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筆箱を持たない海外学生 inアメリカ

今回は、私がアメリカの大学に留学していた頃のカルチャーショックの一つである、海外学生の文房具事情について執筆したいと思います。あくまでも私は自分が通っていた大学の海外学生しか見ていませんので、実際にすべての海外学生に当てはまるかは分かりません。アメリカの大学で勉強していた一留学生が感じた、海外学生の特徴の一例として捉えていただきたいです。本題に加えて、いくつかアメリカで授業を受けるに当たって経験したことをご紹介しますので、最後まで読んでいただけると幸いです。

大学の教材は、とにかく分厚くて高額

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私が通っていた大学は2学期制で、各学期が始まる前の長期休みの期間中に、自分が受講する講義で使う教材を購入しておく必要がありました。大学内に本屋さん(教材を専門に売っているお店)があり、そこで購入しました。アマゾンで安く売っていればそちらで買っている人もいました。教材は、1冊1冊がとにかく分厚く、さらに新品で買うと恐ろしく高額です。写真の通り、まず本自体が大きいです。ですので、中古教材が入手できれば少しでも安く買っていました。実際の授業では、予習・復習として分厚い教材を使いますが、授業中は教材を買わなくてもついていけるものもありました(笑)でも、買っていないと授業で不利を被ることもあるし、自分は1年間の留学だったので、渋々全冊購入していました。日本の大学の講義でも参考文献的な本は購入させられることがありますが、アメリカとは比になりません。

留学初日の授業での衝撃

ここから本題に入ります。緊張して臨んだ、授業初日。周りの学生の机の上を見渡すと、何か違和感がありました。それは、筆箱を誰1人授業に持って来ていない事。私はスタンド式のペンケース(筒状のもの)を持っていて、堂々と机に出して授業を受けていました。授業後に見知らぬ生徒が興味深そうに近寄ってきて、「これは水筒?」と聞かれました(笑)中身を見せて説明すると、驚いて「これはどこで買えるのか」と興奮気味でした。大体の日本の学生は常に筆箱に、ペンだけでなくいろいろなものを入れてを持ち歩く人が多いと思いますが、アメリカ(その他の海外も?)では誰も持っていないのかと衝撃を受けました。

アメリカ学生の筆記用具事情

これは完全に私見ですが、アメリカの海外学生の大半はペン1〜2本をリュックのポケットに忍ばせているか、ズボンのポケットに入れて授業に来ていたと思います。使用するのは基本ボールペンで、仮に鉛筆を持っていたとしても荷物になる消しゴムは持ち歩きません。また、シャープペンを持っている学生も1人もいなかった記憶です。(そもそもアメリカにシャープペンは売っていない?)いかに日本の筆記用具はバラエティー豊かで、クオリティーの高いものが多いかを実感しました。アメリカの海外学生は、ラップトップでメモを取る学生も多く、筆記用具を揃えて持ち歩くという習慣はないみたいです。

アメリカのノート

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アメリカの大学ノートと言えばこれ。私はWalmartで大量購入していました。日本にはルーズリーフという便利なものがありますが、折角アメリカで授業を受けるんだし、アメリカのノートでメモを取ろうと自分も愛用していました。アメリカの海外学生はノートをしっかり取っているのかという点で、余談になりますが、アメリカの学生の授業態度は両極端です。本当に真面目に授業を受けて積極的に発言し、ノートテイキングもしているか、またはスマホを触っていたり、寝ていたりしているかです。感覚的には、前者が8〜9割、後者が1〜2割です。私は授業をさぼっているアメリカ人の学生からよく、ノートを見せてくれと言われました。ネイティブでもない私のノートでいいのかと驚きましたが、しっかり受けている同じアメリカ人に見せてくれと頼むのが恥ずかしい、またはプライドがあるのかなと尖った考えもしましたが、自分も英語ができる学生と平等に見られているのだとポジティブに捉えようと思います(笑)。アメリカの大学でガッツリ授業を受けている時点で、英語ができるのは当然と思われていたのではないかと思います。。

アメリカ学生の服装

これも余談ですが、アメリカの海外学生は日本と異なり寮に入って大学に通っている人が多く、寮は大学の構内にあり、すぐに移動できることから、かなり服装がラフです。メンズであれば、スウェットやパーカーに半ズボン、レディースであれば同じくスウェットやパーカーにレギンスのスタイルが圧倒的に多かった印象です。ラフな格好でも、何かお洒落に見えてしまうのが海外学生です。。このスタイルに、スケボーで移動していたらもう完璧。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。アメリカでは文房具を持ち歩くという習慣がないし、最低限の文房具しか揃えないのかなと感じました。こういう背景を留学中に友人に聞いておけばよかったと今になった思います(笑)一方で、日本の文房具の豊富さや技術力の高さを改めて実感しました。アメリカだけでなく、他の国の学生の文房具事情を知っている方はぜひお話ししましょう。

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