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Brain Damage Slowly

80年代終わりのホラー小説っぽいタイトルですが、2019年3月に実際に脳内出血をした事、またそれまでに続いた前兆や予兆等を少しまとめて置きたいと思ったりしました。

特に40代以下の方々には知っておいて対処してもらった方が良い事、あるかもしれませんし、そういう経験をしてると言う事なので一つよろしく、です。

ある夜突然に

2,019年の3月19日深夜、というか3月20日未明に突然左の脇腹や左手に痛みやしびれが奔り、その後まともに動けなくなる状態になりました。
当然ですけれど、それが脳内で出血した直後なのですが、それは判ってない。
むしろ、最初は手が攣るとか脇腹、肋骨の近辺が痙攣してるかの様な感じだったのですが右手で身体を支えて、左手で痛みの走った部分、引きつったような感じになってる部分を抑えていたつもりが、自分の背中だったり胸の中心部だったりすると言う感覚の異常まで起こる状況に、まず脳内でなにかが起こった可能性を考えたのですね。

勿論、その時点ではスマホは自室だし華族は寝ている。
で、声がでないと言うか喋りづらい状態になるわ、動くことすら難しいのだけど数十秒の間に感覚はなんとか判る様になってきたものの左半分はまともに動かない。
電話をかけるにも固定電話に向かうには厳しい。
翌朝出す空き缶などのゴミがおいてある場所を超えるには難しいので、自室に行こうと考えた訳ですが無理で空缶の袋に突っ込んで家族が起きてきて通報、と。
その時点で自分は脳かもしれないと言っていたし痛いし苦しいし(呼吸が左半分苦しい状態)なので、救急隊が来てからの時間が長く感じたもんです。

早期発見早期移送、早期治療なのでまあ、こういう事ができる程度には回復しているのですが、左手がしびれる感覚とかはのこっています(後ほど)。

前兆は実は数年、もしかしたら数十年かもしれない。

実際に事が起こるまでに前兆があったのじゃないか、と言う事になるんですけれど、それは後になって判ったことも多かったですね。
例えば、原因不明の腰痛とか。
この腰痛は、病院に行っても原因はわからない状態でして、それらしい事がわからないから神経的なものでは?となるのですが、いざ神経を調べてもなんもでない。
なので、今までの過労で骨格がずれているのではないか?なんてことから放置気味、時々整体って感じにしてました。
これが発症の20年位前の話で、突然発生する痛みは腰であったり膝であったり、また足首や足そのものだったりなのですが、その際にでる場所は必ず左半身だったのですね。

中には発症の2~3年前には左半分だけ偽痛風なんて事になったんですけれど、その時も昔怪我した左膝が張っている感覚がありましたし、水が溜まっているのではないか?と脱いたりもしましたが変化は無く、偽痛風の治療をしたりしています。
 
また、この左半分が痛い、動けないというときでも仕事をしたり実家のNPOの関係で障害をもつ人や児童の相手をする必要から、痛み止めをかなり服用した事実もあるんですね。
これも十数年に渡ってやらかしていたので、痛み止めの飲みすぎで血管にダメージがあったかもしれない、と言うのは言われました。

特に疾患がなかった時期でも、身体の左半分にのみ痛みや感覚の異常等がでる事が多くなっていく流れでしたので、切れた血管の部分が徐々に徐々にダメージを放出していたこと、ストレスや過労等の蓄積がメンタル面ではなく肉体面の限界を超えていたのではないのだろうか?と言う事なのですけれど、もしこの異常が頻発する時にCTやMRIなどいわゆる脳ドックを受けていたら、回避できたかもしれない脳内出血だったのでは?と言う事はあるようです。
最も、この様な状態が発生しても親や仕事の上役関係は「お前が病気になるわけないじゃん」と言う謎の自信で時間の確保ができなかったですし、もっともそれが出はじめた時期に仕事をしていた場所の上役は「甘え」で済まそうとしていましたね。
現実には、過労とストレスによる自律神経失調症の可能性を言われて、ようやっと休みを私にあたえるなんて事だったのですが……。

ブラックでクラッシャーな上司の問題

クリエイティブ業ですので、個性や仕事をこなす能力ってのは如実に差がでる業種でもある、なんて認識だった90年代中盤。
その頃にブラックでクラッシャーな上司にぶち当たった訳ですけれど、他のスタッフが出来ない、または疲労を訴えると良い顔をしたいのか休ませたり仕事を別に割り振ったりしたりする、と言うのはあるんですが他のできそうな人物(この場合は私)に全部振る、と言う無茶をします。
1週間に締め切りが6つ連続なんてこともザラになるように成ると、他のスタッフも1人に負担をかけすぎている!と言う批判をし始めますが、「松本しかできないし、彼ならやれるから!大丈夫だから!」で押し切ってみたり、仕事の情報をこちらに間違えて伝えてきても、私がそのミスをしたかの様に言ったり、メール(当時はまだ社内共用メールが多かった)で松本が悪い!甘えている!みたいに他のスタッフに言ってみるなどの他、予定していた仕事をこなすスタッフでは出来ないと突然仕事を割り込ませて代休日すら消すというのを多くの相手にやらかしていた、なんてのはあるのですね。
マア、ジョウシハホンニンハスゴイヤスミハカクジツニトルシ、ハヤクカエルテンプレートデヒハンアツマッテタケドナw

これにより、結構体調を崩す新人や、それによって退職する新人も居まして既存スタッフは過剰な労働が増えていくし、1人また1人と仕事をこなせなくなった時に、結局その時点で体力があった、また移動がバイクで有ったがために時間の自由が効いてしまった私に来たってのが数多くあったんですが、この頃から体調の異常、突然動かなくなる左半身なんて言う事も起こり始めました。

ひどい時は、電車での移動中に左半身が動かない、胃というか内蔵や筋肉がまったく硬直した感じになって急遽休みを取るなんて事もしたりしたんですが、寝不足だの甘えだのと言う事を言って、会社への報告がちゃんとなされなかったなんてことも。

異常があったら何が何でもチェックを受けよう!

この上司は、自身が学生時代に左翼活動をしていた!と言うのが自慢のようでしたが、年齢的には成田闘争最後の時期にかかるかかからないか。
その頃には週末反対運動ごっこ化していたし、左翼重鎮もその世代をファッション左翼扱いしてサヨクと言い始めた時期なのですね。

しかし、左翼の知識を学んだクレバーでスマートな自分に寄っていた面もあって「できる人間が出来ない人間の分も仕事をすればよいのだ!」と言う思想の人。
そうなると、1人もしくは何人かのできる人にしか仕事の負担は行かず、またできない人はできないままになってしまう。
加えて、その出来ない人を過剰にサヨクな上司は可愛がるから自分のできる仕事を見つけることもできない。
結果、できない人は会社や仕事、チームなどで自分の仕事を達成できず阻害されていくわけですし、仕事をこなす人達から不満がでる。
その場合に言う、サヨク上司の言い分は「出来ない人の分をできる人が稼げば会社は回る!」と言う論理。
つまり、できない会社のお荷物の世話をしろじゃないですか!と怒る人もでる始末でしたが、弱者を助ける心をもて!仕事をする上で出来ない人も平等に扱え!的な事を言うのですが、じゃあ過剰に仕事振られて調子崩した人はどうすんですか!!となると怒って話を打ち切るんですよね。
 
この状況だと不調を訴える人を悪者にして、保身に走っているという感じになりますけど、その結果病気が露呈した場合には自己管理の不備扱いします。
中には結核になっていた人も居ましたが、検査に行く時間が取れず結局数週間の入院なんて事も。
 
これに対して社長が事態を把握してクラッシャー上司を諌める展開になりますけど、既に身体を壊した人や精神に変調、神経に負担をかけすぎてしまった人には補償ができないのが当時の状況でしたね。
私の場合は潜在化して進んでいたので長い時を経て発症しましたけれど、今は労働者の権利は更に守られているので、もし変調を感じたらすぐに病院で検査を受ける、ドックに入る等した方が良いと思います。
あくまで大事なのは自分ですので、自分を守る権利を駆使して大事を避けないといけません。

本当なら左翼・リベラル思想を学んだ人はやらん事です。

左翼で学んだ、リベラリズムも語るような人でしたがやってることは専制君主といいますか、独裁政治ですね。
自分にとって可愛い部下は護り、他のは酷使していく。
そういう事をしているのが当時のクラッシャー上司なんて言われる層でしたし、状況を把握して問題を提示、解決策を提言してくる部下は自分全否定の悪人だったりしたのでしょう。
そのため、他者もしくは部下を批判する際には「お前は否定されることを恐れているから意見をするんだ!」みたいに言いました。
だからはい、はいそうですね!と言って実行してみろ、と言うのですがそれは結局時間と体力の浪費です。
この浪費の間に人も機械も負担を抱えて壊れていくのですから、対応なんてできるはずはないですし、あくまで下に人がいる立場の場合は意見も異論も言いますし、解決策や現実的なそれを模索するのは当然です。

なんですけれど、そういうのを全否定してクレバーでスマートな自分を信じてる人はそういう部下達を敵認定して自分の支配下に置きたがる、さらには言論の封殺状態にまでしてしまう面もありますので、ちゃんと労基署やあれば労組などに言うしかないでしょう。

もっとも、左翼だった事を自慢の種にすると、守ってくれるべき左派系リベラルも90年代中盤から00年代にかけてはそちらを重視してしまいますからねえ。
本当なら労働者を守るはずの存在がそれを潰していった結果多くの過労死や過労自殺を生んだ事は忘れたらいけないと思います。
それに対する反省が左翼系やリベラル系から出ないからいま嫌われていると言う面もあるんじゃないでしょうか?

異常な数値がでたら、まず精査

健康診断はかならず年一回はありますでしょうから、少しでも異常な数値がでたら精査する事は必要だと思います。
私の場合には、それをする予定を組んでも取り消さざるを得なくなったり他の症状がでたり、また歯が弱くなって砕けたりで精査する事ができなくなったなんてありますが(時間的に)、おかしいと思ったら脳はだけでなく脳ドックなんて事を考えていかないと、就職氷河期世代やロスト・ジェネレーションの方々はお年寄りに低く見られています。
酷使しても給料が安くてもやめるにやめられない外国人労働者以下に見てる人もいる、と言う噂もありますから本当にアチコチに相談して自身を守るようにしないといけません。

特に脳のダメージはその時消えても、後で徐々に大きくなっていく障害、被害と言えますから事前にその徴候を抑えておかないといけません。
もしかしたらくも膜かもしれませんし、脳梗塞かもしれませんし、脳内出血かもしれません。
予兆といえるのは原因不明の痛みや張り感などもあるので、骨格のズレがあっても脳のチェックは頭の片隅に入れておくのは大事、と思います。



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