伝えたいので来てください。
ご予約はご希望のタイムテーブルから。ちなみに、「行きたいんだけどどうしてもいけないんだよぅ」とか、「チケット1,000円?!安すぎる。もっと払わせろ」という方には、カンパもできるんですって、このチケットサイト。わー、はいてくだなー。

●日程:2015年12月28日(月)・29日(火)
28日(月)19:00 『いちごの沈黙。』作:鈴江俊郎
出演:直江里美、尾崎冴子、國松卓

29日(火)11:00 『巨大なウェディング・ケーキ』作:谷川俊太郎
出演:菅野貴夫、ヒザイミズキ

29日(火)16:00 『熊』作:A・チェーホフ
出演:阿波屋鮎美、松井美宣、穂積凛太朗

各回上演 『ロミオ中止』作:黒澤世莉
★男女二人の短編作品、出演者は当日発表します

●演出:黒澤世莉
●会場:toiroan 十色庵
●料金:1,000円

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少しずつですが、フォロワーさんが増えたり、スキやシェアしてもらったり、Twitterでお気に入りしてもらったり、とても勇気をいただいてます。ありがとうございます。少しでも、私の書いたことが誰かのなにかのきっかけになったら嬉しいです。すげー抽象的だな(笑)

またらいしゅうっ。

*****参考書籍*****

人類最大の秘密の扉を開く
ソウル・オブ・マネー
世界をまるっきり変えてしまう《お金とあなたとの関係》

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