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7/17 ニュースなスペイン語 Quinta ola:第5波

いつの間にか、「第5波」ということばがふつうに紙面に出るようになった。

スペインは10万人あたりの感染者数が500人を突破した。

この感染状況を受けて、フランスやドイツはスペインへの渡航を控えるように国民に呼びかけた(desaconsejan viajar)。イギリスやオランダはスペインを「危険地域(zona de riesgo)」に認定した。

キャンセルの嵐(aluvión de cancelaciones)―。こんな見出しが付くくらい、観光業界には大打撃であることには間違いない。

今年の夏も、やはり、観光業界には、厳しい夏になりそうだ。

ちなみに、スペインの専門家たちは、デルタ株(variante Delta)に対抗するためには、国民の90%以上がワクチンを接種しないと、集団免疫(grupo de inmunidad)を獲得できないと考えている。政府の当座の目標は8月が終わるまでに国民の7割だが、これをはるかに上回る試算だ。

ワクチンは重症化を防ぐが、感染を止める程、万全ではない―。接種が日本のはるか先を行くスペインの姿をしかと見ておこう。もしかしたら、数ヶ月後に日本の行く道かもしれない。