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2/2 ニュースなスペイン語 Jornada laboral de 4 días(2):週4日制(2)

昨年6月6日以来の続報。

去年の記事では、スペインでは、週4日制を導入している企業やそのメリットを説く専門家や政治家たちが増えてきている、というようなことを書いた。

生産性も増え、その質も向上する。だから、仕事とプライベートの両立が可能になるから、精神衛生上にも良い(rendir más y mejor, conciliar, y, por tanto, tener una buena salud mental)――。

と良い事づくめだが、これが、専門家たちの言う週4日制のメリットだ。

今回参照した記事には、週4日制を導入した「ソフトウェア・デルソル(Software Delsol)」という企業の話が紹介されている。

デルソルはアンダルシア州ハエン県にある企業で、2020年から週4日制を取り入れたという。

デルソルの代表によると、従業員たちのモチベーションはより高くなり、仕事への責任感も増した(la plantilla está más motivada y comprometida con su proyecto)という。

週4日制は今、スペインが国として、コミットしているプロジェクトでもある。

週4日制の社会実験(proyecto piloto)を推進するしているのが、イニゴ・エレホン(Iñigo Errejón)率いるマス・パイス党(Más País)だ。

この実験の結果が今後、国としての政策を策定する際に、どのように影響するか。

いずれ日本でも、週4日制(週休3日制)の、国としての議論が本格化するだろうから、数歩先を行くスペインの動向が気になるところ。

写真はマス・パイス党首イニゴ・エレホン。

小欄によく出てくるポデモス党(Podemos)の立ち上げに関わった人物のひとり(fundador)。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230116/lunes-jueves-jornada-cuatro-dias-podcast-rne/2414228.shtml