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クローラーにだけ有料版を見せる課金コンテンツのSEO「フレキシブルサンプリング」解説
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クローラーにだけ有料版を見せる課金コンテンツのSEO「フレキシブルサンプリング」解説

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レベル:中級〜上級

こんにちは。SEO野郎です。

日経電子版, NewsPicks, Stock Clip, 我らがNoteなど、課金しなければ全てのコンテンツを閲覧することができないウェブサービスは多く存在します。

このような課金型のウェブサイトにおいてSEOを行う場合、検索エンジンのクローラーは課金などしませんので、クローラだけには無条件にフルコンテンツを見せたい、という状況になります。

この場合に採用する技術が「フレキシブルサンプリング」です。

今回はクローラーにのみ課金後のコンテンツを見せる、課金コンテンツのためのSEO技術「フレキシブルサンプリング」について解説していきたいと思います。

1. フレキシブルサンプリングとは何か

フレキシブルサンプリングとは、定期購入とペイウォールコンテンツの構造化データにしたがって有料コンテンツをマークアップすることで、有料の記事等をGooglebotに見せる一方でユーザーには課金や登録を求めるページを表示することが可能になる技術です。

通常はユーザーとGoogebotに異なるコンテンツを見せることは「クローキング」というガイドライン違反に抵触します。バチコリと手動対策の対象になります。

フレキシブルサンプリングのマークアップを行うことで、ユーザーには課金前のコンテンツを、クローラーには課金後のコンテンツを出し分けることができます。

2. フレキシブルサンプリングの種類

ユーザーに課金させるサブスクリプション型のサービスには主に
①定期購読(会員制など)
②コンテンツ課金(記事ごとに課金するなど)
の2種類の課金形態が考えられます。

この双方に対応できるよう、フレキシブルサンプリングには2種類の実装方法が存在します。

① メータリング
ユーザーに一定数の記事を無料で提供し, その後にペイウォールを提示する

② リードイン
記事を完全には公開せず、一部だけを見せてその後の部分には課金を求める

以上の2パターンにおいて、フレキシブルサンプリングのマークアップを行うことで、課金したユーザーだけが閲覧することのできるコンテンツをGooglebotには全て見せてよくなります。

3. フレキシブルサンプリングとページネーション

ページネーションされているコンテンツでリードインを利用し、1ページ目の途中までをユーザーにログイン不要で閲覧させたい場合の対応を解説します。

この場合2種類の対応が考えられます。

1つ目は、Googlebotにはそれぞれのページを全て見せ、ユーザーにはページネーションの全ページにおいて1ページ目の途中までのコンテンツを返すというやり方です。

2つ目は、ViewAllページを作成してページネーションの全ページからcanonicalを当て、GooglebotにはViewAllの全コンテンツ、ユーザーにはViewAllの一部を返すという方法です。

Googleはこのどちらの対応を行っても問題ないと認めています。

4. フレキシブルサンプリングのSEO効用

フレキシブルサンプリングを実装することによるSEO的な効用には以下が考えられます。

・ユーザーには課金させながらGoogleには全コンテンツを評価対象に入れさせることができる
・構造化データによって有料コンテンツを認識すると、その部分はスニペット(検索結果におけるタイトル, 説明文など)に使用されない

デメリットとしては、
・実装コストが一定かかる
・マークアップの失敗によってガイドライン違反判定されるリスクがある
という微細なデメリット以外大きな欠点は存在しないと思います。

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SEO野郎です。 メディアをたくさん運営してきました。 メディアとSEOが好きです。 毎日何かしら更新します。 SEOのご相談お気軽に。